| [245] 紫式部2 |
- 大滝 - 2024年04月30日 (火) 11時55分
NHKの大河ドラマ「光る君へ」を面白く見ているが、やはり天皇を中心とした貴族の権力闘争であり、人間関係もその周辺に限られていて、一般庶民の生活とはかけ離れている。 その辺をおもんばかってか、ドラマでは紫式部や藤原道長が貧民に気を配っていたかのように描かれているが、これは無理があるような気がする。藤原道長は、政敵(兄の道隆やその息子の伊周(これちか)が病気とか謀反(花山天皇の暗殺未遂)により次から次と失脚し、権力の頂点に立ってこんな歌まで歌っているのだ。 この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば (この世は自分(道長)のためにあるようなものだ。満月のように足りないものはなにもない) 紫式部日記を見ても庶民階級などは眼中に入っていないような記載はあるが。まっ ドラマだからそんなに目くじらを立てる必要もないかぁ。
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