コレステロール=悪にしておいた方が儲かる
コレステロールを低下させる薬スタチンは日本で年間2500億円、世界では3兆円。
コレステロール値が高いほど長生き=
総コレステロール240~260mg/dl、あるいはそれ以上の値が、総死亡率が一番低いです。つまりコレステロール値が高いほど長生きします。
コレステロール値が高いほど、死亡率が低い。LDL-コレステロール値でいえば140mg/dl。
国のガイドラインに従えば、コレステロール値で一番死亡しにくい(=健康)人たちのコレステロール値を下げようとしていることになります。
低コレステロールの時の注意
総コレステロール値が180以下の場合は、
バター、生クリーム、卵、青魚を多く食べます。サプリでオメガ3
脳とコレステロール合成阻害薬(スタチンなど)
脳はコレステロールの含有量が一番多い臓器。全身のコレステロールの15パーセントが脳にあります。他の臓器の約8倍の濃度です。脳でもコレステロールを作っています。普通なら製造は肝臓に任せるところですが、重要度が高いために脳で作られます。高コレステロール治療薬を使用するとそのコレステロールの量が減りますので、神経に悪影響が出て、記憶障害、認知障害、性機能障害。
スタチン等(高コレステロール治療薬)の副作用
発がん性(2004年のTNT試験で女性の場合は発がん率3倍)
脂質は何を摂るか?
植物油はリノール酸(n-6系脂肪酸)の含有量が多いので控えます。動物性脂肪(バター チーズ 卵 生クリーム 肉や魚)はリノール酸が少なく、飽和脂肪酸が多いのでお勧めです。
コレステロールでは血液はドロドロにはならない
血液のドロドロ度は粘度計で計ることができますが、コレステロールで血液粘度は変化しません。血漿(けっしょう)の粘度に関係するのはγ-グロブリンとフィブリノーゲン。コレステロールを含むリポタンパクは粒子が小さすぎて粘度には関係しません。
血液粘度が原因となる代表の病は脳梗塞。作られた常識とは異なり、高脂血症の方が、脳梗塞の死亡率は低い。低い人に比べて約半分。
脂質異常症=
次の3つのうち1つでも当てはまると、脂質異常症と診断されます。
・LDLコレステロール(悪玉コレステロール):140mg/dL以上
・トリグリセライド(中性脂肪):150mg/dL以上
・HDLコレステロール(善玉コレステロール):40mg/dL未満
(いずれも空腹時の血清中濃度)
高コレステロール血症=
LDLコレステロールが140mg/dL以上の状態
高脂血症=
「高コレステロール血症」もしくはトリグリセライドが150mg/dL以上(高トリグリセライド血症)のいずれか、または両方である状態です。
次図は2010年 脳卒中患者データベースに登録された症例4万7782例から、高脂血症、糖尿病、高血圧の治療を受けてないデータより
コレステロール値が高いほど死亡率が低いのがわかります。