「御先祖様　貴様と俺は似ているが違う
貴様はまばゆい光に惹かれてうろつくだけ
一人では高くも遠くへも飛べない　醜い蛾だ！」

出展：武装錬金
キャラクター：パピヨン（蝶野攻爵）

今年も無事打ち切られずになんとか乗り切ることができた武装錬金から。
まず第一に変態であることが取り上げられるパッピーですが、自らの野望に関しての執着心は異常なほど。敵対するものなら、プライドを傷つけたものなら容赦なく倒す。ようするに決めるところでは決める。
そんなパッピーの先駆けでもあったバタフライを倒した際の決めゼリフ。嗚呼、変態なのにすごく格好良い。

2004年12月15日 (水) 23時15分

泣いていたのは、そう。さっきのように悔しいから泣いていたんじゃない。
悲しいから──―両親が死んでしまったという事実が重すぎるから、俺は涙を流したんだ。初めて……両親が死んでから半年も経ってようやく流した、別れの儀式。
でもそれもここまで。いつまでも、こんな寄り道はしていられない。

風は止んだし、合図も鳴った。
さあ──そろそろ本気で走りはじめなくちゃ──

出展：空の境界
キャラクター：臙条巴

空の境界という作品においてもっとも燃える、そしてもっとも悲しきキャラクターと言いたい巴クンから。
荒耶宗蓮という空の境界全編に渡って敵キャラとして出てくる男の数多くの犠牲者の一人。それが臙条巴。本当に、何もかもありとあらゆる全てのものを奪われてしまった、『ただの人』。
そんな彼の、決意の瞬間。

2004年12月14日 (火) 23時19分

「確かに僕は空っぽですけど！
決して　空しくなんかない！！」

出展：アニメ　鋼の錬金術師
キャラクター：アルフォンス・エルリック

今年一気に大ブレイク起こした鋼から。
アルの中身は本当に空っぽなんである意味冗談的なセリフですが、ようするに「人間とは言えない体しているけど」っていう意味なんですよね、コレ。
かなりしっかりとしているところとか実は体術だけなら兄貴より上だとか割と不意打ち多いとかアルはエドより大人だよなぁっていう所が結構多いような気がします（爆）。

2004年12月13日 (月) 22時47分

「お前が全ての元凶だ！　次に勝手に買ったら殺す！」
「優しく解説してやるが、実力差という単語を知っているか？」
「……椅子のヒルルカをゴミ捨て場に放り出す」
「何という破廉恥な！　我が愛娘を、荒くれ椅子どもの慰みものになどさせぬぞ！？」

出展：されど罪人は竜と踊る　五巻　そして楽園はあまりに永く
キャラクター：ガユス・レヴィナ・ソレル＆ギギナ・ジャーディ・ドルク・メレイオス・アシュレイ・ブフ

され罪シリーズ恒例のガユスとギギナのショートコント。
荒くれ椅子ってどんな椅子だよ、と凄まじくツッコミを入れたくなります。ギギナの脳内ではヒルルカは箱入りお嬢様らしいのようですが……。
しかし、そんなヒルルカ嬢も実は大型単車並の凄まじい重量を誇るギギナの体重をさらりと受け止める脚線美溢れる木造椅子。おい、咒式強化されているだろうこの椅子（汗）。

2004年12月12日 (日) 21時54分

たとえ花は枯れ
大地は黒く切り裂かれ
海は干上がり
川は終着点を見いだせず

風は死んだまま、旗はたなびくことなく
地に人の骸が横たわり
人は歌を、土は穀物を紡ぎ出すことを忘れてしまっても

僕の良心が剣になることはなく
僕は運命と決闘することはないだろう
僕の苦しみが、僕以外に背負わされることはなく
僕の喜びが、うすぐらいところにあることはないだろう

僕は、決して無謀という名の銃は持たない

出展：銃姫　二巻　～Ｔｈｅ　Ｌｅａｄ　Ｉｎ　Ｍｙ　Ｈｅａｒｔ～

今年始まったライトノベルシリーズ屈指の作品と言いたい銃姫の出展第二弾。
今まで表紙になったことは一度とてなく、三巻でようやく表紙になれるかと思ったら作者の陰謀らしきもので表紙になれることはなかった哀愁漂う主人公セドリック関連のものを連続で。表紙には出てこないけど、ちゃんと中身は主人公だから！（泣笑）
で、本文はカラー口絵に記載されている一文です。銃姫２巻のテーマの一つになり、主人公セドリックの背負うものとなっております。
割と地味ですけど、面白いですよ銃姫。ＭＦＪ文庫なので入手がやや難しいと思われますが、見つけたら、ぜひ、ご購入を！萌えキャラも『オウムしか友達がいない』『眼鏡っこ』『爆乳』などいっぱい揃っています！もちろん僕は左の三人全員に萌え萌えだぜ！！

2004年12月12日 (日) 01時00分

「裏切る気だったんですか！？」

出展：仮面ライダー剣
キャラクター：剣埼一真

……いや、あえて何も言わないでください。何も聞かないでください。
こういうのも、あっていいかなーって……。
ダメですか……？

2004年12月10日 (金) 23時09分

「――なぜ」
「なんか、面白そうじゃないから」
「……うん、先輩を見ているかぎり、あまり楽しそうじゃない。それに僕は先輩のいう普通ってヤツのほうがいいんです。特別な存在なんて、イヤだ」

出展：空の境界
キャラクター：黒桐幹也

式の代表的なセリフを書いたんだから一応主人公だろう幹也クンの代表的っぽいセリフも――と思ったが、一番最初に脳裏に出てきたのがこれだというのはどう考えても普通じゃありえない普通が起源のコクトーさん。
行き過ぎた「普通」を求める者はその時点で既に「普通」ではありえない。「普通」という異常性と「凡人」という平凡さは明確な違いが――
自分でも何言ってんだかよくわかりゃません。

2004年12月10日 (金) 00時48分

春の日差しを浴びていたら・・・思考が宇宙に及んだから

出典：ガンスリンガーガール
キャラ：クラエス

なんというか「それはどうだ？」と思わざるを得ないせりふ。
昔ほど感傷的じゃない自分がいるなぁこれ読んでると。
とにかく、朝起きてそんなことを言い出すこいつはハーブ園じゃなくてそのうち空中庭園を作り出すなと期待しているわけですが。

2004年12月09日 (木) 07時12分

『ひ孫を楽しみに待ってなー！』

出展：飛行艇時代
キャラ：ポルコロッソ

紅の豚の原作より。ちっさい漫画だったんですけれどやっと再編されたので。
飛行艇を治してから島に戻るときフィオがついてくるんで、一族が『てぇだすなよぉーー』と送ったのに対してのこのせりふ。
あん　まり　だ。アニメではクールで渋い豚さんも口癖が「ｳﾋｮﾋｮ」のキャラクターに。でも、宮崎作品唯一好きなのが紅の豚の私としては面白い本じゃったー

2004年12月09日 (木) 06時48分

「魂のともし火よ！　眠りし獅子を呼び覚ませ！　覚醒の能力！　サイコ・バーガンディ！！」

出展：ファントムブレイブ
キャラクター：ウォルナット

またファントムブレイブから。本作のライバル的キャラクターであるウォルナットさんから。
この人の不幸っぷりは尋常じゃないです（汗）。「いくら神が俺を嫌っていると言ってもそこまでの仕打ちはするまい」と心の中で毒づいているのも仕方ないほどの不幸な生い立ち。境遇。そしてオマケに能力。命を削らなきゃ使えないというハイリスクローリターンな減価交換の原則。マローネのシャトルーズのインチキっぷりが恐ろしいぜ。
そんな己の不幸に嫌気が差し、同じような生い立ちと境遇を持ちながらも諦めずに人々の信頼を得ることに成功してしまったマローネに復讐しようとしていた時もあった彼ですが、最後はカッコ良く決めました。しかしやっぱり最後まで不幸だったよなぁこの人と思います（泣）。

2004年12月08日 (水) 22時50分