八千代高校、残念。
国見よりも強く、野洲よりも楽しいサッカーを展開し、実力で有力校を上回り、そのスピードと連動性、球際の強さはプロさえ見習うべき点が多かった素晴らしいチームだったが、優勝を手にすることはできなかった。
県大会を見たときから「このチームは面白い、全国で通用する」とここまで全試合をテレビで観てきただけに、是非決勝戦を見たかった。
また、今大会最高の1万7000人という観衆をよりによってあの「柏の葉」に集めたことに感謝をしたい。
いずれはドイツかイタリアでプレーしたい希望を持っている山崎君、(もうちょっとドイツ行きは難しいであろう)玉田の代わりにドルトムントかレバークーゼンで戦う姿をぜひとも見せて欲しい。
今大会を通じて、やっぱり、なんと言われようが1人の正真正銘のサッカー好きとして、これは2002年からずっと言い続けていることだけど、
やっぱり番狂わせではなく、良いサッカーをしているチームに栄光を掴んで欲しい。
盛岡の気持ちが八千代を上回った、というのも分かるんだけどね。八千代が武南や静学や上村学園と対戦するのを見たかった。
最後に、八千代のGKのプレーは判断としてはやっぱり良くなかった。はじくのはいい。はじくなら確実にはじかないと(当たり前なんだが…)。でも、それ以上の「オウンスロ−」という伝説を残したGK南に対して信頼していない柏レイソルのサポーターは、今はいない。過去は過去。「その前に見せた2回の飛び出しが素晴らしかった」という事実も決して消えはしないことを加え、筆を置きたい。