| (50) ひとり旅@長野LIVE IN JB |
投稿者:なま
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光田健一弾き語りひとり旅‘02秋 IN 長野 2002年9月28日(土) 長野・LIVE IN JB
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いよいよ、弾き語りツアーが始まりましたね。 なかなか東京に来れず、地方で待ち続けていた、同じ《光田健一》が大好きなみんな。 そういう人達が、比較的ライブに参加しやすい地域に住んでいる私のような人の為に、会場(特に小さな会場)に入れなかった…などという状況は決して作ってはならない! と強く考えていた私は、今回のひとり旅にはどこにも参加しないつもりでいました。 しかし、友達が「チケット余ってるよ〜」と誘ってくれまして、じゃ、余っているのなら大手を振って参加しちゃいましょう!ということで、行ってきちゃいました、長野。
長野は子供の頃から毎年必ず行く馴染みのあるところなのですが、いつもは車。今回は新幹線ということで、気分は小旅行。駅弁なんかを買い込み、にわかに旅行気分を盛り上げていったのでした。わーい、わーい、旅だぁ〜。 あいにく東京は朝から激しい雨が降っていて、これは絶対に晴れないなxxxと思っていたにもかかわらず、長野に着くと全く降っていない。さすがは晴れ男。 しかし、私の長い傘は一体どうしたらよいのやら。しかも、東京は激寒だったくせに、長野は意外にも暑かったので、翌日の為の薄手の服に着替えて会場に向かう。
会場に到着。見落としてしまいそうな小さな入口に『LIVE IN JB』と書いてある。健ちゃんのポスターも貼ってあった。 入口(出口?)付近でたむろしていると、中からまだ衣装に着替えていない、ボーダー長袖Tシャツを着た健ちゃん登場。 お客さんたちに「こんにちは〜^^」と軽く会釈しながら消えていきました。 「えぇ〜!今の健ちゃんじゃない??」と余りに普通すぎる登場に驚く人、多数。
いよいよ開場。 中はライブハウスらしく薄暗く、ピアノだけが照明に当たって浮かび上がっている。木目調のグランドピアノで落ち着いた雰囲気。 椅子のみをぎっしりと並べた客席。最前列は、かなりステージに近い。 さすがに埋まっていたけど、空いていても座れなかったかも、私(笑) 真ん中くらいの席も空いていたけれど、その列の一番後ろの、椅子が少し高くなっている席を選択。ステージからは離れてしまうけれど、ここなら健ちゃんの横顔も鍵盤も見える。
## 第1部 ##
健ちゃん、歌詞の入ったファイル(いつもより小さめ)を持って登場。 ステージだけがライトに照らされ、髪はいつもよりオレンジに見えて妙に幻想的。 衣装は、小さいフリンジ付きの、真っ白なシャツ。 健ちゃん曰く「グループサウンズの慣れの果てみたいな格好」らしい。 「こんな格好して似合う35歳なんてあまりいませんよ?童顔だから若くみえますけど」 なんて、珍しいMC有り。いつもなら「もう35だよ〜」とか言うのにな。 この会場はKorechan-z 以来、8年ぶりくらい。 今回は、地元のタウン誌にも広告を載せてもらったそうです。 コレを見て来た方っていたのかな?いたならば是非感想を聞きたい!
長野ということで、T中康夫知事の話題で盛り上がる。 そして話題はいきなり「長野といえばジンギスカン!知ってますか?」 何かと思えば、1週間くらい前に、都内のジンギスカン屋で偶然、話題のT知事と一緒になったんだそうです。 でもそこは長野風ではなくて、北海道風だったんですって。(つけダレとかそうでないとか、違いがあるらしい。) 健ちゃん達(トッチンこと杉野寿之氏と一緒だったらしい)がご飯をモリモリ食べていて、そのお店の白飯が無くなってしまったらしく、T知事がご飯を頼むと、店員さんが「前のお客さんで終わりだったんですよ〜」と健ちゃん達の方を見ていったそうな。何もわざわざ見なくてもねぇ…。 そこで健ちゃんは、偶然とはいえ「長野が呼んでるな」と思ったんだそうです。
♪ 願い ♪ 東京という街で(「長野」という街で) 実は、始まった途端に「長野、海ないよ…どうするんだろ?どうする〜?」と密かに心配しておりました。 すると「遠くなる〜海岸も〜……長野は海無かったですね(笑)」 という注釈付きで歌う健ちゃん。あぁ、よかった(ホッ)。 以前、長野に来て歌った時は、気づかずに歌ってしまったらしいです。
♪ Sunflower ♪ 童謡特集 秋にまつわる童謡を続けて3曲。特に『真っ赤な秋』では、「真っっ…赤だな〜♪ 真っっ…赤だなぁ〜♪」と、そこで止めて歌うのが可笑しかった。
♪ 切手のない贈り物(財津和夫) 「『みんなのうた』の時間です。え?さっきからずっとそうだって?」 「20世紀の名曲。こんないい曲を埋もれさせるわけにはいかない。」 ということで、歌い出したのはこの曲。 子供心にいい曲だな〜とは思っていましたが、財津和夫さんの曲だったんですね。 特に「知り合えた〜あなたに〜この歌を〜届けよう〜♪ 今後よろしくお願いします〜名刺代わりにこの歌を〜♪」 のところでは、この日始めてソロのライブを見ることが出来た人も沢山いらっしゃったと思うので、まさに健ちゃんからの挨拶、名刺代わりにこの歌を〜♪という気持ちが伝わってきました。
♪ 秋の日に CDに入っているのとは違う、2番まであるfull version. 「結婚式がある方は是非〜…。是非どうするかは言ってませんよ。」みたいなことを言ってました。是非来て歌って欲しいが、そんな予定も無いのだった(-_-;)
♪ PIANO MAN(ビリー・ジョエル) 「ピアノにまつわる名曲」だか「ピアノが好きでしょうがない人の曲」だか、そんな感じの事を言ったので『僕はピアノが好きなんだ』かなぁ?と思っていると、まさにその前奏が…。…流れたにもかかわらず、前奏だけで、歌い始めた曲は『PIANO MAN』 この曲を歌っている健ちゃん、好きなんですよ。特にオクターブ上がるところが。どうしても、歌に出てくる《PIANO MAN=健ちゃん》を想像して聴いてしまいます。 でもやっぱり続けて… ♪ 僕はピアノが好きなんだ 「僕はピアノに鍵かけた〜♪」のところで、ピアノの蓋を下ろしてしまう。 でも、蓋を半分閉めたまま(手の上にかぶさったまま)続きを演奏し続ける健ちゃん。 最初何やってるのかよく見えなかったんですけど「痛っ、いててててっ」とか言いながら弾いていました。 途中、クラシックの曲を弾くも、上手く弾けなくなり、『猫ふんじゃった』に。
## 第2部 ##
♪ Beginings この曲を聴くと、少し背筋が伸びる。まさに、胸が引き締まる瞬間。 久しぶりに聴いたこの曲。実は聴きたくてしょうがなかった曲のひとつだったので、とても嬉しかった。
♪ あの街 この街(中山晋平 作曲) 本当は童謡特集の所で歌うはずだったのに、歌詞が見つからず、急遽『真っ赤な秋』になったとかそうでないとか。 「長野出身の作曲家で、近くにこの曲をを創った人の記念館があって…」 すぐわかったよ〜。実は私も訪れたことがあったので、ちょっと嬉しかったな。 「この方は、僕が一番好きな曲を創った方で…『東京音頭』っていうんですけど(笑)」 知らなかったぁ。東京音頭も中山晋平なんだぁ〜。 そこからチョット野球の話に。「野球の話と政治の話はライブで話しちゃいけないって昔言われたけど、両方話しちゃいましたね。」 JAZZ風なアレンジで…、と言っていましたが、ピアノはJAZZ風なんだけど、なんだろう…ちょっと独特な世界でした。 (この日、寝る前に頭から離れなくなってしまって、ちょっと焦った^^;) >(レポ書いてたら、また思い出して離れなくなってしまったよぉ〜)
♪ 花火 ♪ 涙そうそう(BEGIN、森山良子、夏川りみ) 前奏を弾き始めては止まり、「あ、涙(なだ)ってうのは、涙って書くんですよ」 また続きを弾き始めては「あ、そうそうっていうのは、“ぽろぽろ”とか“涙が溢れ出す”とかいう意味なんですよ」と説明。
実はこの曲、先日の藤沢ライブで、「あ、忘れてた。今日はこれだけは歌おうと思って用意してきたのに。」と言ってはじめて歌ってくれた曲。その時の話では、健ちゃんは、2000年頃に「ミュージックフェア」でBEGINと競演した時に初めて聴いたそうですが、私もその時に(もちろんTVで)初めて聴いて、なんていい曲なんだ!!と感動たんです。(友達にも聴いてみろって言ったりしたような…) そして、しばらくすると偶然にも母が「こんな歌知らない?なら?そうそう?」と言って私に質問してきたんです。なんとか解読して(笑)もしや…とビデオを巻戻して聴かせると「そうそう、コレ!買ってきて!」 というわけで、うちには夏川りみさんがカヴァするより早く、BEGINのCDが購入されていたわけでした。 健ちゃんも、同じように「悔しいくらいにいい曲だよね」と思っていたと思うと、ちょっと嬉しかったりします。
♪ The September Song ♪ かえる ♪ スクリーンの夢 コツコツッ。トトントントトンッ。と、ピアノのいろいろな所をを叩いたり、ボイパをしたり。 「耳を澄ませば不思議なリズム…」(ココで、ドリフの舞台反転の曲) 「見知らぬ国の人々の踊り…」(ココでは、ひげダンスの曲) この曲も『かえる』同様、時々何かが降りてきますよね(笑)
グランドキャニオンをイメージして、頭ん中ですっごいすっごいイメージを膨らまして作った曲。 でも、その後、本当のグランドキャニオンを見てしまったら、こんなもんではなく想像を超えて凄かったらしい。全然ダメに思えてきたらしいけれど、「ダメも何も、世に出てない曲ですけどね」と一言。 私はテレビで見たことしか無いので、コメントできないわ〜。 (先日、ちょうど放送していた「石川さゆりさんがグランドキャニオンを旅する」番組に思わず反応して見てしまった私でした(汗))
♪ 君に夢を伝えたい 「長野に行こう〜友達から〜誘われても〜♪ 大切な〜土日も僕に分けてくれる〜♪ あれ?これじゃ変ですねぇ…」 きっと、これから続いていく“ひとり旅”で『東京』はどんどんいろいろな土地の名前に変わっていくんですね。
♪ 島唄(THE BOOM) W杯の開催で、いろいろな国で『島唄』のカヴァが流行りましたね。 健ちゃんも、1番は英語、2番は日本語の歌詞で歌ってくれました。 「って別に僕が歌わなくてもいいんですけどね。歌いたいから歌うんです!」
## アンコール ##
♪ 誓い 結構昔に作った曲だけれど、アルバム未収録。 昨年の秋には、世界でいろいろありましたよね。でも自分に出来る事なんて、新聞を読んだり、ニュースを見る事くらい…、といいつつ健ちゃん家は新聞はとっていないそうだ。 なんて言いながらも、健ちゃんなりに平和を歌った曲です。 この曲も久しぶり。『Beginings』『誓い』『宝物』を3曲とも聴けたのが一番嬉しかったです。 一時期はリクエストしても「えー暗いよぉ?やる?」なんて言ってましたけど。確かに心して歌わなければいけないような気はする。 この3曲を聴くと、どうしても昨秋のライブと『幸せコンサート』を思い出してしまう、私にとって、とても大切な曲です。
♪ 宝物 私の携帯(PHSだけどぉー)のメモ録音には、未だに健電の「最近曲を作ったんですよ、チョット聴いてみますぅ? ラララ〜♪」の『宝物』が入ったままなんです。消せないので、未だに留守電が使えないままでもあります(笑)。 そんな私の『宝物』でした。
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会場のせいか、音響が今ひとつだった気がしたのが、ちょっと残念。 あと、“ひとり旅”ツアー初日ということなのか、はたまた別の理由か、健ちゃん、少し緊張しているように見えました。気のせいか?トークも軽快に話しているような感じなんですけど、ちょっと緊張しているような…。けんいち氏曰く「緊張してるフリ」だったのか?うそだー! それとも、健ちゃんじゃなくて、こっちが緊張してたのかな?? でも、ライトを浴びて幻想的ですらあった健ちゃんの横顔を遠まきに見つめながら、心地よい音楽を聴いていたら、妙にリラックスしすぎてα派が出すぎたのか、少し眠くなってしまいました。でも今ココで眠るわけにはいかない〜♪というわけで、寝てませんけど。 そんなこんなで、今回のレポは詳しくは書けない。詳しく書いていそうに見せかけているのは、長さゆえか。
ライブは、驚いた事に8時前には終わりました。 普段なら、下手したら始まってさえいない時間。 健ちゃんライブでは初遠征、初の泊まりでゆっくり出来る!だからいくら遅くてもいいぞぉー!という気分だったんですけど(笑)なーんて、勝手な言い分ですね、すみません。 日帰りの方や、いろいろな事情を考えての事なのでしょうね。 「僕も本当はずっとやってたいんですよ…でもね、いろいろな事情が…。帰らなくちゃならない方もいますからね、っていつかはみんな帰らなきゃなんない。」
でも、変わりに友達と長い時間おしゃべりする事が出来て、とっても楽しい旅でした。 いつもは集まってご飯を食べたりしているお友達を尻目に、ダッシュで帰路につかなくてはならず、今回はよい機会となりました。 地元の方のお邪魔にならない程度なら、たまにはいいかしら?
誘ってくれたお友達、沢山お話しできたみんな、いつもいつも楽しい時間と元気を分けてくれる健ちゃん、ありがとう。 花咲か健ちゃんの如く、各地に音楽と笑顔を届けに行って、そしてまた東京に帰ってきてくださいね。
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2002年10月19日 (土) 20時05分 |
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