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[386] 題名:新作(タイトル未定) 第四話つづき 名前:ポチ MAIL URL 投稿日:2025年08月17日 (日) 11時48分
最大出力に達したスパートを食らえば、すでにギリギリまで追い詰められていた爛熟の肉体はひとたまりもなく。汗に濡れ輝く喉首を晒して迸らせた鋭い雌叫びが、すぐに濁った唸りに転じて。熟れて餓えた媚肉も今夜最高の蠕動を演じた。その熾烈なまでの反応ぶりが、終に伊沢の快楽のトリガーを引かせる。ぶちかますといった激しさで最期のひと腰を見舞って、欲望を解き放った。“おおおうッ”と快美の吼え声を張り上げながら。そんな声は、過去の体験に中では一度も発したことはなかった。一方的優位のまま推移してきた最後の最後で激烈な反攻を食らったようだった。脈動する肉根を、食い千切り根こそぎ持っていこうとするような収縮と吸引に、吐精はやはりかつて経験がないほど長く長く続いた。
気づけば、“このッ”と怒声を浴びせながら、また腰を叩きつけていた。射精も完全に終わらぬうちの追撃という狂乱ぶりは、完全勝利の目前でしっぺ返しを食らったことへの怒りのゆえであり、同時に恐怖に衝かれたものでもあった。早く完全なとどめを差さねば精魂を絞り尽くされる、といった怖気に。
「――ああああッ!? い、いやぁ」
吃驚と抗議の声を上げた綾乃が、力なく首を揺らす。待ち望んだ快絶の瞬間を迎え、夥しく射こまれた牡精の熱を感じながら忘我の果てに飛ぶ、という至福の経路を邪魔され、悶絶の震えを刻む肉体を責められる辛さを、“ああ、ああ”と弱りきった泣き声で訴えることしか出来ずに。それでも、熱精で満たされた媚孔を微塵も勢いを減じない剛直によって抉られれば、幾度か啼泣を詰まらせ弾ませて、オルガズムスの上乗せを伝えていたのだが。すぐにそんな反応も途絶え、泣き声もフェイドアウトしていった。