No.2991 万作のことなど 投稿者:tomo 投稿日:2025年09月30日 (火) 21時16分 [ 返信] |
木器さんの「91歳の兄弟船」全く同感です。小生ものど自慢は見ている方なのですが、司会の女性アナウンサーが大声で喋り過ぎるのに耐えきれず、このアナウンサーが出てくるとチャンネルをつい変えてしまうようになってしまいました。この日も運悪くこの司会者。早速NHKプラスで聞きましたが、大したものですね。 91才にしてあの声量。しかも原曲を大切にしつつ、自分の歌に仕上がっていて。
先週久しぶりに能楽堂に行ってきました。コロナやら、師匠の先生がお亡くなりになったこともあって、随分間を空けてしまいました。京都の片山家は毎年春秋の2回名古屋公演をやっております。この日は当主の九郎右衛門が演ずる「頼政」を観たかったのと、その昔「安宅」を披いたときに、子方をやってもらった先生のお孫さんが出演されたので、成長ぶりを見たかったからです。
帰りがけに手にしたチラシの中に、万作の「六つの顔」のチラシも入っておりました。残念ながら当地では観に行けそうにありません。野村万作の演技はいいですね。萬斎も万作に追いつくにはまだ一段の努力がいりそうに感じます。
昔、隣町に野村万作がやってきました。実演も交えながらのお話を聞きましたが、その中から印象に残っていることを一つ。海外公演では観客は言葉も分からないのに、演技に対する反応が日本人より早いそうです。「外国人の方がそれだけ一生懸命観ていてくれるのですよ、日本の方も頼みますよ! 」と言いたかったのかもしれません。
隣町の扶桑町では伝統芸能を中心に、各界の有名な方を招いて公演会を開いています。昔は会場が体育館のような所でしたが、びっくりするような人を呼んできていて驚きました。今は文化会館ができております。歌舞伎、狂言、落語、時にはフランスからのシャンソン歌手と多彩です。狂言では野村万作のほか京都の茂山千作と、東西の人間国宝もやってきていました。
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