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[325] 神は存在するか?
大滝 - 2025年04月14日 (月) 11時48分

「宗教を信じるということはどういうことか 石川明人」を読んだ。石川はキリスト教の信者らしいが、感じていることは僕と同じだと思った。全知全能の神が存在するのであれば、なぜ世の中の不条理を放っておくのだ。戦争とか犯罪とかなぜ善人が殺されて悪人が栄えるのだと。

石川もそのことについては悩んだといっている。あのマザーテレサも神に疑いを抱いていたと聞いて、真摯な信者であるならば、当然と僕には思える。その逸話を聞いて、僕はマザーテレサを信じることができると思った。世の中に起こっている理不尽な事象を神があるならば、どう説明するのだ。神を信じたいと思ってもこれを信じられないではないか。

「宗教を信じる~」のなかに、プロテスタントの牧師・神学者のパウル・ティリッヒの言葉が僕には一番納得がいったな。
「神は存在しない。神は本質と実存を超えた存在それ自体である。だから神を存在すると論じることは、神を否定することである。」。
神は、モノや人間のように存在するものではないといっている点でその通りだと思う。パウルは存在それ自体を信じているのだろう。牧師だから当然であるが。

僕は、存在それ自体も信じられない。しかし存在してほしいと願っている。願っていなければ、神社仏閣にお参りなんかするものか(キリスト教の神様も神社仏閣の神様、仏さまも一緒にして滅茶苦茶であるが)。

「宗教を信じる~」は、僕が普段、漠然と考えていることと同じで共感できたが、石川自身がなぜ、キリスト教信者になったのかが書かれていない。そこが知りたかったな。




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