●医学の進歩だけでは健康になれない　

どんなに医学が進歩しても、どんな名医と出会えても、それだけでは健康にはなれません。
病気を治す主役はあなたの自然治癒力だからです。医学は脇役にしか過ぎません。医師も薬も食事も脇役です。
癌を例に。名医の高度な技術で癌の手術が成功。検査で癌細胞は見つからず。完治。
ではありません。健康な人でも毎日5,000個の癌細胞が誕生します。完全に癌を治すには、自分の中にある自然治癒力＝NK細胞などの免疫細胞を増やし、活性化（機能が活発に働くようになること）させる必要があります。これにより、毎日5,000個誕生する癌細胞を自動的に副作用なく自分の力（自然治癒力）で破壊します。
　
自然治癒力は日々育てる必要があります。自然治癒力を育てることでのみ、ほんとうの健康が手に入ります。医学や食事療法はその補助でしかありません。医学は補助として使うもの、依存し盲信するものではありません。

●自然治癒力は測定できない　

自然治癒力は複雑で多面的ですので数値化できません。自然治癒力が120あるから健康、100以下は不健康というように単純に数値化できません。
人体は宇宙。あまりに複雑です。そのため他の科学と違い、個人差がとても多い。
　西洋医学はあまり自然治癒力の研究をしてきませんでした。なぜなら薬が売れなくなるだけですから。医学部でも習いません。医学部のカリキュラムは製薬会社にコントロールされています。薬が売れるためには自然治癒力を育てる方法は邪魔でしかありません。医学部のカリキュラムに自然治癒力を育てる方法はありませんから、医師も自然治癒力について考えたこともありません。

これからの時代、私達はシェディング、電磁波、化学物質、農薬　添加物の中で生きていかなければいけません。それらを処理するのは自然治癒力です。
サプリ、食品、薬、医療が補助的に助けてくれますが 、一番重要なのは体に眠る自然治癒力。多くの人は自然治癒力が眠っています。その力を復活させ日々、育てる必要があります。自然治癒力が主役。薬、サプリ、食事、医療は脇役。


●自然治癒力は水泳のよう

人間には泳ぐ能力があります。しかし成人するまでプールや海に入ったことのない人は泳げません。水が怖いです。いつまでも浮き輪に頼っていれば泳ぐことはできません。
「自然治癒力で治そうとしたけど治らないから薬で治した」という話をよく聞きます。確かに自然治癒力にも限界がありますので薬の必要な人もおられるでしょう。

　でも殆どの方が自然治癒力を育てていません。ほっておいても育つと考えている人がほとんどですが、自然治癒力は水泳のようなもの。練習しなければ泳げません。薬という浮き輪を着けていればいつまでも泳げません。

　ちゃんと自然治癒力が育っていれば、癌にもリウマチにもなりません。癌やリウマチになったのは自然治癒力が育っていないからです。風邪ひいてもコロナに感染しても、自然治癒力が育っていればクシャミ3回で終了です。

　例えば環椎後頭関節に遊びを作る。自然治癒力を育てるためには必須ですがそこに気づいている人はいません。

　50年前（1970年代）に私は環椎後頭関節の重要性に気づいていたけど、治せるようになったのは50年後の最近です。
　水泳能力と同じように、人間は風邪やコロナを自分で治す能力があります。自然治癒力です。しかし泳ぐ練習をしなければ水が怖いのと同じく、薬無しで風邪を治す練習をしなければ、風邪が怖くて仕方ない。
　自然治癒力を高めることしなければ、ただの風邪、ただのコロナでも人は死にます。


●　自然治癒力の限界と効果 薬との違い

自然治癒力は即効性には乏しいです。すぐに痛みを止める、すぐに症状を改善することはできません。一方、薬は即効性があります。飲めば直ぐに効果が出ます。そのため治ったように思いますが、殆どの場合は一時的にごまかしているだけです。

一例は睡眠薬。飲めば眠れる。不眠症は一時的ですがすぐに治ります。しかし睡眠薬の睡眠は偽の睡眠です。手術時の麻酔のようなものです。失神させえいるだけ。
本当の睡眠ではありませんから、薬の副作用がなくても、偽の眠りで体は壊れていきます。自律神経が不安定になり、疲労が抜けなくなります。
下半身に原因不明の痛みが出ることもあります。睡眠薬を飲み続ければ、薬中毒になり減薬断薬は麻薬中毒患者と同じくらい難しくなります。ますます体の不調は続きます。なんとか断薬できても体の不調はその後も続きます。薬を使えば自然治癒力は低下。自然治癒力が育たなければ、不調は一生続きます。抗うつ剤や睡眠薬は使ったその日から廃人への道をまっしぐら。

　交通事故などの緊急時は、自然治癒力に頼るわけに行きませんので、薬に頼ることもあるでしょう。しかし慢性病に関しては自然治癒力で治さなければ、その場限りの西洋医学治療ではますます病弱になります。


●　外因と内因

病気には根本原因があります。花粉症は花粉が原因と思われていますが、根本原因ではありません。花粉は外因で、きっかけでしかありません。根本原因は人間の内側（内因）にあり、それは自然治癒力の低下です。
生活を変えて自然治癒力を上げることで花粉症を治すのが根本原因からの治療です。薬やサプリで症状を押さえることはできても、根本解決になりません。根本解決にならないので、花粉症は治っても、次の病の根は残ります。

：外因はウイルス　花粉　電磁波　化学物質　
：内因は複数　椎間　心　ストレス　食事　睡眠　

内因は複数あります。ストレスから椎間に遊びがなく自律神経失調、免疫細胞の数が少ない、免疫細胞の不活性（元気がない）、低コレステロールで細胞膜が弱い、免疫細胞を作る材料のアミノ酸が少ない、精神的ストレスでアドレナリン、ノルアドレナリンが出過ぎて血行不良など

内因は全て生活に由来します。食生活、精神状態、睡眠　運動、笑い。

　風邪を例に
A : 薬を飲んで一晩で治す
いい薬に巡り合えたと喜ぶ
B: 薬を飲まず、自分の内因の原因を探り自分で治す
時間がかかるし面倒

Bの治し方は面倒で時間がかかりますが、生活の問題点＝内因を見つけ、さらに病気への抵抗力を高めます。
コレラやペストなどの場合は例外。外因のウイルスが強すぎます。しかし風邪やインフルエンザは内因を改善すれば感染することもないですし、かかってもごく軽症です。重要なのは内因。内因を普段から改善しとけば、コレラやペストなどにも抵抗力があります。
病気を自分の内なる問題＝自然治癒力低下としてとらえれば、殆どの病気は改善します。改善しないほどの難病でも、自然治癒力は最優先。そのうえで医療を補助に使います。

●引き金と銃弾

　外因と内因を銃で例えてみましょう。
外因＝きっかけ＝引き金
内因＝根本原因＝自然治癒力低下＝銃弾
病気＝銃の発射

　花粉はきっかけ、引き金です。しかし銃弾がなければ（自然治癒力が高い）、いくら引き金を引いても（花粉が飛び交っても）銃を撃つことはできません。（病気にならない）

　風邪ウイルスも、コロナウイルスも、化学物質過敏症の化学物質も、すべては引き金です。自分の自然治癒力が高ければ、被害が出ません。

●　薬害と自然治癒力

ある睡眠薬20年使用の患者様は、原因不明の脚、足、骨盤などの痛みで 10年苦しんでおられました。
「何で私だけこんなに痛みで苦しまなければいけないの」

睡眠薬のせいだと言っても耳には届きません。医師からは「弱い薬だから」と言われているので薬害で痛みが起きているとは考えません。減薬も断薬もできないまま。
「（私の）治療のみで治してほしい」という希望です。難易度高いけどやります。1例だけではありません。同じような症例を数例観てきました。

すべての薬が危険です。医師から「弱い薬ですから安全ですよ」言われても危険です。すべての薬は、難病、原因不明の痛みを生みます。何十年経っても体に残ります。
睡眠薬、痛み止め、ピル、抗生物質、ステロイド、風邪薬。その他すべての薬。過去の薬の影響による病は改善にお時間がかかります。


●4つの車輪

医学を信じる人は「病院の治療で治す、病院の治療で治らないものは何をしても治らない。病院の治療以外は、エセ医学で金儲けの詐欺である。一般人は医者の言うとおりにしろ」と考えます。
病院の治療は対症療法でしかなく、根本療法は自分を変えることだと気づく人も多くいます。その人達の多くがまず食事を変えます。

断食実践者は「ほとんどの病気は断食で治る」と信じます。
菜食実践者は「ほとんどの病気は菜食で治る」と信じます。
糖質制限実践者は「ほとんどの病気は糖質制限で治る」と信じます。
分子栄養学実践者は「ほとんどの病気は分子栄養学で治る」と信じます。
蜂蜜療法実践者は「ほとんどの病気は蜂蜜療法で治る」と信じます。

私はベジタリアン、オーガニック、断食、少食、1日一食を28年間実践後。それらすべてやめて糖質制限、高たんぱく20年間実践、分子栄養学6年実践。その間、患者様1,000人以上に食事指導、さんざん自分の体で実験を繰り返しさらに多くの患者様の観察を通し【食事だけで治せるのは10％くらい】と結論。さらに健康には4つの車輪が必要という考えに至りました。

その割合は個人差がありますが
1　食事（一番大事なのは楽しく食べる　高タンパク質）10～20%　
2　心（怒らず　恐れず　争わず　笑いと感謝の心で）30～70%
3　椎骨と頭蓋骨縫合部に遊びがある（自律神経安定　ストレス改善）30～70%
4　その他（薬害被害なし　減酒　睡眠　休養　運動　生きがい等々）10～60%
4つの車輪を揃えることで健康になります。車輪が一つでもパンクすれば走れなくなります。

より詳しくは下記リンクの１番の本を読まれてください
楽道書籍一覧