[911] 伝統の意気高らかに
投稿者:穂高
投稿日:2009年01月10日 (土) 04時35分
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>消防団の出初め式は、年の初めの活力ですね。
出初め式の後に行われた班ごとの新年宴会も盛り上がりました。 私たちの町内を担当する班の新年宴会には、私が町内を代表して出席しました。関係町内や地元選出の市議など10名が来賓として出席していましたが、お酒の弱い人は皆無。宴が始まって3時間ほどたって中締め(1回目の締め 3本締め)が行われ、宴の閉会が告げられても、誰一人として帰るものはなし。(都会の人が出席していると、待ってましたとばかりにお帰りになることが多いようです。)それから本締め(2回目の締め 1本締め)が行われ、再度宴の閉会が告げられても、みんな座り込んで賑やかに飲んでいる。それからしばらく立つと、「起立!」「団歌斉唱!」の班長の声を合図に、全員で消防団歌を歌いました。作詞は、高校時代に文学的な面で影響を受けた俳人・・・そんなこともあって、涙を堪えながら歌っていた私です。 写真は、「出初め式 放水訓練」・・・・5日に行われた高山市消防団高山支団の出初め式の一こまです。 高山支団の出初め式は、江戸時代に飛騨が天領になったとき、火消し組が組織され、幕府から派遣された代官の前で訓練を披露したことが始まりと言われています。「入れ替え」は隊列を組んでお互いの位置を入れ替わるもの、「舞い込み」は円の中心に向かって纏を先頭に螺旋状に走り込むもの、「巻き込み」は4列に並んで中心(謁見台)を走るものです。外側の団員は当然スピードが速くなり、必死になって走っています。こうした特殊訓練は飛騨独得のものです。 出初め式の後半は、消防音楽隊を先頭に市中を行進、近代的な消防車による放水訓練、新旧が融和した出初め式となっています。 その様子を、VTRギャラリーにアップしました。「火消しの心意気」を感じ取っていただければと思います。
「破邪顕正の義に燃ゆる 伝統の意気高らかに 天下の火消しと謳われて 乗鞍おろしに翻る 巴山城頭の銀馬簾 あゝ高山市消防団 篠突く雨も雪の日も 愛する喞筒を労わりつ 平和の戦士茲に在り 文化の衛士茲に在り 一旦緩急公に就く あゝ高山市消防団 紅蓮の焔狂うとも 逆巻く浪の猛るとも 郷土の護を身に受けて 歴史の誇り伝う可し 男三百血に結ぶ あゝ高山市消防団」 と、高らかに団歌を歌う若者たち。若者たちは、この歌に託された先人の願いを感じ取ってくれていることと思います。
今日は、友人夫婦と4人で、氷見の民宿へ出かけます。寒ブリなど冬の味覚が目的なのですが、妻たちの目的は大型スーパーでの買い物にあるようです。(笑)

■[912] 代表みずき(2009年01月11日 (日) 14時02分)
穂高さんが町内代表なんですか。きっと出初めだけでなくお祭りその他の中心的存在なのでしょね。情熱、熱意とパワーがないとできないことです。
こちらは、今日、消防出初式です。 神社でやりますが、人工救助の訓練もあります。
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