| [3705] 好きだ、 |
- big - 2008年07月24日 (木) 00時57分
17歳から34歳へ…。あるカップルの17年越しの想いを繊細に切りとった一作。主人公のユウとヨースケを、高校時代が宮崎あおいと瑛太、17年後を永作博美と西島秀俊が演じ、違和感のない完璧なキャスティングだ。川辺でギターを弾く同級生のヨースケに、高まる想いを打ち明けらずにいるユウ。一方、ヨースケもユウの存在を忘れられないまま大人になり、17年後、ふたりは再会を果たす。
本当に好きになった人には「好きだ」の一言が言えない。本作は、そんな誰もが経験したであろう切ない想いを、リリカルな映像で紡いでいく。
石川寛監督は脚本を用意せず、設定だけキャストに与えて自由に演じさせるというスタイル。その分、ぎこちなさも感じられが、生身の人間のリアルな反応を発見することができ、新鮮な映像体験を味わえるはず。4人の俳優の“素”の表情を観られるのが貴重だ。
ヨースケが川辺で弾き続ける同じメロディが、ふたりの17年間をつなぎ、いつまでも耳に残って離れない。まるでタイトルの「、」のような余韻で…。(斉藤博昭)
石川監督の、脚本なしの手法が斬新です。 人と人とが通じ合うとはどういうことなのか。 言葉、そぶり、弾き語り、視線、そして風とにおい。 言葉ではいいあらわせないから、映画になってる。
ラテン世界とは、ある意味対置する世界かな。 でも世界的にも評価あれているようで、決して国内限定ではない/
あおいさんいいね。篤姫よりいい。
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