[84] 知りて 見そ |
- 大滝 - 2022年06月20日 (月) 10時52分
柳宗悦の「南無阿弥陀仏」に書かれてあったこと。 「見て 知りそ 知りて な見そ」 知る前に見よ 知ることを先にして見ることを後にしてはいけないと。 見るとは直下に見ることであり、知るとは外から眺めて知ることである。
見る(直観)はすべてを開放するが、知識はすべてを限定すると。「信」 と「知」の関係も同じだと。
知識から信心は出て来ぬ。知る前に信ぜずして、何を知り得、どれだけ 知り得よう。と、柳は云う。
僕が宗教に対する一般的な知識があったとしても、具体的に信心が持て ないのは、僕が知ることを先にしているからだろう。
しかし、知る前に信じるというのは非常に危険なことではないかと思う。 オーム真理教にしてもその他の狂信的なオカルトにしても知る前に信 じていることが原因ではないだろうか。
その意味で宗教とは怖い一面もあるんだと思う。僕は、宗教を信じたい と思うけど盲目的な信者にはなりたくないと思う。
だから、僕にとっては、「知りて な見そ 見て な知りそ」ということ になる。
いつまでたっても、悟れないことになるけど、それでもいいのさ〜!
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