レディースのクラブに所属しています。
クラブ練習で、ダブルスのゲーム時に、クロスに返してはいけないと良く言われます。と言うか、しかられます。

でも、他クラブとの試合となると、相手側にばんばんクロスで打たれ、いつもストレートの練習ばかりしているので、体がストレート側に動いてしまいます。
相手がフォアから打ってきても、つい、バック側に動いてしまい、フォア側に追いつけなかったり・・・。

クロスに返してはいけない理由として、パートナーがきつくなるから・・・と言われます。
飛ばなければ確かにそうですが、いつもクロスにばかり打っていたら、コースが見え見えだと思うのですが。
自分では、空きを狙いたいので、クロスに返したい場面が多々あります。
・・・そこで失敗するので、ストレートと言われるのですが。
一応団体行動なので、自分だけゲーム練習の中で、クロスに返すのは出来ません。
とは言え、気がつけば、全然クロスに打てなくなっていました・・・。

ダブルスって、本当にストレートがセオリーなんでしょうか？

教えて下さい！！

記事番号：308

重要度：☆

その時の状況によって一概には言えないところもありますが、安易にクロスを使うのは危険だと思います。やはり、ストレートがセオリーと考えます。
例えば、自分たちがトップアンドバックの時、クロスに打ったスマッシュやクリヤー、カットを、相手がストレートにレシーブしてきたときにこちらが振られてしまいがちです。クロスだと滞空時間が長いため相手に余裕を与える可能性もあり、逆にストレートに速い返球をされてこちらが対応できなくなる危険性があるのです。
また、自分たちがサイドバイサイドの際、低めにレシーブやドライブでクロスに返すと、どうしても相手コートのセンターを通るため相手の前衛に捕まってしまうことが多いです。
「体がストレートに動いてしまう」ということですが、それは自分たちがトップアンドバックの場合ですよね。原則として、やはりカットやスマッシュを打ったら中央気味にもどることを心がけることだと思います。また、クロスに振られて追いつけないのでしたら、クロスに振られない配球をする、例えば相手のボディをねらう、２人の間をねらう、相手のラケットの構え位置の癖をつかむなど、相手に切り替えされないコースを考えて打つことが大切です。また、低くて速い切り返しはなるべく前衛にカットしてもらうことです。
自分たちがサイドバイで相手がトッパンのときには特にサイドの２本のラインの間をねらったドライブやハーフのストレートは有効打となります。相手の返球コースもある程度絞れます。
ドライブやロブのクロスはラケットの振りに合わせて割と打ちやすいものですが、ストレートはコースを定めて面をしっかり作るなど難易度が高くなってくるため、精度の高いストレートを打つためには訓練が必要になってきますね。クロスに来たものをストレートに返せるようになると、試合でも優位に立てるようになります。
ただ、相手前衛がストレートに張っていると分かっているときには、前衛を揺さぶるためにクロスに振ることも有効です。（威力はなくてもいいので、ネットすれすれで浮かないように）また、相手の後衛を大きくクロスに振ることもいいと思います。ただし、相手の前衛に捕まらないよう中途半端にならないよう気を付けなければいけません。
こちらがトッパンのときでも、相手の構え次第ではクロスがよく効くこともあります。それに、いつも同じ配球ばかりでは読まれてしまいますので、意表をつくことも戦術の一つです。
ダブルスはとにかく二人でやるものですので、相手にどう打たせてコースを読むか、どうポジションを取って自分がどこを取るのか、ペアにはどこを取ってもらうのか、というのが大切になります。ストレートがセオリーととらわれず、状況に応じて、自分たちがどう仕掛けていくか、（あそこ打てばここに返って来やすい、ここにはほとんど返ってこない、ここに打たせるためにこう配球するなど）研究していくと、バドの奥深さが分かってますます楽しくなってきますよ。
長々となってしまいましたが、わかりにくかったらすみません。

記事番号：309

重要度：☆

すみません。最初に「ストレートがセオリーと考えます」と書きましたが、後述と矛盾してきますね。セオリーとは一概に言えないと考えたがいいかも知れません。
バド好きさんが「団体行動なので・・・」と言われるように、クラブ内で共通理解できないと苦しいものがありますね。
「こういうときはどうしたらいいの？」「こんな時はここに打ったがいいと思うけど」など、その場の状況に応じた動きや配球を率直に話し合えるのが一番いいですね。いろんなサイトや本も出ていますので、参考になさってクラブの方々にも紹介することも一つの方法だと思います。
やっぱりクロスの練習も必要ですよね。私も鋭いクロスカットやクロスヘアピンを打てるようになりたいです。

記事番号：310

重要度：☆

とても分かりやすい説明、ありがとうございました。
奥が深いですね。本当に・・・。
そこがおもしろくもあり、苦しくもあり。

沢山練習して、色々なパターンで返球できるようにがんばりたいと思います。

上手になれば、私の主張も通るでしょう。
と言うか、絶対認めてもらいます！！

記事番号：311

重要度：☆