| [4097] Chopin played to sing |
- big - 2010年12月15日 (水) 23時41分
「温かなぬくもりを感じて、優しさを抱いて踊るタンゴは決して特別なものではなく私たちの人生そのものだと思います。だから肩の力を抜いて、会話を楽しむようにあなたもタンゴを踊ってみませんか?」
前回ファータでもらったアルゼンチン・タンゴへの誘いのリーフレット。
ダイエットになるとか、ストレス解消とか、さまざまなダンスへの誘いの言葉がありますが、いずれも手垢にまみれすぎたクリシェで少しも心引かれるところがない。
それに対して”踊るのは人生そのもの”と、大上段に深く振りかぶってはいるものの、すっと切り込み、実にあっさりと言い切ってしまう感じが、とても新鮮です。
おそらくは相当に踊れる人、そして言葉においても詩人だなと感じました。
この力の抜き方と思い入れの深さの、相矛盾する姿勢をうまく折り合いをつけているのが実に大人で、ダンスの、ある意味真髄のような気がします。
サルサをやめてタンゴに行こうかなと思わせるほどです。
歌うように踊るように奏でる
Chopinを演奏するときに、心がけることとしてある演奏家の言った言葉です。歌うことと、踊ることと、音楽を奏でること、そして会話をすることは、きわめて人間近しい行為であって、これらなしで生きていくことは、命のきらめきを....
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