[68] 「赤木ファイル」について |
- 管理人 - 2021年03月25日 (木) 19時29分
赤木俊夫さんの遺したとされる「赤木ファイル」の存在について、ご遺族が起こされた裁判が継続しております。報道などによれば、「赤木ファイル」には、文書の改竄の経過が書かれているとされています。現在、メディアが注目しているのは、このファイルが明らかになれば、森友事件の裏の事情が明らかになると言う期待があるからです。ただし、「赤木ファイル」についての報道を見ると、そのほとんどが「籠池氏が政治家(特に、安倍晋三氏)を使って近畿財務局に圧力をかけ、その不始末を隠滅するために、近畿財務局が文書の改竄を赤木さんに命じて行った」と言う内容を示唆するものになっています。
私達も、この事件で亡くなられた方が出たことは、とても残念です。心からお悔やみ申し上げたいと思います。
この件について、籠池泰典氏に改めて確認すると、以下のようなお話を頂戴しました。 これを私達なりにまとめると、以下の通りになります。
「まずは、亡くなられた赤木俊夫さんのご冥福を心からお祈りします。」と言う前置きをされた上で、続けて述べられました。
まず、申し上げたいことは、森友学園や籠池泰典 元理事長が当該土地の購入時に政治家に便宜を図ってもらった事は絶対にないです。
次に、この土地は、元々、森友学園が定期借地をしていたものです。それを当時の顧問弁護士の発案で購入に切り替えた経過があり、国との交渉もその弁護士が全て仕切っていました。 森友学園側としては、すでに正式な占有権限を持っている土地ですから、所有権移転の交渉にわざわざ政治家を交渉に関与させる必要性はありません。
最後に、この土地の所有権者は、国土交通省です。財務省近畿財務局はあくまでも「代理人」か「窓口」の位置付けでした。実際、定期借地権設定の交渉で、近畿財務局の担当者が細かい点でも、大阪航空局の意向を確認していた光景を籠池氏は目撃しています。 近畿財務局が、仮に文書の改竄をしたのなら、それは政治家からの圧力ではなくて、大阪航空局が関係する理由だと考えるべきでしょう。
これらの主張は、私達なりに納得しております。
このような理由により、「赤木ファイル」の内容は、政治家からの圧力ということはないと私達は確信しております。
では、もし、近畿財務局が赤木氏に文書の改竄を命じたとしたら、どういう理由があるのでしょうか?
この点について、私達が既に公になっている「森友事件」関係の文書を精査すると、「瑞穂の国記念小学校」の埋設物中のアスベストの存在を隠蔽した痕跡が何箇所も見つかっています。そのような事実を見ると、「赤木ファイル」の内容は、アスベストへの言及の可能性が極めて高いと思われます。
「赤木ファイル」の存在が、もし確認されたら、私達もその公開を強く望むものです。
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