朝のランニング。
中学時代の友人が結婚したこともあって、中学校の方へ行ってみる。正直、ちゃんとたどり着ける自信もなかった。たった12年前のことだからそんなバカな、と思いつつも、考えてみればもう12年も経つ。とはいえ、さすがに道に迷うことなく順調に中学校に近づいていく。途中、幼稚園を通る。ここも母校だ。幼稚園を過ぎてまもなく、畳屋が見える。同級生の家だが、まだ営業しているようで、ちょっとだけ嬉しかった。そして中学校のバレーコート、テニスコートが見える。テニスコートはかつての「ホーム」だ。ずっと奥にはバスケのゴールも見えた。
そろそろ折り返して帰ろうと思った矢先、眼前の視界がぱっと開けていることに気づいた。かつて牧場だったその場所は、とても大きな公園になっていた。大きい。そりゃあ柏の葉や松戸21世紀の森に比べたらそれこそ畳一畳みたいなものだが、興奮するには十分な大きさだった。平日の朝だから、ウォーキングする高齢の男性と犬の散歩をする女性くらいしかいなかった。
昔と変わっていて、それが良い意味で変っている、それがなぜかとても新鮮だった。
その景色はなんだかちょっと、3年前に行った、子供用の遊具しかない公園の景色に似ていた。初めて行く公園なのに、どうしてか懐かしかった。
またひとつお気に入りのコースが増えた。