写真は、春の高山祭りで陣屋前広場に曳き揃えられた屋台、三番叟と石橋台です。ともにカラクリを持つ屋台です。
さて、春の高山祭りの前日の１３日、高山市（旧高山市区域）で2件の火事がありました。そのうち１件は三番叟の屋台蔵の２軒隣の民家が火元で全焼しました。その両隣の建物も類焼し、屋台蔵も火に包まれました。しかし、江戸末期に造られた屋台蔵によって、三番叟は守られ、翌日の祭りには美しい姿を見せてくれました。また、カラクリ人形は類焼した酒造屋とその近くにある料亭で１年交代で保管されることになっていましたが、今年は料亭に保管されており、難を免れました。
そんなことがあって、この日は感慨深げな表情で三番叟に見入る人の姿が見られました。

ビデオギャラリーに「宵祭り」「獅子舞、闘鶏楽」をアップしています。お時間のある時に、飛騨路の祭りの雰囲気を垣間見ていただければ嬉しく思います。なお、「獅子舞、闘鶏楽」は容量が大きいため、期間限定とし、現在作成中の収縮版と差し替えたいと思っています。

春に夏に秋の祭り
飛騨の数百年をきざむリズムが感じられますね。