KENICHI MITSUDA PIANO SINGS CONCERT ***MY ROMANTIC SONGS レポート2
♪いつか二人で・・・(池田達也さんと)
最近、慎子ちゃん、一人暮らしなんだよね、どう?あのですね、旦那さんがアメリカへ留学しちゃったんですよ。38だっけ?すごいよね、その年で留学しようとするなんて。慎子ちゃんの旦那さんはKENSOのベーシストの三枝俊治さんね。ボストンに向かってみんなで拍手ぅ〜!きっと、くしゃみが止まんないよ(笑) 慎子ちゃん、何歳からチェロ始めたの?(三枝さん:六歳!) 大きな声ですね。六歳!って、150cmあるの?(三枝さん:あります!)ありますって、そんな、ねぇ、体は小さいけど声は大きいのよってね(笑) ヴァイオリンじゃなくて、なんでチェロなんだっけ?お母さんが、オードリーの映画見て、チェロを勧めたんだよね?「昼下がりの情事」だっけ?♪海が〜鳴くからよぉ〜♪これは山本譲二(笑)。その中でオードリーが弾いてるの?(三枝さん:見てないからわかんない)。きっとお母さんはもっと大きくなると思ったんだろうね。時々、慎子ちゃん、チェロに隠れて何処にいるのかわかんないときあるもん(笑)
次の曲もいい曲なんですよ。最近の曲ってさぁ、ズンジャカジャカジャカってテキトーに踊れるダンスミュージックが流行ってるじゃない?TKとかさぁ〜。TKといえば、いいんですか?あれで…。武田鉄矢!…わかってますよぉ、小室哲哉ね。いいんですかねぇ、もう、僕わかんないです。まぁ、わりとにぎやかな曲が流行ってるんですけど、そんな中でね、いい曲がポツンポツンって出てくるんですよ。一年ぐらい前かな?BEGINさんが歌った「涙そうそう」。「ナダ」は涙、「ソウソウ」はポロポロと涙がこぼれる様子。この詩を書いたのはね、森山良子さん♪この〜野原いっぱい♪ ポツンポツンっていい曲が出てくるから、ボケ〜としてると逃しちゃいますよ。ちゃんとキャッチしてくださいね。 大好きな人のこと、いなくなっちゃ困る人のこと、いなくなっちゃったけどいい人だったのにねぇって人、そう、もう天国にいかれちゃってる人ね、一人でもそんな方が思い浮かぶ方はその方を思い浮かべて聞いてくださいね。 ♪涙そうそう(三枝慎子さんと)
♪空が好きだった君に
そうだ、新しいベース買ったんだよね?いくらだっけ?生涯賃金よりも高いんじゃない? (池田さん:350万)。ローン組んだの?(池田さん:ローン組めない)。信用ないからね(笑) この人はね、最初、質屋でベース買ってきたんですよ。エレキベースを元々やっててね。一緒に、場末のキャバレーで演奏してたんですよ。一緒の布団で寝てた事もあったよね。今はもう寝られない、だって、触ってくるんだもん(笑)。で、ある日ね、家に行ったら、キッチンの所に毛布かぶって、死体みたいのがあるの。パカッてめくったら、ベースがいたんだよ。「誰にも言うなよぉ〜」って(笑)。裏側にね、若葉マークが貼ってあったの。なにこれって訊いたら「初心者なんだよぉ〜」。あの頃はホント下手だったよね。みんな自分の楽器があっていいなぁ〜。慎子ちゃんのはいくらぐらい?シーッって言ってるから訊かないけど、ベースと同じくらいでしょうね。で、森君だよ。前に聞いたんだよ。1000万くらいするの?そうしたら、イヤイヤイヤって謙遜いて言うの。2000万くらい?イヤイヤイヤ、3000万くらい?イヤイヤイヤ、4000万くらい?イヤイヤイヤ、5000万くらい?そんなにしない。これでわかった、あのヴァイオリンは4500万だって。よくそんなお金があるよね。家庭が比較的裕福なんですよ。このピアノ、Steinway & Sons New York。Rだから、舌を丸めてね、ニュゥ〜ヨォ〜ク。僕ね、スタインウェイはドイツのピアノだと思ってたの。日本にはハンブルクの工場で作られたのが多かったから。このね、ハンブルクのもいいんだけど、ニュゥ〜ヨォ〜クがね、ミュージシャンの心を、こう、もう、ね!言葉には出来ないんですよ。弾き語りアルバムのレタチーヴォとマドリガーレってありますけど、このピアノを三郷の会館に持ち込んで弾いたんですよ。ピアノって建築物っぽく、動かせないように思えるかもしれないけど、このピアノ、女の子二人で運んじゃうんですよ。もう、筋肉がこんなで(笑)。電気キャタピラに乗せてですけど。TAKAGI KLAVIERさんがね、僕が弾き易いようにしてくれるんです。でも、僕のピアノじゃないんです。家に持って帰れないんです。家に入りませんけどね。 次ぎの曲はラヴェルのボレロ。ボレロのラヴェルじゃないですよ。知らない人はボレロのラヴェルかも。ご存知の方はご存知。ご存知ない方はこれからご存知(笑)。 ラヴェルですね、オーケストラの魔術師って言われていて、1,2の3で一人ずつ消していくんですよ(笑)。メモんなくていから。今までの形式をこわして、垣根を越えたものを作った人なんですよ。ソナタ形式とかね。こうするっていうのがあるんですよ。それだと行き詰まるわけです。どういったのかっていうと、一つ一つの楽器に色をもたせるんですよ。ボレロだから、スペインっぽいね、リズムで小太鼓がね、タッタタタ、タッタタタ、タッタタタタタタタって300小節ぐらい同じことをするっていうね。で、ヴァイオリンがエキゾチックな音色をだしてって。でですね、こないだ、茨城の方で聞いたらちょっと違うんですよ。小太鼓じゃなくてね、ダッダダダ、ダッダダダ、ダッダダダダダダダダって(笑)。♪じ〜んせい、楽ありゃ楽ばかり♪(笑)。今日は小太鼓がないんで、ピアノでやります。そのままでなく、ジャズ風にアレンジしてやります。このアレンジ難しいよね。でも頑張ります。気合いれて、楽譜まで書いちゃって、ペンダコが出きちゃったもん。
♪ボレロ ♪スクリーンの夢 ♪詳しくは言えない (途中でCall&Response:まず会場にヤ〜ヤヤ〜ヤ(学園天国って感じ)を、次に3人にババリボババリボババリボリンを。18小節ぐらいあるなが〜いもの、バッチリ3人息が合ってこなしていました。アドリブなのか練習済みだったのかは不明(笑)。この時、まず光田さんが野球のサインみたいな格好してから弾きます。3人ができると、低い声で高嶋忠夫みたいイェ〜イと親指を立ててGood!ってやっていました。) ♪剣の舞
次ぎの曲で最後です。短いような、長いような、長いような短いような、ね。 最近はよくわかんないよね。自民党の何々さんが小泉さんガンバレーって言うのかと思ったら、小泉はイカンって、同じ党でしょ?仲間じゃないの?って、ね。僕も政治が全然わかりません。そんな世の中で、悲しい事じゃなくて、楽しい事で共有できたらなって思って…。誓い、聴いて下さい。 ♪誓い 森琢哉!三枝慎子!武田鉄矢!(笑)、池田達也! もう、サントリーホールだから緊張しちゃって最初の15曲ぐらい緊張してたね(笑) 今日はホント、お忙しい中、来て頂きありがとうございました。
(アンコール) まさか、アンコールがあるとは思いませんでしたよ。まっ、予定通りの曲やりましょう(笑) 東京という街で。遠くから来ている人もいるでしょう。その人は「東京という街で」、都内の人は「東京都という街で」。だからどうってことないんですけど(笑)
♪東京という街で 森琢哉!三枝慎子!池田達也以外に拍手を!(笑)池田達也!に拍手を! 今日はホントありがと。
(光田さんだけ再登場) もう1曲やるね。 最近は風邪が流行ってるから、今日も、咳を堪えていた方もいらっしゃるでしょう。ここで出しちゃいましょう。せ〜の、ゴホンゴホン。さぁ〜、風邪の菌が飛び散りましたよ(笑) 帰ったら手洗いとうがいをしっかりしてくださいね。髪の毛はお風呂上がって5分以内に乾かしてください。そういった些細な事で風邪をひくんですからね。なんかね、靴の中はすごいらしいよ、菌がウヨウヨしてんだって、テレビでやってた(笑)。 さ、帰ったら手洗いとうがい、しっかりね、それだけでいい。先生はもうそれ以上言いません(笑)
♪宝物
ある方にね、サントリーホールでやらないかって言われて、じゃぁ、やってあげようかなって、ウソウソ。これを逃したらもうないかもって思ってさ。ぜひやらせてくださいって。なんかすごいよね。係りの方がキッチリした服装で。僕らのスタッフはさ、普通のコンサートでもそううなんだけど、T-シャツにジーパン。今日ぐらい、きちんとした服で来るかなっと持ったら、案の定、ジーパンしか持ってないんだよ。ジーパンでサントリーホールをウロウロしてて、浮いてるのが僕らのスタッフ。もう使わせてもらえないんじゃないかって、サントリーホールの方に大きな拍手を! 今日はホントありがとね。
終演は21:45くらいでした。 長々とお付き合いいただきありがとうございました。 3時間強、あっという間でしたね。
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