本番中、自分が担当したVTRのスーパーを入れる緊張の瞬間。その、直前、
「ZARD坂井泉水さんとのお別れに4万人です」というニュース。
思わず「すげー」と言ってしまった。ちょっと前まで2万人だった数字が、夜にはあっという間に4万人を越えている。まるで東京ドームのライブに集まるかのように。
それほどZARDのファンでもないのにこのニュースがどうしても気になるのは、やっぱりファンの人たちにとって、「もうこの声が聞けなくなる」「新しい曲を聴くことができなくなる」という辛さが、自分のことのようになんとなく分かるからだと思う。
それに加えてもちろん前人未到の記録を次々と打ち立てた偉大なアーティストであったことも理由であることに間違いない。
しかし話はずれるけど、ZARDのファンって、これまで我々がなんとなく抱いていた「典型的なZARDファン」って実は少ないんだろうか。
ちなみに、言うまでもないと思うが、その典型的なZARDファンとは、30代の独身女性で内気な読書好きの、言うなれば坂井泉水本人に近いような人のこと。意外にもあんなにおじさんが多いとは。
やっぱりニュースで取り上げるべき大事な出来事であったと今日一日を振り返って改めて思った。お隣の局の「小難しい美学」の番組はどれくらいやったんだろう?フラッシュ程度かな。