| [337] 神は存在するか?4 |
- 大滝 - 2025年06月23日 (月) 14時02分
「父が息子に語る哲学の書」のスコットハーショヴィッツも神(宗教)の存在についてはどちらかというと否定的だった。要するにわからないのだ。
「人間は考える葦である」で有名なパスカルの言葉に「パスカルの賭け」というのがある。
神が実際に存在するとして。神の存在を信じた者は天国に行ける。信じない者は地獄行きということになる。
神が実際には存在しないとして。信じた者も信じなかった者も何もなし。信じたからと云って失うものは何もないと。それであれば、信じた方が得だとパスカルはいっている。
信じるか信じないかを損得で考えるのはどうよと思うが、神がいてほしいと考える僕と似ているところがある。違うのは功利的かどうかで深いところではやっぱりパスカルも神を信じられなかったのではないかと思えた。
偉人である哲学者でもわからないのだ。これについてはもうこれ以上考えないことにする。
パスカルの考えに従って、僕は神を信ずることにする。
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