[4273] 壁の花が、赤く赤く燃えるとき |
- big - 2012年02月13日 (月) 23時19分
サルセーラなら、”壁”サルサを体験した方はいますよね。
フロアで引っ込み思案で、なかなか誘ってもらえずの「壁の花」の女性。 どうせ花ならフロアで華麗に咲き誇る花になってほしい。 bigは基本的には壁花になってる人を放っておけない性質なので、そういう人を見つければ、できる限り隅っこから真ん中へ引っ張りだします。ひとり寂しくしてないで、みんなで楽しもうよ。 壁花も一回でも舞えば、遠慮がちなこころもゆるんで、笑顔が生まれ、それに誘われて次々と他のお誘いの手がくるから、それで壁とはさようなら。
または、ちょっと一休みで、壁にもたれかかって、ボーっとフロアを見つめる上手な人 踊ろうよ、と声をかけて、手を差し出し、いいよ、いうのが普通だけど。 普通じゃつまらない。ええ?! って言う驚きがいいじゃない?
ってことで、このように、まだダンスを踊ろうとする用意のない人を、いきなりdancingに一挙に、ほとんど無理矢理持ち込む、というのが壁サルサの生い立ちなのです。
名古屋のダンサーならご存知とは思いますが。あえて壁サルサを復習すると。
「基本は、壁際に立つ相手の顔の横、脇の下、肩の上、腰の横、あるいは両下肢の間といった身体には直接触れず、すぐ傍のスペースに、まるでピン留めをすかのように、こちらの手のひら、あるいは足をステップのを置いておく。左右交互に。視線も槍を刺すかのごとく相手の瞳をとらえつつ行う。壁の花も、真正面に相手がいるために、身動きができず、身を翻すして逃げる事もままならず。ほとんど催眠術にかかったように動かせない。リズムにさえ乗っていればよく、順番や場所の定位置はない。
当然のことながら双方の距離は、通常の半分以下なので、お互い超近接な訳です。 ところが腕の支えが固い壁ですから、距離は相手が不動なら、距離がそのままに維持できる。 指一本触れずにありえない最小限の距離が、通常のサルサにはない緊張感と興奮を生み出し、情熱的な愛と危険な暴力という相反する感情を想起させる。
サルサとはいうものの、ワザというより、相手をこれ以上ないくらい近い位置において特殊なシャインととも言える」
実は、昨日の日曜ココカフェで、カトレアさんに壁サルサ初体験をいただきました。 リードしていたつもりが、あれれぇ? 自分がいつの間にかフロアの壁を背に立っています。 すかさずカトレアさんが壁サルサをかけてきます。不敵とも見えるカトレアさんの笑み。 一切、触れないにもかかわらず、迫力に押されて動けない。まるで手の中の小鳥のような気分。
ワオぅー/// 大の男(big)が、身をよじって、心の中で思わず叫んでしまいました。
踊り終わってからも、その瞬間を思い出して、しばらくドキドキが収まりませんでした。 なにせやるばかりで、やられるのは初めてしたから。気持ちいいというのとは、また違う自分の素が顔をのぞかせるようななんとも言えない感覚。
カトレアさん、ありがとうございました。
壁サルサは、世界中のサルサがアップしてあるyoutubeでも、今まで経験した内外のpartyでも寡聞にして観た事がありません。名古屋メシのように、名古屋サルサの名物になるかもしれない。壁サルサコングレスとか将来的には開催も夢ではありません。(
ただ、非常にスパイシーなので、わさび抜きの寿司しか食べられない人には注意した方がいいかもしれない。十分相手を選んで刺激度を適度に中和する必要があるかもしれない。
さて、 もうすこしいいネーミングありませんかね。

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