ドストエフスキーの「情報・意見」交換ボード
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[714] 2025/01/01/(Wed)07:44:28
名前 Seigo
タイトル 謹賀新年
本文    謹賀新年

     今年もよろしく!
     
[713] 2024/12/31/(Tue)20:01:21
名前 Seigo
タイトル ★グッバイ2024年 ― おかげさまで、今年もお世話になりました。
本文 皆さま、今年も、ページへの来訪、ボードへの投稿、ありがとうございました。感謝します。

今年は、ドストエフスキーの教えを、あらためていろいろと確認しました。大事な教えが数多くあり、今後、自分の生き方において生かしていきたいです。

おかげさまで、来年度も、引き続いて、ページの更新や投稿など、ページの運営を行(おこな)っていけそうです。

良き新年を迎えて下さい。
     
[712] 2024/12/30/(Mon)17:10:16
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (15)
本文   ※追記更新:24/12/31 10:26
      
  『イケ親爺の正夢』
     ←『伯父様の夢』
    (ペテルブルグに帰還する9ヶ月前のセ
     ミパラチンスクで服役していた59年
     3月に雑誌「ロシアの言葉」に発表さ
     れた復帰後の第一作目の長編小説。
     耄碌(もうろく)している大金持ちの
     老公爵(=伯父様)の争奪戦を面白お
     かしく描いている。)

イケ親爺(おやじ)になる正夢(まさゆみ)を繰り返し見て、耄碌(もうろく)親爺でなく、ますますイケ親爺になっていくイケイケ親爺の物語。
   
[711] 2024/12/28/(Sat)14:07:35
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (14)
本文   
  『他人の妻とベッドでして追っ手』
     ←『他人の妻とベッドの下の夫』
    (シベリア流刑になる年の前年の1848年に
    「祖国雑誌」に発表された中編小説。
     妻の浮気を突き止めようとした亭主(寝
     取られ亭主)と妻に裏切られた妻の愛人
     たちのひょんなかち合わせとそのやりと
     りを面白おかしく描いている。)

他人の妻達と次々と不倫を重ねて、その夫達が放った追っ手に幾重(いくえ)にも付きまとわれている妻達と男の堂々回(めぐ)りの物語。
  
[710] 2024/12/25/(Wed)19:43:05
名前 Seigo
タイトル ★Stop Putin & netanyahu Stop War (20)★、ドストエフスキーの社会主義者(共産主義者)批判
本文    
「ああした気違いじみた社会主義者や共産主義者が、それと同時にそろいもそろって、とても信じられないほどにけちんぼで、金儲け主義で、欲ばりなのは、あれはいったいなぜだろうね?」
(『悪霊』のステパン氏の言葉。)


ドスト氏は、社会主義の立場の本質を鋭く洞察し( → こちらなど)、成立した社会主義国家の行く末を鋭く予言し警告していた( → こちらなど)。そして、同時に、上のように、社会主義者や共産主義者に見られる人間性を鋭く批判していた。

ドスト氏は最初は空想的社会主義の気味がある秘密結社の会に参加して捕らえられ流刑となってからは、転向のような形で宗教の方に傾いていったが、流刑を終えてからは、国内外で新たな社会主義者たち(チェルヌフスキーやゲルチェンやバクーニンら)の著作を読み演説などを聞き彼らに実際に接していくなかで上で言っているような彼らのケチで欲張りな根性までも見抜いていたのだった。


このことは、権力に固執する自己保身と領土拡大の野心にまみれた今のロシアの社会主義の大統領プーチン氏にも見られるのではないかと思わざるを得ない。

アメリカのトランプ氏の登場で来年はロシアとウクライナの戦争の動向も変わっていくだろうが、プーチン氏は、本来の社会主義の精神、自分の初心に立ち戻り、ウクライナ侵攻を平和的に終結させていってほしいと思う。
   
[709] 2024/12/23/(Mon)17:45:58
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (13)
本文   
  『罠(わな)』
     ←『鰐(わに)
    (『地下室の手記』を発表した年の翌年の
     65年3月にドストエフスキー編集の雑誌
    「世紀」に発表された中編小説。
     店の見世物だった鰐(わに)に夫が呑(の)
     まれて夫が鰐の中から世間批評をつぶや
     く騒動を描いている。)

矢庭(やにわ)に相手に罠(わな)にはめられた男が続いて逆に相手を罠にはめ、引き続いてまた相互に罠にはめられ続けるという飲み込みの遅い人を食った多弁の男達の物語。
(語注: ・矢庭に=いきなり。)
   
  
    
[708] 2024/12/21/(Sat)09:24:43
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (12)
本文    
  『ネットにチカラをいれ
   て寝ずにいるのはよくないわ』
     ←『ネートチカ・ネズワーノワ
    (『貧しき人びと』を発表した年(46年)
     の6月に起稿し49年1月・2月・5月に
     「祖国雑誌」に発表されたが、同年4月
     以降のドストエフスキーの逮捕・収監
     ・流刑によって続きの発表は中断され、
     その後も完成に至らず、未完の小説と
     なった。
     若い女性「わたし(ネートチカ)」が自
     分の少女時代のことを回想して語る長
     編小説。

ネットの昔懐かしい曲の映像の鑑賞にふけって夜更かしを続ける若い後家(ごけ)有閑マダムが昼寝とレズばかりして健康を壊す物語。
    
[707] 2024/12/18/(Wed)17:43:12
名前 Seigo
タイトル マカール老人の教え・考え
本文      
『未成年』のマカール老人が作中で述べている教え・考えとして、次の1~6を挙げたい。


1、人のあり方として、陽気であること、笑うことをすすめている。

2、人のあり方として、端麗さ(品位)を説いた。

3、「キリストさまがおっしゃっておられるのは、そんなことじゃない。『行きて、汝(なんじ)の富をわかちあたえよ、そして万人の僕(しもべ)となれ』 こうおしゃっておられる。それでこそ今までよりも百万倍も豊かになるのだよ。だって人間というものは、食物や、高価な衣装や、誇りや、羨望(せんぼう)で幸福になるのではない、限りなくひろがる愛によって幸福になるからだよ。そうなれば十万や百万ぽっちの少しばかりの財産ではなく、世界中を自分のものにすることになるのだ!」と述べて、愛を重視し、人は愛(限りなくひろがる愛)によって幸福になり、多くのものを手に入れることができると説いた。

4、「神のない生活は苦しみでしかない」と言って、神への信仰が生きていくことの支えになることを述べた。

5、「お祈りはいいものだよ。心がさわやかになる、眠るまえにも、朝起きたときも、夜中にふっと目がさめたときも。」と述べて、朝夕、祈ることをすすめている。

6、「自殺は人間のいちばん大きな罪だよ」と述べている。


以上は、いずれも良き教えだ。晩年におけるドスト氏自身の思い・考えでもあったと思う。


      
    
[706] 2024/12/16/(Mon)17:34:55
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (11)
本文      
  『プロだと見栄を張るちんけな紳士』
     ←『プロハルチン氏
    (『貧しき人びと』発表の翌年の46年10月に
    「祖国雑誌」に発表された短編。
     徹底的に倹約してペテルブルグの下宿で
     貧窮生活を送るプロハルチン(中年の独り
     身の下級官吏)の生活ぶりを描いている。)

表向きは倹約のプロだと見栄を張っていた紳士が実は陰で贅沢をしていたことが死後皆にわかってしまうちんけな男の物語。
(語注: ・ちんけな=スケールの小さい小者(こもの)の。)
   
[705] 2024/12/14/(Sat)10:11:30
名前 Seigo
タイトル ドストエフスキーの小説の題名をパロる! (10)
本文     
  『ポールでズッこける夫人』
     ←『ポルズンコフ
    (シベリア流刑になる前年の48年2月
     に「祖国雑誌」に発表された短編。
     社交界で道化を演じているポルズン
     コフが上司との間の過去の失敗談を
     語る話。)

日常生活や家庭で失敗やミスばかりしていて、そのたびに後退(あとずさ)りして、工事現場に立ててあったポールや転がっていたゴルフボールに触(ふ)れてはズッこけてばかりいるヘマでドジな夫人の物語。なお、彼女は曲「So Bad」を歌うポール・マッカトニーや曲「ズンドコ節」を歌う氷川きよしの大ファンでもあった。
    




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