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| No.288 雨の日の ファースト・コンタクト |
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| NAME:光輝 |
色のない夢をみている感じだった その日はとても冷たい雨が降っていいて、空は灰色 僕は日曜日なのに幼稚園の制服に着替えさせられ、母さんに手を引かれ、殺風景な場所に連れてこられた 大人たちは表情を曇らせ誰も僕にかまってくれなかった
―――いつもなら母さんが手を握ってくれるのに
僕の手はとても冷くて、もう感覚もなくただあるだけだった とうの母さんはずっと先で泣いていた
暗い、とても冷たい世界に一人ぼっち、 とても心細くて、 世界の冷たさは、僕のちいさなからだからねつを奪う 奪うというより、侵食されるカンジ 冷たさが、夏物の制服でむき出しになっている手や足に張り付き、やがては全身に及ぶ、体が完全に冷え切ると、次に体の奥にあるものにも手を架けてくる、
ぬらりと
見えざる冷たさは、孤独をよりいそう煽った 全身に鳥肌を立て拒絶反応を示しても、そんなことは無意味とばかりに侵食を続ける その頃になってくるともう、先に冷え切っていた指先は、冷たさに爪を立てられているようだった 冷たさは心のすぐそばまで来ていた 必死で助けを求める
―――誰か・・・・・、
青い少女が、
―――どうか、
雨にかまわず走ってくる 長いスカートが雨にぬれ足に絡みつくことも気にせず
―――僕の・・・・、
そんな青い少女が
「・・・・え?」
すぐそばに立っていたら驚くのも無理はない、
「どうしってわかったの・・・?」 青い少女は僕を不思議そうな目で見つめてくる 無彩色の世界に紅一点 ・・・藍一点?(とにかく 鮮明な印象 なのに、どこか儚げで幻想的
「僕のお願い、どうして?」 話しかけて、目で見て、手で触れていないと消えてしまいそう
「ねぇ、」 「テレパシー・・・・、」 「へ?」
「おーい、フォックスー!!」 呼びかけに振り向く しまった、と思い視線を戻した時にはすでに遅く、青い少女は消え無彩色の世界が広がる また名前を呼ばれ振り向く、 ため息をついて、右手に視線を落とした、 さっきまで、まったく感覚が無かったのに今はちょっとあったかくて、青い少女がいた唯一の証拠になっていた
この感覚はすぐに消えてしまって、 いつか僕も今日の日のことを忘れてしまうかも知れないけど、
「また、会えるよね」
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| No.289 クリスタルさん再びを記念して |
| NAME:光輝 |
青い少女の名前は出てこなかったけど頭のいい皆さんならきっとわかってくれるはず
私的にこの2人は以前どこかで出会っているような気がするんですよね しかし2人の年齢差を間がえっるとこの文はおかしいですねどう見ても同い年くらい、(駄目文。
あと、小説のリクを受け付けます〜♪ どんなんでもドンとコイです(ああ、でも詳しいお話は聞かせてください
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