*妄想です(きっぱり) *方便は適当です *お話の都合でアンドーはナゴヤに住んでたりしますが、作者本人が実際はどうだか知りません。
八十亀最中。彼女は、地元を愛する名古屋っ娘である。 ある日、彼女は行き倒れていた謎のスライムに出会う。 アンドーと名乗ったスライムは、トウカイ星団アイチ星の王都、ナゴヤに住んでいた。 が、ある日突然屠怪人と名乗るトーキョー星から来た異星人に侵略。 彼らはナゴヤをダサい田舎とばかりに排除しはじめる。その侵略はナゴヤにとどまらず近隣まで浸食していったのだ。 命からがら、逃げ出したアンドーはシャチホコ型宇宙船に乗り込み、助けを求めることにした。 長い旅の末、自分の住んでた星とそっくりの都市を発見。彼の星に伝わる伝説の戦士を探していた時、八十亀にであったのであった。
八十亀「大丈夫だがに?ほれ、これ飲みんしゃい」 アンドー「ああっ!!これは活命茶!!♪これじゃなくっ茶」 八十亀「活命茶もあるんがね!?ほんま、その星 名古屋にそっくりだがね」 アンドー「ぷはーー、生き返る!!」 <ぎゅるぎゅると、どこからか腹の虫が鳴り響く> 八十亀「…ほれ、これも食べんしゃい」 <大須一口ういろを与える> アンドー「わ〜い、3時だ!大須ういろの時間だ! …はっ!!まったりしてる場合じゃない!早く伝説の戦士を見つけて帰らないと…!!うう。でも宇宙船は木っ端みじんになっちゃったし…」 八十亀「直らんの?」 アンドー「材料もないし、あったとしても直すには、沢山の『愛』が必要なんだよ…。でも、貯めるのは、時間がかかりそう…」 八十亀「ほな、直るまでウチにおりゃーせ」 アンドー「えええ!!いいの!?こっちのお金もないんだけど…」 八十亀「こまっとるのに、ほっとけんがね」 アンドー「ううう、ありがとう!! あっ、そうだ!僕の星をおそった屠怪人だけど、全宇宙トウキョー化を狙ってるんだ!この星も危ないよ!」 八十亀「トーキョー化…?」 アンドー「それは恐ろしいものなんだよ。奴ら、最初は近隣のチバ星から手を付けた…。そこに、なんと!トーキョーデズニーランドを作ったんだ!チバなのに!!」 八十亀「それ、こっちもだがね」 アンドー「えええ、すでにこっちも屠怪人に侵略されてるのぉ!?」 八十亀「こっちにも東京ってところがあって、そこの都会人の企業とかが進出したりしてるがね」 アンドー「ややっこやしいなぁ!じゃあ、こっちの屠怪人はヴィランって呼ぼう。 ええっと、とにかく説明するね? 彼らは、だいたいトーキョーだからOK、チバって言ってもどうせわからない…そんな理由をつけて彼らは『まぁいいか』と思っていた…。 だが、それだけじゃぁなかった。トーキョードイツ村、ららぽーとトーキョーーBOY、トーキョーサバゲパーク…。気がいたら、周りはトーキョーのものばかり…。 彼らの愛したチバはなくなってしまったんだ!」 八十亀「じゃ、じゃあナゴヤ星はどうなったがね!」 アンドー「マツザカヤストアはトウキョウの下僕、チバの会社のイオンになり!小倉トーストは、あんバターと改名されてしてトーキョー人しか食べれないようになり!冷やし中華にマヨネーズ禁止令が出た!」 八十亀「!!?そんなのかんがね!」 アンドー「君からは強い『愛』を感じるよ!その力があれば、伝説の戦士になれるに違いない」 八十亀「で、伝説の戦士ぃ?」 アンドー「『愛』を高めてみて!」 八十亀「えええ。えーっと。せや!」 <生徒手帳から、携帯用味噌を取りだしてなめる> 八十亀「♪ふろふき 味噌カツ」 アンドー「つけてみーそ かけてみそ!!すごい!!どんどん『愛』がたかまってるよぉ!!」 <アンドーの中から、謎の光球が飛び出る> 八十亀「だ!?こ、これは??」 アンドー「ナゴヤ国王から預かった伝説のアイテムだよ」 八十亀「おみゃーさん、そんなどえりゃー偉い人と知り合いだったがね…」 アンドー「うん、まぁ…。とにかく、それを手に取って!空に掲げて『トーカイケンジャー!!メタモルフォーゼ』って叫ぶんだよ!!」 <手に取るとシャチホコに変形する> 八十亀「トーカイケンジャー!!メタモルフォーゼ!!」 <光につつまれ、黄色をベースにしたフリフリの服にかわる> 八十亀「!!!??」 只草「ほわぁあああああ!!尊い!!八十亀ちゃんの美少女戦士!!ありがとうございます!!」 <スマホを掲げつつ、土下座する只草> 笹塚「似合ってるやんかー。八十亀」 アンドー「あれ、おかしいな…。正体は見破れないはずなのに…。うーん。君たちからも強い『愛』を感じるよ。きっと仲間だね!」 笹塚「そうなん?って、仲間って何の?」 アンドー「伝説の美少女戦士、トウカイケンジャーだよ!」 岐阜「確かに私は岐阜出身で、部長は三重出身ですけどすけど…」 笹塚「その、プリキュア的なん、結局なんやねん?」 アンドー「<体の中から、自作らしき紙芝居を出す> ♪(日本むかしばなしのBGM) アイチ、昔話。 むかぁ〜し、むかし、犬山の粟栖という村におじいさんとおばあさんが住んでいました…。 おじいさんはマウンテン…じゃなくって鳩吹山に芝刈りに、おばあさんは木曽川に洗濯に行きました。 ある日、おばあさんが、川のそばで洗濯をしていますと、川上から大きな金鯱が一匹、 『ドンブラコッコ〜〜、スッコッコー』と流ながれて来きました。 笹塚「短く!」 アンドー「ええっと、金鯱を持ち帰って磨こうと思ったら『だぎゃー!だぎゃー!』と、それはそれはかわいらしい女の子が中から生まれてきました。 大きくなったアイチちゃんはある日鬼が悪さを知ってると知ると、これを退治しようと決意します。 彼女はおばあさんお手製のキビ団子と、その他いろんな愛知みやげを手にして出かけて行ったのでした」 笹塚「色々、ってざっくりしとんなぁ」 アンドー「だって、そうなってるんだもん」 笹塚「ふぅん。ういろうでも持って行ったんな…」 アンドー「うーん…それで命かけるかなぁ。車海老工房一心とかじゃないの?」 八十亀「ガチな奴だがね…!」 只草ちゃん「で、岐阜県可児市塩字中島の鬼ヶ島まで行ったんですか?」 アンドー「まぁ、そうなんだけど…鬼ヶ島は複数あって…」 笹塚「たくさんあるんかい!」 アンドー「一宮と春日井には鬼ヶ島公園ってのがあってね…?まぁ、とにかくそこに行って、東海圏の仲間を引き連れて、鬼退治したんだ。で、その時使ったアイテムをアイチ国王が管理していてね。 悪いやつが襲ってきたらが、彼らの力を継いだ美少女が現れるって言われてるんだ」 只草「なるほど。で、そちらではいなかったんですね?その美少女」 アンドー「いるかもしれないけど…。逃げるのにせいいっぱいで、探す時間がなかったんだ…。 あぁ、今頃故郷はどうなってるんだろう…。皆八丁味噌ロス病にでもなってるのかな…」 只草さ「私でよければ、協力しますよ?」 笹塚「ウチもおもしろそうやからええで!」
そうこうして、八十亀・笹塚・只草の3人はトーカイケンジャーとなったのだった!!
〜ある日の昼下がり〜 ここは田金高校、写真部部室。 その実態は、東海圏の平和を地元愛で守る、美少女戦士トーカイケンジャーの秘密基地でもあるのだ!!
只草「オリエンタルカレーを食べる八十亀ちゃん!!(*´Д`) やっぱり、イエローはカレーですよね!!」 八十亀「只草、カメラはやめんか!後、ウチはイエローじゃにゃー!!」
アンドー「皆!大変だ!ジモトを荒らす、屠怪人(ヴィラン)があらわれたよ!!さぁ、変身だよ!!」 八十亀「(ガツガツガツ)」 アンドー「ちょっと、早くぅ!!」 八十亀「まだ食べてるがね!」 アンドー「もう、仕方ないなぁ〜〜」 只草「お昼休みの間に解決できればいいんですが…」
〜しばらくして〜 笹塚「ふぁああ〜〜、食った食った。Zzzzzz…」 アンドー「そこ、寝ない!!」(頭を叩く) 笹塚「ふぁああーい」 <謎の光球が飛び出て変身アイテムに変形する>
「「「トーカイケンジャー!!メタモルフォーゼ!」」」
<シャチホコを掲げつつ> 八十亀「輝く未来!!ナゴヤゴールド!!」 <イセエビをかかげつつ> 笹塚「燃える情熱!!ツールビー!!」 <さるぼぼを掲げつつ> 只草「澄み渡る心!!ギフサファイア!!」
「「「美少女戦士!!トウカイケンジャー!」」」 ツールビー「で、どこにおるんや?」 アンドー「刈谷ハイウェイオアシスだよ!」 ナゴヤゴールド「遠っ!!」 ギフブルー「電車…は、キツすぎますね。車、お願いします」 ナゴヤゴールド「ちょい待ちぃな。今、『愛』をためるがに」 <目をつぶってしるこサンド食べる。目を見開き> ナゴヤゴールド「щ(゚Д゚щ)来やーせ!!トヨタ・2000GT!!007オープンカー仕様!!」 <アンドーが車に変形> ツールビー「カッコいいスーパーカーやん…!!って、ところで、トヨタ車ならなんでも呼べるんちゃう?なんでこのチョイスなん??」 ナゴヤゴールド「趣味だがね!!(ドヤァ)」 ギフサファイア「趣味なら仕方ありませんね!!」 ツールビー「まぁええわ。鈴鹿サーキットで鍛えたドライブテクニック、みせだるでぇえええ!!」 ギフサファイア「…思ったんですけど、これ、無免許運…」 ツールビー「何を今更…!!正義の味方やからえーねん!!ってか、これ元スライムやろ?馬みたいなもんやん」 ギフブルー「それもそうでした。じゃあ、運転手は…」 アンドー「いるよ!早く走るには『愛』がたくさんいるからねー」 ツールビー「ふふふ。ウチの地元愛見せたるで!!」
〜刈谷ハイウェイオアシス〜 ナゴヤゴールド「うぐぐ…名古屋走りより荒い…がね…。うぷっ…」 ギフサファイア「ふ、ふう…長良川の激流より凄…。ああっ!!ゴールド!!だ、大丈夫ですか」 ナゴヤゴールド「だ、大丈夫だがね」
屠怪人「ふははは、こんな田舎などほろんでまえ!!こんなチャチな観覧車など、この俺にくらべたら…」 ナゴヤゴールド「!!おみゃーさん、トーキョーもんやな!!」 屠怪人「よくわかったな!!」 ツールビー「や、だって胸にでかでかとトーキョーのマークついてるやん」 屠怪人「っ!!確かに!お前ら、何者だ!!」 ナゴヤゴールド「輝く未来!!ナゴヤゴールド!!」 ツールビー「燃える情熱!!ツールビー!!」 ギフサファイア「澄み渡る心!!ギフサファイア!!」 「「「美少女戦士!!トウカイケンジャー!」」」
屠怪人「あぁん?美少女ぉ?三大ブスの名古屋がいるのに??」 ギフサファイア「風評被害反対!!ゴールドはこんなに可愛いじゃないですか!!」 屠怪人「ふむ。確かにこいつは可愛いな」 ナゴヤゴールド「な、何いっとりゃあすがね!?」 ギフサファイア「でしょ、でしょ!!ほかにも名古屋出身のかわいい子はいっぱいいますよ!例えばSKEの…」 ツーレッド「(無視して)カンランシャー!!地元の人をいじめるのはやめや!」 屠怪人「よく名前が分かったな」 ツールビー「そりゃ、見た目で…?」 カンランシャー「ふふふ。その通り!この俺は葛西臨海公園ダイヤと花の観覧車の化身!!屠怪人・カンランシャーだ!!」 ツーレッド「ダイヤ…なんやそれ。知らんわ」 カンランシャー「令和元年時、日本で二番目に大きいのに!?」 ツーレッド「観覧車ゆーたら、ナガシマのオーロラやろ!」 ギフサファイア「オアシスパークのオアシスホイールですよぉ!!」 カンランシャー「そんなもん知るか!」 ツーレッド「それはこっちもや!トーキョーの観覧車なんかよーしらんわ!」 ナゴヤゴールド「ジモトをわやくちゃにする奴はゆるさんがね!そない、ジモトがいらんなら、ウチのもんは売らんがね!トヨタボイコットしたるわ!」 カンランシャー「え、トヨタって愛知の企業だったの?」 ナゴヤゴールド「だ!!メニコン!ブラザー!!ヴィレッジバンガード!!」 カンランシャー「…え、愛知だったの?」 ナゴヤゴールド「愛知ドビー!!」 カンランシャー「それ、何してる会社?」 <アンドーの中から、ナゴヤが生んだ「名」企業と、続・ナゴヤが生んだ「名」企業を取り出して、たたきつける> ナゴヤゴールド「ちっとは勉強せいや!!」 ツーレッド「しゃーないな。ここは、美和ロックも富士電機三重工場製造も、ボイコットしたるわ!!」 カンランシャー「美和ロックって鍵の??三重だったのか!って、富士ナントカって、何の企業だよ!!しらねぇよ」 ツーレッド「日本にある自動販売機の半分は、ここが作ってるのに知らんのか!!腐った赤福でも食って腹下せ!!」 ギフブルー「では、私はLECIPと太平洋工業株式会社…」 カンランシャー「だから、しらねぇよ!」 ギフブルー「LECIPさんは、電車の車内表示器とかつくってるトップクラスの企業ですよぉ!太平洋工業さんは、タイヤバルブ、バルブコアは国内シェアほぼ100%ですぅ!! セリアかヒマラヤにしておけばよかったですかね…(*´Д`)」 カンランシャー「ふ、ふん。ど、どんなに東海の企業がボイコットしても、ひ、ひるまないぞ」 ツーレッド「…チキンラーメンも小豆バーもくえんくなってええん?」 カンランシャー「うぐっ…!!」 アンドー「ん?なんかさっきより効いてるよ!」 ギフブルー「なるほど、食いしんぼうさんなんですね!ヤングドーナツ!」 ナゴヤゴールド「ココイチ!コメダ!」 カンランシャー「ふふふ、そ、それぐらい」 <かなりふらつくカンランシャー> ギフブルー「では、飛騨地方の豪雪と、多治見の暑さを10倍にして、そちらにさしあげます☆」 屠怪人・カンランシャー「な、なんだと!!」 ツーレッド「今やっ!!伊勢神宮サンシャインアターック!!」 屠怪人・カンランシャー「眩し!!目がーー!!」 ナゴヤゴールド「熱田神宮ビーム!!」 ギフブルー「伊奈波神社ミサーイル!!」 屠怪人・カンランシャー「ぐあぁあああ!!田舎もんのくせに…!!東海地方!おそるべし!!」 〜〜〜BOOOOM〜〜〜
こうして、トウカイケンジャーは東海の平和をまもったのであった!! 戦えトウカイケンジャー!!
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