| [4025] パーティーってホント楽しいですよね |
- big - 2010年07月21日 (水) 23時29分
akiko 様
それは本当にそう思います。 なぜこんなに楽しいかというと、 かんたんに手に入るものは人は感動しない。 やすやすと手に入れられないものだからこそ、輝きも多いということだと思います。 週末という限られた機会だからこそ、楽しいのだと思います。
”partyと銘打って、そこにチャージ払っって踊ったら即楽しい。 こういうふうにはならない。 そんな風には体験できないものだと思う。
1.どんなに美味しいものでも毎日食べると飽きる。 たとえば私は寿司が大好きで,中でもトロは世界最高だと思ってます、日本人に生まれてよかったとつくづく感じるくらいの好物ですが、清水や焼津でお腹いっぱい食べると、見るのもいや、しばらくはもういいという感じになります。サルサも同様で、一定の時間的間隔をおいて踊れるからこそ、その「美味しさ」も、際立つものはあるのではないでしょうか?
仮に毎日partyだとしたら、ひとつひとつの有難味というか、希少性が薄れませんか? ということは平日のpartyって満足度が低い、ニーズが下がる、必然的にビジネスになりにくいということになります。 だからサルサ場が毎日partyを開催しない理由です。 週末に向けて,踊りたいというエネルギーを貯めこんで、一気にリリースすることによって得る快感。 これですね。「毎日が日曜日」では、絶対にダメなのです。
2・人が集まらない 週末以外、つまり平日は、業種では差があるものの、普通はworking timeな訳です。明日の仕込み、明日に向けての段取り、早く寝て明日の交渉に備える、明日のために体力を温存すると、と人によって様々ですが、明日がオフであるか、または仕事であるかは、サルサを踊るということに大きな影響があるのは明らかです。
つまり、多くの人が明日はオフであるという週末は、心理的にも開放感が生まれ、さあpartyともなれば、平日にくらべ多くの人が集まってくるのは必然ではないでしょうか。人の少ないpartyはありえません。
端的に以上の2点から、平日のpartyが、名古屋に限らず一般的でないのはご理解いただけるのではないでしょうか。
名古屋より人口の多い大都市の、東京、大阪においてさえ、partyは毎日開催ということにはなっていない。あったとしても名前がpartyあるいはフィエスタとなっているだけで、その実態は"party"ではない。 名前だけpartyで、実態はpartyではないものに悦びを見いだせますか。
くわえてサルサの初心者となると、さらに考えなければならないのは、みすしらずの、あるいは流儀が異なる人と踊るのは、かなりの困難が伴うということです。
実は、初心者の人と、それなりの経験者が踊る場合では、経験者の側が、少なからずワザとか、速度とか、初心者の人に、いろいろな面で配慮しているところがある。フォローしやすいとか、リードのテンションが若干強めだとか。それを初心者にあまり意識させずに、うまく踊って楽しんでもらうよう経験者の経験で支えている面があある。
そうした背景も知らずに、いわば他流試合のように、たまたま平日のサルサ・パーティーがあって飛び込んだとしても、おそらくは事前に期待していたものと実際とでは、相当に異なるダンスの世界に遭遇することになるのではないかという気がします。
「サルサを最近始めた」というレベルで、いきなり慣れない他の場所の、他の流儀に入ったとしても、経験としては有意義かもしれませんが、楽しめるのかというと、はっきり申し上げて無理です。
「お金を払ったら、楽しい「party」が自動的に手に入る、楽しめる、というのは、金さえはらえばサービス、財貨、何でも手に入るというこの世を広く覆う幻想のひとつです。
冷たいようですが、いちど、平日に会社の休みをとって、名古屋以外の粗製乱造の”party"に参加されれば、以上お話したことも実感としてご理解いただけるのではと思います。

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