[1066] 天生峠の紅葉
投稿者:穂高
投稿日:2011年10月19日 (水) 00時09分
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写真は、「天生峠の紅葉」です。 今日、天生峠経由で白川郷までドライブに出かけました。 峠の頂上付近は、紅葉の盛りは過ぎたようでしたが、美しい風景を楽しむことができました。 さて、「天生峠」は「あもうとうげ」と読みます。この峠の飛騨市側の麓に月ヶ瀬という小さな集落があります。法隆寺金堂本尊銅造釈迦三尊像などを彫った仏師鞍作止利は、この集落で生まれたと伝えられています。 「天生峠近くの余部の里の農夫九郎兵衛の娘、忍が満月の夜に川面に映った月を掬って飲みほすと身重になり、生まれた子供は首が鳥に似ているところから鳥と名づけられた。」という月ヶ瀬伝説が残っています。これを裏付けるかのように和漢三才図会(江戸時代正徳2年成立の図入り辞典)に、「止利仏師は司馬達等の孫であるが、飛騨国鞍作の手為名の子である。天生に来て神女と結ばれ子が生まれた。これが飛騨工となり。」と記述されています。全国で、鞍作止利の生誕地と伝わっているのは、月ヶ瀬だけです。

■[1068] 早いみずき(2011年10月28日 (金) 21時36分)
こちらの紅葉は、11月の後半でしょうか? 1か月早いですね。
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