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[439] 題名:新作(タイトル未定) 第四話つづき 名前:ポチ MAIL URL 投稿日:2025年11月30日 (日) 09時45分
頃合いを見て、伊沢は背もたれにしていたピローを外し、寄りかかる柔らかな身体ごと仰向けになって、
「ほら、見てみなよ」
女教師の目線を天井へと誘導した。
ベッド上にだけ部分的に貼られたアクリル・ミラー。そこには自涜の行為に耽る白く豊満な肢体が映し出されている。
「……あぁッ……」
「フフ、老朽ラブホにも旧いなりの良さがあるでしょう?」
「……ああ、こんな……」
羞辱の声を洩らして、しかし綾乃の両手は破廉恥な動作を止めることはなく、むしろ大胆さと卑猥さを増していく。若い男の体躯の上に仰け反るようにして、その豊かな肢体の全容を鏡面に向け、自らの手で攻め立てる股間を天井へと向けて突き上げる。そうしながら、細めた双眸はひたと天井に向けられて、
「……ああ、あさましい……」
うつつない声で詰ったとおりの己が恥態を凝視し、その無様を噛みしめて。
そして、鳴り響いていた濡れ音が、やにわに高く性急になって、汗を浮かべた喉を反らして、豊満な肢体が弓なりになって、
「……イ、くッ……」
噛みしめた歯の間から振り絞った低い声は、どこか自らに言い聞かせるような響きがあった。
今夜はじめての絶頂。焦らされ続けた肉体が、鏡に映った己が醜態を眺めるという新たな刺激を燃料として、やっと迎えた瞬間。しかしその発作は、どうにも地味で熱量に欠けていて。ひと月前、この元生徒との時間の中で幾度となく晒した狂乱の痴態とは比べようもなく。
「……あぁ……」
であれば、余韻に浸るといった間もおかずに、女教師が零した声には、充足の気色など微塵もこもらず。むしろ焦燥の気配を強めた身体を悶えさせ、媚孔に突き刺したままの指が未練ったらしく撹拌の動きを続けて、
「……ダメ……ダメなのよぅ……」
くなくなと頭を揺らして、口惜しそうに繰り返した。こうなることなどわかっていた、と言いたげに。
そして、乳房を弄っていた手を、重なりあった身体の間に差し入れると、ずっと腰のあたりに触れていた膨らみを掴んで、首をうしろへとねじって、
「ああ……おねがい……」
泣くような声で訴えた。
「フフ、セルフじゃ満足できないって? まあ、そうだよなあ。これで鎮まるようなら、日野の面影を求めてフラフラ出歩きもしないし、ほとんど覚えてもなかった俺の誘いにあっさり乗ったりしてないもんなあ」
「……ああ、おねがいだからぁ……」
「しょうがねえなあ。まあ、これ以上トチ狂わせても手に余るからな。よっと、」
愉しげに毒づいて、綾乃の肩を押し上げ重たい身体を起こさせると、仕上げにドンと前方に突き倒して、
「いいぜえ。好きにしろよ」
両手を枕に、両脚を広げ、悠々と寝そべった態勢になると、そう告げた。
ああ、と綾乃が零した声は、無論手荒な扱いへの抗議でなく、“ようやく”といった思い入れがこもったもので。素早く反転すると、豊かな体躯を這いつくばらせて、伊沢の脚の間へと進んでいく。熟れた乳房をブラブラと揺らし、半ばまでズリ下がったショーツを巨臀に食いこませて。渇望を燃やした双眸をこんもりとした膨らみに据え、深い息を吐きながら。
だが、邪魔なものを剥ぎ取ろうと手を伸ばしたところで、
「ああ、好きにしろとは言ったけど、作法は守れよ? 日野に、さんざん仕込まれただろ」
「…………」
そう掣肘されると、チラリと恨めしげな目を向けながら、その首はコクリと縦に動いて。
その手が“作法”に則った動きを演じはじめる。下着はそのままに。指先がそおっと下から上へと睾丸の膨らみを撫で上げ、肉棹を掌で撫でまわして。しばしソフトな愛撫を送ったあとに、這いつくばった姿勢からさらに頭を下げ、首を伸ばして。肉根の根元のあたりに鼻先を触れさせて、深く嗅いだ。