| [253] 倚りかからず |
- 大滝 - 2024年05月27日 (月) 11時28分
茨木のり子詩集を読んだ。断片的には「私が一番きれいだった時」とか「寄りかからず」とかは読んでいたが、全部を通して読むのは初めてである。彼女の詩は、家を修理に来ていた大工さんが、「奥さんの詩は俺でもわかるよ」と言われたことをひそかに誇りにしていると言っていたが、ほんと僕でもわかる。
どこに惹かれるのか?彼女の詩は、精神が高潔でシャキッとしたところがある。あいまいで思わせぶりなところない。
以前掲示板で引用したことがあるが、もう一度引用する。 倚りかからず もはや できあいの思想には倚りかかりたくない もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない もはや できあいの学問には倚りかかりたくない もはや いかなる権威にも倚りかかりたくはない ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合なことやある 倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ 茨木のり子
その通り!だと思うが、軟弱な僕はすぐ日和ってしまって情けねぇ〜!
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