ついにスタートした「日帰り放浪記」。なぜ「ついに」かというと、今月だけなぜか日曜が仕事になってしまったため、週に1度の休みをアグレッシ部に過ごすのもどうかと思い、躊躇してたんだけど、決行!飯を食うお店と入浴施設だけは事前に調べておき、あとは思いつくままに街を歩くだけ。
初回の目的地はつくば。エクスプレスを使って行くのは初めて。新しい場所を目にする新鮮さを求めて始めた企画ながら、やっぱりこの場所は目新しさよりも「懐かしさ」のほうが先行する場所だ。
忘れもしない今から3年半前、地獄のドラマ制作時代の舞台のひとつだ。「あ〜ここでロケしたなあ。あそこで弁当食ったなあ。あそこで演者を着替えさせたなあ」なんてドラマAD時代の記憶が蘇ってくる。特に感慨深かったのは、冬場の撮影だったので、カンカン(屋外ロケで暖を取るために一斗缶に木や紙を入れて燃やしたもの。火を早く回すために針金で取っ手を作ってぐるぐる遠心力で回したりもする。もちろん、公共的にはあんまり好ましい行為でないのは言うまでもない…)を焚いて公園でロケしてたんだけど、当然、地方公務員に見つかって注意を受けるわけですが、自分が2階の事務所に連行でこっぴどく説教されてるその間に必要な撮影を終えてしまい、自分が戻ってくると他のスタッフが親指を立てて「撮影完了」の合図を出す、なんてこともあったわけですよ。到底今の現場で生かせない裏テクだけど、あの頃は変な手法がたくさんあったなと。
さておき、やっぱり当時とは見違えて駅前は整備され、海浜幕張の駅前にも似たような自然とビルが上手いこと調和した都市になっていた。「ごめんなさい!水戸!」と叫びたくなるような見事な都市空間だった(比べちゃいかんか…)。その、当時叱られた現場である図書館も、多くの人がいたり、検索システムが整備されてたり、最新のサッカーマガジンがあったり(いいのか!?)と、なんか優雅。待ち行く人も心なしかみんな賢く見えたり、余裕があるように見えたり。
まあ、あった出来事としてはロックオンしたランチのカルビ膳が常陸牛じゃないことに気づいて無理くり常陸牛にしたらえらく高くついてしまったり、ぐるなびクーポンのグリーンサラダが馬鹿でかくてセットのサラダと合わせて馬並みに草を食べたり、初めての岩盤浴にどうしていいかわからずに夕方のニュースを見ながらフツーのサウナに明け暮れたり、道に迷って筑波大学にも国土地理院にもたどり着けなかったり、なんだかんだでゆっくりしてしまって秋葉原まで飛んで「名古屋名物うなぎのひつまぶし」を断念したり(常陸牛が高かった時点でちょっと諦めてはいたが…)
やっぱり決行してみるとなんとなく時間を有効に使った感じがしていいもんです。毎週とはいかないけど、ある程度恒例にできればと。次はあなたの街に出現するかもしれません!
さて、しっかり充電をしたところで、明日は街録。先週のように明らかに大きいのに間違えて元バレーボール選手の中垣内祐一さんにインタビューしないように気をつけねば…(笑)。
【概算】(参考までに)
電車賃(往復):1780円
食費(昼夜2食):2750円
風呂代:1350円
展望台: 100円 合計:5980円