 パソコンが起動できなくなったり動作が不安定になったりするのはいろいろな原因があると思いますが、一番の原因はHDDなどの回転体の様に機械的な動作をするもの。つまり磨耗が故障の原因になることです。 また、電子回路は軍事用のパーツでない場合は動作環境温度(つまり動作している部屋などの温度)が20℃〜30℃と言われています。 真冬や真夏の室外の温度はかなり厳しい動作環境です。 そしてパソコン本体内の温度はCPUとHDDが一番熱を持つのでファンで冷やす様になっています。 CPUの温度はデスクトップPCの場合は充分冷却能力のあるCPUファンを取り付けられるので、室温に近い温度に保つことができます。しかし、ノートPCの場合は筐体内部が狭いので冷却しにくいので60℃〜90℃などという恐ろしい高温になる場合があります。 HDDもデスクトップPCはHDD専用のファンなどで冷やせるので40℃以下に保つことが可能ですが、ノートPCの場合はファンなどで冷やせないので、かなり高温になります。 よってノートPCのHDDは寿命が短くなります。 CPUが高温にさらされ続けて壊れたという経験はあまりないですが、高温になりすぎると自動的にシャットダウンする様になっています。 パソコンが健康な状態にあるか否かをモニターするのが、CoreTemp(CPUのコア温度計測ソフト)とCrystalDiskInfo(HDDの健康状態をモニタするソフト)です。フリーソフトですので、是非ともインストールして、ご自身のパソコンの健康状態を確認する様にしましょう。
2012年06月01日 (金) 23時08分
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