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[581]愛しい人がいるという幸せ。 番外編その3。  ジャンル微妙。-------- 白雪 - 2002年07月07日 (日) 17時14分 - MAIL HOME

突然舞い降りた天使は、
僕の冴えない人生を
一変したんだ。








「いやあ、まさかハリーとユキーナが付き合うことになるなんてなあ!」
 シェーマスが、オートミールをガフガフ食べながら言った。

「ホントだね」
 ロンがテーブルに肘をつきながらぶっきらぼうに言った。

「おいロニー、フラれたからってそんなにヘコむな」
 双子がロンの背中を思いっきり(しかも一人につき2回)叩いたので、ロンはテーブルにつんのめった。

「そうよ。失恋したのはあなただけじゃないのよ」
 ハーマイオニーが紅茶をすすりながら(一応)慰めた。

「ホラ、マルフォイだって沈んでるじゃないか」
 ディーンがスリザリンのテーブルの方を顎でしゃくった。

 確かにマルフォイは、クラッブやゴイルやパンジィの必死の慰めに全く耳を傾けていなかった。
 下を向いて、ただ黙々とウインナーを食べていた。
 話しかけられると五月蠅いと怒鳴った。


「それで?諸悪の根源のユキーナとハリーはどこだい」
 シェーマスが、大広間全体を見渡しながら言った。

「諸悪の根源だなんて。言い方悪いわよシェーマス」
 ラベンダーがたしなめた。

「どっかで早速ラブラブしてるか、寝坊かどっちかでしょ!」
 パーバティが謎の笑みを浮かべながら、グリフィンドール生全員に聞こえるような大きな声で言った。
ひょっとすると、他の寮の生徒にも聞こえたかもしれない。
 その証拠に、パーバティが言った後の大広間は一瞬、ほんの一瞬静かになった。

「パーバティ、声大きいよ」
 今まで静かだったネビルが割って入ってきた。
「あらネビル、あなた興味ないの?」
「ないと言ったら嘘になるけど・・・からかうのは良くないよ」
「いいじゃない、悪い事じゃないんだから・・・あ、噂をすれば何とやらじゃない」
 パーバティが大広間のドアを指さした。
 みんな(おそらく他の寮の生徒も)ドアを見た。


「・・・・もう、ハリーったら寝起き悪いんだから・・・」
「仕方ないじゃないか、眠かったんだから」
「ハイ、そうでした。ハリー君は低血圧でしたね」
「からかうな。あ、ロン!オハヨウ」
「・・・朝っぱらからバカップルだなハリー・・・」
「え、そう?普通じゃないの?」
「意識してないよコイツ。どう思う?ハーマイオニー」
 ロンがハーマイオニーの方をしかめっ面をしながら向きなおった。
「あら、いいじゃない。ロマンチックだわ」
「・・・・・・・」

「ね、ハリー。たまには私のトコで食べない?」
「僕は別にいいけど・・・・君の隣の人はどう思ってるんだろね?」
「あら、ドラコはそんな意地汚くないわよ。ねえドラコ?」

 さすがのマルフォイも、ユキーナにニッコリと(意味ありげな)笑顔を見せられては「ダメ」とは言えなかったらしい。
 おとなしく、むっつりと頷いた。

「そっか!じゃあ食べようかな」
「ハイハイ~。行ってらっしゃい新郎さん」
「ロン!」
 からかうロンを、ハーマイオニーがたしなめた。


 ゴメンね。
 でも、今はこの幸せを噛みしめたいんだ。


 ハリーは心の中で、そう思っていた。




 ハリーはユキーナの隣に座ると、案の定、スリザリン生のじとっとした目線が気になって気になってしょうがなかった。
 特にマルフォイからの視線は痛いほど感じた。
 あの視線は憎悪と嫉妬と殺意のような気がしてならなかった。


「ハリー、何食べたい?」
 ユキーナは、何故かハリーだけに集まるみんなの視線を感じてはいないようだった。
「えーっと・・・・ユキーナ、やっぱ外で食べない?」
「えー?どうして?具合悪いの?」
「うん、ちょっと寒気が」
「大丈夫?・・・じゃ、パンと魔女かぼちゃジュース持って中庭行こ?」
「うん・・・あ、ちょっと先行ってて」
「ハーイ」

「ロン!」
 ハリーは、パンと魔女かぼちゃジュースを両手に持ってロンのところへ歩いた。

「なんだい?」
「今日の最初の授業は?」
「魔法史」
「そっか!有難う」
「授業に遅れるなよ」
「解ってるって。じゃあ、クラスで」
 そう言い残すとハリーは、大広間を蹴って開けた。(両手がふさがっているため)


「・・・ハリー・・ユキーナと付き合い始めてからつきあい悪くなったな」
「寂しいの?」
 ロンがポツリと呟いた言葉に、ハーマイオニーは機敏に反応した。

「別に。ただ、前のハリーの方が話しかけやすいかなーなんて・・・」
「要するに寂しいんでしょ」
「う・・・・・」
「諦めなさい。愛の力は強いのよ」
「・・・・そんなもんなの?」
「そんなもんよ」






「ハリー、ごめんね?」
「・・・何が?」
「ロン達と食べたかったんじゃないの?」
「え、ううん・・・そんな事ないけど」
「嘘。顔に書いてあるもん」
「・・・・・・・・」
「私・・・ハリーの友達とハリーを引き離したいとかそういうの全然考えてないんだからね?」
「うん・・・・」
「ただ・・・ハリーと一緒にいたいだけで」
「・・・・・う ん」
「でも、さ。やっぱロン達と一緒にいるハリーの方が私は好きよ?顔がキラキラしてるもの」
「そうかなぁ」
「笑ってるハリーの方が、ずっとずっとカッコイイよ」
「有難う・・・・」
「だからさ、ハリー。もう行ってもいいよ?大広間に」
「え・・・・でも」
「私の事はいいから!ね?」
「でもさ・・・・」
 ハリーの目が、パンからユキーナの方へ移った。
「でも、今はこの幸せを噛みしめたいんだよ」
「ハリー・・・・・」
「久し振りに幸せなんだ。シリウスからあの言葉を聞いた時以来なんだよ?」
「でも・・・」
「だから、今日、この間だけ・・・」
 
 ハリーは ユキーナの頭を自分の方へ引き寄せた。

「この間だけ 二人っきりでいたいんだ・・・ダメ?」
「・・・・・・・」
「ユキーナ?」
「あなたの気持ちは解るけど・・・・」
「けど?」
「あと3年もホグワーツにいるのよ?時間はいくらでもあるじゃない・・・」
「そりゃそうだけどさ・・・」
「じゃ、約束。今日はロン達と一緒に過ごして?そのかわり、いつか丸1日・・・一緒にいよ?」
「・・・・・・・・・・・」
「それでいいでしょ」
「うーん・・・・・・」
「決まりね。さ、行って来なさい!」
「解ったよ」


 ハリーは 何度も後ろを振り返った。
 そのたびに ユキーナに叫ばれたけど。(「早く行きなさいってば!」)


 






「あれ?ハリー・・・ユキーナは?」
 ロンが、やや嬉しそうな声を出した。
「ん?今日は僕の友達と一緒にいていいって」
「・・・・いい子じゃない」
 ハーマイオニーがしみじみと言った。

「ハリー、そんないい子フったらたたじゃおかないからな」
 シェーマスが言った。
「もちろん・・・そんな事しないよ」













 そんないい子を 僕は 
 自分から突き放した。

 どんな理由があったにせよ
 あんな事があっていいはずがない

 愛しい人を自ら突き放すという事は即ち
 己の身体の一部を失うのと同様。



 そして

 
 再び手に入れたときの
 あの歓(よろこ)びは即ち

 
 一生忘れることのない


 愛しさと同様。



******************************************************


前の小説には、ユキーナが編入してきた当時の事が書かれていませんが。
ユキーナは最初、スリザリンでした。
まあ、なんだかんだでグリフィンドールになるわけですが。
書くと長くなるので止め。
なーんか帝と翔に負けず劣らずのバカップルっぷり。
いやん。(謎)


[582]かっわいい~v(誰が)-------- 紫珠葉 - 2002年07月07日 (日) 18時56分 - MAIL

いいなぁバカップル・・・。
翔と帝は始めあんなんだったのでその分のツケが回ってきたんですよきっとv(言い訳かそれは)
セブルスがいなくなったから組分けし直したんですよね。ユキーナはいい子だなぁ・・・v
ロンとハー子もいい感じだしv

・・・ビリーブシリーズ以外にバカップル居ないんだもん・・・私の話って・・・(遠い目)←最初のいいなぁ・・・の言い訳らしい。


[583]んもう!-------- シマサン。 - 2002年07月07日 (日) 21時07分 -

もうなんなの!この2人は!!!見せつけてくれちゃって!!でもこれからの2人の運命を考えるとこれじゃぁまだまだ幸せは足りませんよね・・・。(涙)そう思ってこれ読んだらちょっと悲しい話ですね。



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