小説投稿掲示板
何か記念に書いてください!
ホームページへ戻る
小さな神社の夏祭り、光る灯籠が仄かに暗い道を照らしていた。かわいらしい色と模様と浴衣を着た彼女がはしゃいでいた。その頬は上気していて妖艶と言い表すことも出来た。「林檎飴、たべたい」赤いそれをうれしそうに食べていた。傍らで見ていれば紅く上気した頬と同じ色に見えた。そして同時にのどが鳴った。林檎飴より美味しそうな「紅」に―――