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[1158] ジョーカーフェイス
マキシムブロー - 2007年02月18日 (日) 17時05分

ジョーカーフェイス


プロローグ


平和なけいじろう王国・・・。

ケケケケケケケケケ。。。

どこからとくもなく響く不気味な笑い声。。。

うわぁ!
甲高い叫び声とともに1人、1人ときえていく。。。

生き延びた王国国民は国民を助け、
ジョーカーと名乗るものを見つけることができるのか。。。


登場人物

けいじろう:
けいじろう王国の国王。

千夜:主人公らしい。。。
国王に仕える忠実な部下。

マキシム:
1週間前に行方不明になる。

武佐矢:
1週間前に行方不明になる。

魔天:
王国の国民。

アルテマ:
行方不明。

魁:
カラーのジョーカーがとられていた。

フィタマー:
大親友のマルルが消えてしまった。

マルル:
行方不明。しみと塩のついたジョーカーのカードがあった。

J:ジョーカー
すべての事件の犯人と思われる人物。


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ヒント

□ジョーカーのカードにはしみと塩がついていた。

□しみは油だった。

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[1163] ジョーカー
マキシムブロー - 2007年02月19日 (月) 16時24分

ジョーカー


千夜「国王様!大変です!」
けいじろう「なんだよぉ」
千夜「王国の住人が最近行方不明になってるんですよ!」
けいじろう「なに?誰だ?」
千夜「今のところマキシム、武佐矢の2人ですが姿を消してからもう、1週間もたつんですよ!」
けいじろう「なになに、それは大変だ。。。」
千夜「あと、マキシムの家にこんなものが」


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このくにはくわたしがくいつくす。

               ジョーカー

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千夜「武佐矢の家にも同じものがありました。」
けいじろう「どういうことだ。。。」

ガチャン!

けいじろう「だれだ?」
魔天「はぁはぁ、大変だ、アルテマがきえた。。。」
千夜「なに?」
魔天「家のどこを探してもいねぇんだよ。。。」
けいじろう「家になにかありましたか?」
魔天「あぁ、こんなものが」


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さんにんじゃくいたりねぇよ。

          ジョーカー

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けいじろう「なんてことだ。。。」
千夜「これは誘拐、でしょうか?それとも。。。」
魔天「なぁ、みんな生きてるよな?なぁ?」
けいじろう「イエスとはいえませんけど、望みはあると思います」
千夜「手がかりはこの紙切れ3枚だけか。。。」
けいじろう「王国探偵にたのんどくよ。情報収集たのむ!」
千夜「りょーかい!」


続く

[1166] 5人目
マキシムブロー - 2007年02月19日 (月) 21時23分

5人目


千夜「情報収集ってなにするんだよ。。。」
魔天「ね。」
千夜「うぉ〜い!びびた〜」
魔天「びびた?誰や?のびた?」
千夜「ヴォケ。。。」


マキシム家周辺。

千夜「ここら辺といったらぁ〜」
魔天「魁の家や」
千夜「おじゃま〜」

シィ〜〜〜〜〜ン。。。

魔天「か〜い!か〜い!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千夜「お出かけ中か?」
魔天「かぎ空いてたジャン」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千夜「もしや。。。」
魔天「さがせ!」


千夜「なぃ、なぃぞ。」
魔天「ジョーカーのカード」
千夜「これは、トランプ。。。もしや!」
魔天「どした?」

千夜「あった!ジョーカー。1枚しかない。白黒のほうだ。」
魔天「カラーのほうは?」
千夜「なぃ。。。」
魔天「なんかかいてるか?」
千夜「お、おぅ」


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これでごにんめ。あとなんにんだ?くいつくすまで。

                ジョーカー

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魔天「5人目?まて、アルテマで3人目のはずじゃ!?」
千夜「また、被害者が出たか。。。」
魔天「く、なぜなんだ、どうしてこう、人が次々と。。。目的は何なんだ!ジョーカー!」


続く

[1169] 探偵
マキシムブロー - 2007年02月20日 (火) 18時37分

探偵


けいじろう「探偵さま、こんにちは。」
探偵「やぁ、国王様。事件のことは伺っております。」
けいじろう「じゃあ、お願いしますよ!名探偵雑草」
雑草「まかせてください」


魔天「くそ、4人目、誰だ!」
フィタマー「おぃ!君たちは王宮の人か?」
千夜「そうだが、なにか?」
フィタマー「マルルが、どこにもいないんだよ!」
魔天「本当か!?どこだ、つれてってくれ!」


マルル宅。。。

千夜「あれ?誰かいるようですけど?」
フィタマー「そんはずは。。。」
魔天「とりあえず入りましょう!」

千夜「誰かいますかぁ?」
???「いるが。」
魔天「マルルs?」
???「いや、私は王国極秘捜査探偵、雑草だ」
千夜「雑草s!?聞いたことある!」
魔天「この人が手がけて解決しなかった事件はないとか」
雑草「それはどうも」
フィタマー「ところでマルルは?」
雑草「いないようですね。しかしこれがありましたよ」
千夜「これは!?」


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よにんめだよ。まだまだはらがへっている。

             ジョーカー

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雑草「あと、ほかにジョーカーのカードがありました。」
魔天「これは!魁の家にあったやつと一緒や。。。」
千夜「じゃああっちのほうが先にさらわれたのか?」
雑草「なぜ、ずらしたのだろう。。。」
フィタマー「マルルは?マルルは?」
雑草「何者かにつれさらわれたようです。」
フィタマー「そんなぁ。。。」
魔天「ん?なんだこれは?」
千夜「しみ?か?」
雑草「ジョーカーのカードにしみ?」
魔天「あと、キラキラしたものもある。」
千夜「ん?粒か?」
雑草「ぺろり。」
千夜「おぃおぃ証拠品!」
雑草「塩ですね」
魔天「塩?なぜだ?」


続く

[1171] 再始動
マキシムブロー - 2007年02月20日 (火) 21時55分

再始動


千夜「塩?ん。。。」


数日後。。。

けいじろう「最近は事件が起こってないみたいだな」
千夜「そのようですね。。。でも!でも!いなくなったひとは帰ってこないんです。」
けいじろう「雑草さまに任せているので大丈夫ですよ」
千夜「そんな、そんな。。。」

ガチャン!

雑草「失礼!大変だ!」
けいじろう「どうしましたか?」
雑草「魔天が、魔天が。。。」
千夜「魔天が!?つれてってくれ!」
けいじろう「私もいっしょします!」


魔天宅。。。

雑草「こちらです。」
千夜「魔天!まてーん!」
けいじろう「例のカードは?」
雑草「少し探したのですが見つからなかったです」
千夜「みんなで探そう!」


けいじろう「あった!」
雑草「どこ?」
けいじろう「ティッシュの中に入ってました。」
千夜「ティッシュ?」
けいじろう「鼻をかもうとしたら出てきて。。。」
雑草「ないようは?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゆだんはきんもつ。まだはらはみたされない。

                ジョーカー

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千夜「くそ、魔天までを。。。」
雑草「何か、証拠がないかしらべましょう!」
けいじろう「あ、こんなものがありあました。」
千夜「これは、カギ?」
けいじろう「カードと一緒にありました。」
雑草「108?ん?武佐矢のアパートのナンバーじゃないか?」
千夜「いこう!」


続く

[1174] ピエロ
マキシムブロー - 2007年02月21日 (水) 17時08分

ピエロ


けいじろう「これからまたいくんですか?だとしたら私は帰ります。用事がありますので。。。」
雑草「そうか、気をつけてください」
けいじろう「それでは」


武佐矢宅。。。

ケケケケケケケケケケケ。。。

千夜「なんだ?」
雑草「入ろう。」

ガチャッ!

雑草「そこにいるのは誰だ!」
???「ケケケケケケケ」
千夜「だれだ?ん?ピエロ!?」
???「ふ、私はジョーカーだ。。。」
2人「ジョーカー!?」
J「こいつは返しておこう。」

バタッ。。。

千夜「武佐矢!」
武佐矢(気を失っているようだ)
雑草「お前は何者だ!」
J「ジョーカーだ。」
千夜「なぜ、なぜみんなを連れさらう?」
J「理由などない。この国をくいつくすだけだ。」
雑草「ふ、そうか、じゃあ今すぐ捕まえてやる!」
J「それは無理ですよ。」
千夜「ふんっ!」

サッ。。。

千夜「はやい。」
雑草「やっ!」

サッ。。。

J「それほどですか。。。そんなんじゃこの国はすべてくわれてしまいますよ。。。フフフ。。。」

ピカッ!

2人「う、まぶしぃ。。。」



雑草「ぅ。。。いない!」
千夜「なに?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こいつはかえそう。そのぶんはらがへる。

               ジョーカー

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


雑草「く、逃がしてしまった。。。」
千夜「でも、どこから?」
雑草「ん!?」
千夜「ドアとか、窓とか開ける音しなかったし、全部かぎしまってるよ?」
雑草「どういうことだ?とりあえず武佐矢!大丈夫か!」


続く

[1179] しみ
マキシムブロー - 2007年02月22日 (木) 20時43分

しみ


千夜「武佐矢ぁ〜」
魔天「武佐矢ぁ〜?」
武佐矢「武佐矢ぁ〜」
千夜「起きろー」
魔天「起きろー」
武佐矢「起きろー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ボコッバコッベキッ!

武佐矢(再び武佐矢は眠りに着いた)
千夜「あぁスッキリ」
魔天「いけない気がするけど」
雑草「おぃおぃ。ってかさっき電報がとどいた。」
千夜「なになに?」
雑草「んっとねぇ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

雑草さまへ♪

ハロゥ。けいじろうだよぅ♪
雑草君の持ってきたカードのシミはねぇ
油だってさぁ〜♪
じゃ、ばいばい♪

けいじろうよりぃ♪

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


魔天「油?」
千夜「油?」
雑草「油!」
千夜「油。。。なんだろぅ。。。」
魔天「油と塩。。。」
雑草「なんだろ。」

千夜「ってか密室脱出のなぞは?」
魔天「ジョーカーか?」
雑草「ぼくが思うにこの畳ですね。」
せ・ま「畳?」

カパッ。

雑草「ほら、トンネルだ。」
千夜「どこにつながってるんだ?」
魔天「いく?」
雑草「まて、武佐矢の話を聞いてから」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

千夜「おきろぉ!」
武佐矢(ふかい眠りについている)
魔天「千夜ぁ、キサマぁ」
千夜「お前だろぉが」
雑草「2人のせいだから。。。」


続く


なぜかつれさらわれたはずの魔天が出ていますが
ミスですので気にしないでくださいw

[1198] むさやばなし。
マキシムブロー - 2007年02月25日 (日) 22時39分

むさやばなし。


千夜「おきろぉ〜」
武佐矢(しんだように眠っている)
雑草「オィオィ。。。」


数時間後。。。

武佐矢「ぅ。。。ぅ。。。」
千夜「起きた!」
武佐矢「ここは?」
雑草「お前の家だよ」
千夜「んで、ジョーカーにつれさらわれたときのこととか、覚えてないか?」
武佐矢「ぅ。。。思い出そうとすると、頭がいてぇ。。。」
雑草「そうか。。。じゃ、ゆっくり思い出せ。」
千夜「じゃこの洞窟に行くか?」
武佐矢「洞窟?」
雑草「この畳の下さ。」
武佐矢「ん?なんだこりゃ。」
千夜「まず、お前はゆっくり休め。」
雑草「じゃぁいくぞ!」


数分後。。。

千夜「細いな。。。」
雑草「どこまで続いてんだ?」
千夜「こんな穴前々からほってないと無理だよな。。。」
雑草「だとしたらかなりの計画的犯行ということになる。」
千夜「もしくは武佐矢がジョーカー。。。」
雑草「でも、ジョーカーと武佐矢は一緒に出てきたんだぞ」
千夜「でも武佐矢がジョーカーだとすると密室脱出トリックも解けるな。」
雑草「いったいなんなんだ。。。」

ケケケケケケケケケケケケ。。。

2人「ビクッ。。。」

ケケケケケケケケケケケケ。。。

千夜「やめろやめろ!」
???「フッフッフ。。。」
雑草「くそ、ジョーカーか。」
千夜「この先、明るいぞ!」
???「出たらそこは地獄だ。。。」


雑草「ここは。。。」
千夜「王宮か?」
J「ようこそ」
雑草「ジョーカー!」
千夜「く、今度こそ捕まえてやる!」


続く

[1200] 正体
マキシムブロー - 2007年02月26日 (月) 20時34分

正体


J「ふふふ」
千夜「く!」

サッ!

J「そんなのでつかまえれるとでも?」
雑草「とりあえずお前の目的はなんだ?」
J「なんどもいうようにこの国をくいつくすことですよ。そしてあなたたちも。」
雑草「ここが王宮なら国王様に応援を呼ぶか。」プルルルル。。。
J「う、くそ。。。」

タタタタタタタタタタ!

千夜「くそっ!にげた。」
雑草「もしもし、国王は?ん?いなぃ?なぜだ?」
千夜「く、見失った。。。」
雑草「あ?いまきた?ん?」
千夜「いま、だと。。。」
けいじろう『はぁはぁ、どうしたんだね、雑草くん。』
雑草「あれ?国王様、どうしてつかれているんですか?」
けいじろう『あぁ、ちょっと、走ってきたんだ。』
千夜「もしや、油のしみと塩ってポテチか!?」
雑草「何で走ったんだ?」
けいじろう『ろ、老化防止だょ』
雑草「んでみんなはどこ?」
けいじろう『そんなこ、いゃ、知らない。ジョーカーっていうやつが連れ去ったんだろう?』
雑草「そぅか。。。キサマ、ジョーカーだろ?」
けいじろう『そんなわけが。。。』
雑草「正直に言ったらどうだ、みんなはどこだ?」
けいじろう『く、王室まで来なさい。』
雑草「にげんじゃねぇよ?」
けいじろう『ふ、どうだかな。』ブツッ。。。
千夜「やっぱりあいつがジョーカーか。」
雑草「多分な。でも国王とは違う人だとオレは思う。」
千夜「まず、行こう!」


王室。。。

けいじろう「まっていましたよ。。。」
千夜「ジョーカー。。。魔天を、国のみんなをどこにやった!」
けいじろう「なぜ言わなければならないのですか?」
雑草「もう、逃げ道はないんだぜ?」
けいじろう「しょうがない。優秀な部下ども、こいつらを牢獄に入れたまえ。」
???「はっ!」
千夜「お、お前らは!?」
雑草「つれさらわれた国民じゃねぇか!」
けいじろう「君たちもここで食う!」


続く

[1208] あ、3月1日までおわらせないと。。。
マキシムブロー - 2007年02月27日 (火) 20時46分

あ、3月1日までおわらせないと。。。


魔天J「千夜。。。。。。」
千夜「ぐ」
雑草「千夜!」
けいじろう「おや、もう終わり?」
雑草「くそぉ!」
アルテマJ「ふ!」
雑草「ごめん!」ボコッ!
アルテマJ「ぐ。。。」
雑草「千夜!」ボコッ!
魔天J「ぐっふ」
千夜「ありがとっ」
けいじろう「殴るだけじゃ、ん?」

ボコッ!

けいじろう「ぐっは。。。」
雑草「顔が崩れた?」
けいじろう「く、しょうがない。私の正体は笑止だ。」
雑草「笑止だと!?またあらわれやがったのか。。。」
千夜「誰?」
雑草「話したくない。。。」
千夜「そぅか。。。じゃあ国王様も連れさらわれたのか?」
雑草「やっぱり国王じゃなかったってことだ。」
笑止「ふ、この国は私がくいつくす!」



そして、

このあと雑草と千夜は長い長い戦いの末

国民すべてをつれもどすことができた。

しかし国王の行方はまだ知れず。

まだ王国に平和の光は見えなかったのだった。。。


数年後。。。

雑草率いる王国極秘探偵団はついに笑止のいどこを突き止めた。

そこに国王はいると信じ国民たちの新たな戦いが始まったのだった。。。



終わり



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