[783] 2025/07/17/(Thu)17:25:50
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名前 |
Seigo
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タイトル |
ドストエフスキーの重要な事跡(10) |
本文 |
生涯、持病のてんかんの発作に苦しめられたが、後半生は、アンナ夫人の看護もあって、創作にも支障をきたすその苦難を乗り越えて、『白痴』『悪霊』などの小説を完成させていったこと。
几帳面で整理整頓を重んじるてんかん体質は氏の生活にプラスになったに違いないことに注目したい。
てんかんの発作前には意識や感覚が高揚したことは、貴重な体験だったと思う。聖なる病とみなしての自負もあっただろう。
なお、周知の通り、てんかんの発作のことは、『白痴』『カラマーゾフの兄弟』の大事な場面において使われている。 |
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