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[390] 題名:新作(タイトル未定) 第四話つづき 名前:ポチ MAIL URL 投稿日:2025年08月24日 (日) 13時25分

長い長い射精を終えて、ようよう伊沢も動きを止める。ぐったりと脱力して、柔らかな肉の褥の上に体重を乗せかけた。汗にまみれた首筋を合わせ、湿って香りを強くした髪の中に顔を埋めて。
そのまま、しばし喪神に近い状態に陥っていた、のだと思う。
喉の渇きに意識を引き戻された。よっこらと上体を起こして、水のボトルを探す。それは、そのままの態勢では僅かに届かない位置に転がっていた。腰を引いて結合を解いた。さすがに力を失って項垂れた肉根は汚らしく泡立った雌雄の体液にまみれ、未だほのかな熱気と淫猥な臭気を立ち昇らせていた。
だいぶ温くなった水を喉に流しこみ、ふうっと人心地ついて。改めて、斃れ伏した女体を振り返る。ふと思い立って、ベッドの上に立ち上がり、高い視点から見下ろした。
なるほど、これが『落花狼藉』って眺めか、と納得する。まあ、さすがに授業でそんな言葉は出てこなかったはずだが。かつて、しんと静まった教室で日本語の美しさを教えていた女教諭は、その耳慣れぬ成語を、その身をもって実演してくれている。
不自然な角度にねじった首。乱れた髪に半ば隠れた眸は、生徒たちを竦ませた怜悧な眼光を失い、どころか瞳すら瞼の中に隠して、薄く白眼だけを覗かせている。いつも意志的に引き結ばれていた口元は、しどけなく緩みヨダレを光らせて、歯列と舌先を垣間見せている。密かな後ろめたい注視を凛然と跳ね返していた胸乳は、だらしなく形を潰して、たわわな肉を脇へと流していた。常に端正な姿勢を崩さなかった四肢は、バラバラに投げ出されて。特に、交接を解いた態勢のまま、あられもなく開かれた両脚のかたちは、その中心部の酸鼻なほどの状態もあいまって、意識なき肉体の晒す醜態を集約していた。
これじゃあ、たとえ、この姿を実見しても、誰もあの藤宮綾乃先生だとは気づけないんじゃないか、と意地悪く述懐して。しかし、そこからの連想で、ひとりの人物の顔を思い出してしまう。
(……悪いなあ、省吾。でも、一度も脅迫も強要もしなかったんだぜ?)
チクリと胸を刺した罪悪感を、そんな弁明で払いのけ(まあ、その程度のことだ)、その反動のように悪辣なイタズラをしかける。開けっぴろげられた股座へと足先を伸ばして、いまだ閉じ切らず、白濁を滲み出し続ける肉洞へと親指を差しいれる。ヌチャリと、生温い精液の感触は心地良いものではなかったが。しかし、思いのほかに征服の満悦が湧き上がってきた。いわば、仕留めた獲物に足をかけて得意満面に記念写真を撮る、品のないハンターの気分か、と、架空のカメラに向けてピースサインなどキメてみた。そんな児戯に興じる間、踏みにじられる肢体はなんの反応も見せなかった。まさに仕留められた大型獣のように横たわっていた。
ひとしきり遊ぶと、汚れた足指をシーツで拭いながら、獲物の頭の側へと回る。しゃがみこんで、意識のない先生の頬の上に、汚れた肉棹を乗せてみる。反応はなかった。
水分補給が必要だろうと、ボトルの水を肉根の上に垂らしてみる。こびりついた精粕を溶かし流しながら水滴が口元に零れ落ちても、意識を取り戻す気配はなかった。
「……まあ、大奮闘だったからなあ」
そう納得して、豊艶な肢体の隣りに身体を伸ばす。ベッドに身体を預ければ、改めて消耗を感じた。まあ、奮戦したのは自分も同様だし。やはり、かなりかかってたなあ……。
……束の間、うとうととしていたようだ。微かな気配で引き戻される。
見やると、隣りで先生の姿勢が変わっていた。滑らかな背中をこちらに向けた横臥の態勢に。
肉厚な背中、それなりにくびれた腰から張り出した臀へと、豊かな肉づきが描く稜線を眺めながら、しばし様子を窺っていると、ほんの微かにすすり上げる息声が聴こえてきた。

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