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[85] 41 鰯雲ベルリンに壁ありし日よ  珍辰 投稿者:_ (2022年10月27日 (木) 14時08分)
【松子さんのコメント】

特選 41 鰯雲ベルリンに壁ありし日よ

ちょうどドイツにいた日、10月2日だったか、3日だったか、ドイツが統合されたので、
なにかすごいイベントがあるのかと思いきや、ベルリン近くでなかったせいか、
しょぼい花火が遠くで上がった。1分ぐらいか。自分が何を期待していたのか、
旅人だなと痛感した。その後、若い白雪姫のような娘がウエイトレスをしている店で、
ビールを飲んだけれど、その店ではぐびぐびとビールを飲む人はいなくて、長い時間かけて
チビチビ飲んでいるので驚いた。行ってみなきゃわかんないもんだと思いながら、
行ったからってわかるもんでもないなと思った。



13 シベリアの記憶抱きて鳥渡る
14 秋深し城に灯点るエジンバラ
17 台北の夜市の燈下親しけり
22 秋声やドバイの朝の砂漠より
29 濁酒山仕事嗣ぐ子はをらず
47 爽かや全ての窓にパリの空
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お返事

[84] 41 鰯雲ベルリンに壁ありし日よ  珍辰 投稿者:_ (2022年10月27日 (木) 14時07分)
【凡々さんのコメント】

特撰 41 鰯雲ベルリンに壁ありし日よ

ベルリンの壁が崩壊してから、今年で33年。
東西冷戦は遠くなりにけりですが、ロシア、ウクライナ戦争もあり先の見通しは決して明るくはありません。
鰯雲の浮かぶ秋空は爽やかですが、天気が崩れる前触れでもあります。
東西冷戦は遠くなったという感慨と先の不安の両方がよまれていていい句だと思います。


普通選
13 シベリアの記憶抱きて鳥渡る
21 拭き上げし廊下の艶や小鳥来る
25 見えて来し光ひとすじ大枯野
32 預かりし児の髪を梳く今朝の秋
47 爽かや全ての窓にパリの空
51 月上げてアルハンブラに水の音
[98] 珍辰ベルリンの壁を知る人も少なくなってきましたが、あれは一体、何だったのか。
一つの民族が思想信条の違いで対立させられる。何でそうなるの、ですな。
(2022年10月29日 (土) 10時01分)
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[83] 42 幸水をしやきしやき剥いて愚痴ばかり  屁散人 投稿者:_ (2022年10月27日 (木) 14時07分)
【珍辰さんのコメント】

特選 42 幸水をしやきしやき剥いて愚痴ばかり

梨の品種名の「幸水」これを季語として受け入れてよいかどうか。
恐らくは今現在、多くの人が知っていることで「梨の幸水ね」と分かってくれるからよい、
と思うのですが、「幸水」と特定することの良しあし。「梨」とした場合とどう違うのか。

「幸水」の「幸」の一字と「愚痴」の取り合わせが印象を深めている効果は、確かにあって
「いいね」と思うし、俳句としての完成度も高いのですが。
季語の本意、働きというところで意見の分かれるところでしょうか。
今は人気の「幸水」ですが、何年か先には品種改良で消えてしまうかもしれません。
たとえばブドウ。最近デラウエアの生産量は激減。遠からずなくなるのではとも。
同じ手間がかかるなら収益性の高いシャインマスカットを作るほうが生産者にとっては良いのです。

品種名は案外短命、季語は長い寿命。
ここらあたり皆さんはどうお考えになりますか?
ご意見を伺いたいと思います。


普通選
5 りんご噛めばロンドンの空薄曇り
海外のホテルでフルーツバスケットが用意されていることがありますが、林檎のまずいこと。
日本の林檎は宝石ですよ。すかっとしないロンドンの空、相通じます。

21 拭き上げし廊下の艶や小鳥来る
廊下の艶まで言わなくても良い気がします。廊下の艶「や」も強い。
けれど情景として、秋を迎えた昔ながらの「家」が見えます。

27 老夫婦猫と話して初紅葉
「初紅葉」が先に来た方がよいでしょう。初紅葉猫と話せる老夫婦

29 濁酒山仕事嗣ぐ子はをらず
これも五七五に整えて「山仕事継ぐ子はをらず濁り酒」

34 男根神老に背負はれ豊の秋
犬客氏の名句「男根神菰を被され山眠る」がありますが、これも氏の作か?

51 月上げてアルハンブラに水の音
アルハンブラ宮殿は行ったことがありませんが、映像での記憶から、
大きな泉水があったように思います。ギターの名曲が聞こえてくるような感じです。
[96] 屁散人特選、ありがとさんです!
確かに幸水が後世に残るかどうかは分かりませんね。
かといって、この名前はなかなか捨てがたい。
後世の判断に任せるしかないけど、この句は後世まで残らないから、心配は要らないかな♪
(2022年10月28日 (金) 21時05分)
[100] 珍辰そだねぇ〜 (2022年10月29日 (土) 10時03分)
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[82] 59 地を白く覆ひて萩のこぼれたる  芽笹 投稿者:_ (2022年10月27日 (木) 14時06分)
【まゆ子さんのコメント】

特選 59 地を白く覆ひて萩のこぼれたる

もうほぼなくなりましたが、我が庭の白萩を思い出しました。


入選
1 二杯目の茶にロンドンの霧晴るる
19 迷ひ来し小径の先は芒原
23 茜さす雲にヒマラヤ聳え立つ
33 秋燕や台北目指し飛び立てり
41 鰯雲ベルリンに壁ありし日よ
43 娘らも合戦小屋へななかまど
[94] 芽笹まゆ子さま、特選に取っていただきありがとうございます。
我が家には萩もなく、庭もありませんが、近所のお寺の萩が毎年白い花を咲かせます。
はらはらとこぼれ落ちた萩も見ごたえがありますね。
23、33もありがとうございます。
(2022年10月27日 (木) 14時27分)
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[81] 61 点滴のほたりゆらりと秋麗ら  屁散人 投稿者:_ (2022年10月27日 (木) 14時05分)
【芽笹のコメント】

特選 61 点滴のほたりゆらりと秋麗ら

ほたりゆらり・・・点滴なので治療中なのでしょうが、
ベッドで見上げるのんびりとした雫の落下が
病の快癒間近を感じさせる一句となりました。
一病息災、御身お大切に!


入選
1 二杯目の茶にロンドンの霧晴るる
4 無言館色無き風の吹き抜けて
19 迷ひ来し小径の先は芒原
29 濁酒山仕事嗣ぐ子はをらず
37 パリジェンヌたちより秋の深みゆく
51 月上げてアルハンブラに水の音
[97] 屁散人特選、ありがとさんです!
先月に目の手術をするとき、待合室で点滴されました。
椅子に座って、点滴の落ちるのを見ての句。
その後の麻酔が、すんげ激痛!!
手術はやっぱイヤだなぁ。

(2022年10月28日 (金) 21時12分)
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[70] ここから下は9月の句会です 投稿者:芽笹 (2022年09月28日 (水) 16時40分)
皆さま、お待たせいたしました。
9月の句会のコメントを書き込みしました。
どうぞご覧になってください。
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お返事

[69] 24 草揺れのふりす路上の枯蟷螂  洋 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時37分)
【松子さんのコメント】

特選 24 草揺れのふりす路上の枯蟷螂

寂しい感じの句ですが、なんだかしぶとい感じもして好ましかったです。




15 棗食ぶいのちは尽くるものなれど
当たり前がいざとなると当たり前でなくなるみたいな感じが好ましかったです。

17 台風逸れておもむろにむすび食ふ
直撃が少なかったせいか、穏やかな台風の句がなかなか難しいのですね。

19 竪琴とパブの人混み良夜かな
異国の風景でしょうか。行ってみたいなあ。

23 予報図の台風の眼に触れてみる
絶対に利き手の人差し指だと思いました。

27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
待っているのに来ない、いつもいるものがいない、そんな夜。

31 海桐の実化粧地蔵の笑み淡し
化粧地蔵の笑みが淡いのかどうか。
私は淡いよりも強い感じがしていましたが、淡いの方がきれいですね。
[76] 屁散人選、ありがとうございます!
15 棗食ぶいのちは尽くるものなれど
台湾料理の店で売ってた棗を毎日ひとつづつ食べてましたね。店のおばさんは屁散人と同い年で、これを毎日たべているお陰で胃が丈夫だ、と自慢してました。甘くて美味しいよね、棗って♪

23 予報図の台風の眼に触れてみる
台風の眼がくっきりしてると、なんか触りたくなるよね。指の先がくすぐったくなるような♪ 仰せの通り、利き手の人差し指であります!

27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
今年は守宮がやたら出てきて、未だに夜になると出てくるし、朝も窓に張り付いていたりする。それがある夜出てこないと、どしたのかな、って思ったりしますね。
(2022年10月02日 (日) 08時26分)
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[68] 27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は  屁散人 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時36分)
【まゆ子さんのコメント】

特選 27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は

守宮はきっと毎日来ていたのでしょうね。
それが見えなくなるとなんとも寂しいものだと思います。
わが家も守宮がでます。


入選
3 連休を狙い澄まして台風来
13 天気図を行きつ戻りつ台風来
23 予報図の台風の眼に触れてみる
33 曼珠沙華過ぎ去るものを想いつつ
42 薄野やまん丸月がぬつと出る
43 閉店の貼紙破れ野分かな
[77] 屁散人特選ありがとうございます!

毎年、夜になると台所の窓に守宮がやってきますが、今年は連日出現。4匹も張り付いてうじょうじょ動き回っているときもあり、さすがに、ちとキモイかも、なんて思ったり。でも、出てこない夜もあり、そんな時は窓に夜闇が張り付いているばかりです。
(2022年10月02日 (日) 08時31分)
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[67] 27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は  屁散人 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時35分)
【珍辰さんのコメント】

特選 27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は

ヤモリなんて都会暮らしなんだから見たことない。知らない、という人が多いのですが、
都会でも公園の街灯や門灯など、ちょっと注意していると結構見つけられますね。
熱帯夜のころからずっと、ぺたりと窓に張り付いて虫を狙い毎日現れていたのに、
一雨あって、すっと空気がかわったら、いなくなってしまった。
人々が忘れかけている自然界の動きを俳句として残す、呼び覚まさせる。
そういう役割もあることを思い知る作品でした。

普通選
7 台風近し熱帯魚落ち着かず
特選でもいいかな、と思いました。うなづける作ですが、強いて言うならば熱帯魚はどこにいるのか。
飼われていると読めばいいのでしょうが、海にいるとも読めますよね。

18 目標をふたつ定めて天高し
「ふたつ」をどう解釈するか。ポジティブな表現として好感もてます。
でも何か具体性を持たせたいところです。

20 秋風を病み人遠くなるばかり
老人の気の衰え、ぼやき、嘆き。率直に詠まれていますが、何言ってんの元気出しなさいよ。
やれないことを嘆くより、やれることに意欲をだしましょう、と誰だったか
障碍者アスリートが言っていたな。

23 予報図の台風の眼に触れてみる
台風に対する畏怖。
まだ大したことではないけれど、天気図を見ると自分の住んでいる方に向かってきそう。
そんな空気感が伝わります。

28 居眠りに気づきし午後や獺祭忌
秋の好天の午後、腹も膨れていつの間にか寝落ちてしまっている。
一見、のどかに思えますが、気づけば獺祭忌。
不治の病に侵されつつも最後まで食欲は盛んだった生きざま。
獺祭忌の作品として実にうまく仕上げていますね。これも特選でよかったかな。

46 台風やどこに隠れし稲雀
稲雀と台風の季重なりが気になりますが、作者の気持ちが素直に伝わってくるので選に入れました。
[71] 松子選句していただいてありがとうございました。稲雀がというより、家の周りの小鳥が気になるこの頃です。鳥が飼いたいのですが、案外長生きだそうで、とても今から飼育することはできないのです。 (2022年09月29日 (木) 20時50分)
[78] 屁散人特選、ありがとさんです!

今年はどういうわけかほぼ毎晩守宮が台所の窓に現れ、灯に集まる蛾を食べてます。パクッって口で捉えた瞬間、窓から落っこちたり、近くを蛾が歩いているのに気が付かなかったり、となかなか面白いもんです。そんなのが来ない夜は、ちょっと寂しい感じがしますね。

20 秋風を病み人遠くなるばかり
人遠く、と言ったけれど、人ばかりでなく、社会のあれやこれやもみんな遠のいてゆく感じ。いろいろなことが頭や心の中で処理できないらしい。

23 予報図の台風の眼に触れてみる
この間の台風(何号だったっけ?)の眼が実にくっきり、しっかりした眼だった。あの中にエネルギーが詰まっているのかな。何となく触りたくなる感じ、くすぐったい感じがありますね。
(2022年10月02日 (日) 08時43分)
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[66] 31 海桐の実化粧地蔵の笑み淡し  犬客 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時34分)
【山本洋さんのコメント】

特選 31 海桐の実化粧地蔵の笑み淡し

海桐の赤い実がはじけている。微笑む化粧地蔵の顔は、ずっと先の何かを見つめているように見える。
(因みに、家の近くのメルシャンワイン工場から道路を隔てた所に木でできた小さな堂に収められた、可憐な化粧地蔵さんを思いました。)


普通選
35 台風の浜うなりつつ明けてゆく
36 花木槿落ちつくしての月あかり
39 秋高し旅の荷物は小さくし
40 鈴懸の葉の翻る野分前
41 台風にまずは避難の植木鉢
43 閉店の貼紙破れ野分かな
[72] 松子生き物が先の我が家のささやかなポリシー。植木鉢も玄関に入場します。 (2022年09月29日 (木) 20時53分)
[80] 犬客特選ありがとうございます!

あれっ!洋さんは、私の自宅から、それほど遠くないところにお住まいですね。化粧地蔵は、むかーし、寒風沢島にあったものを思い出して、作りましたが、メルシャン工場近くにもあったんですね。
(2022年10月02日 (日) 23時06分)
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[65] 34 月見酒黄泉より猫も訪れて  松子 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時33分)
【凡々さんの選句】

特選 34 月見酒黄泉より猫も訪れて


普通選
5 台風圏善根宿は大揺れに
6 名月や無事を知らせるメール打つ
12 台風来大師の祠海へ向く
20 秋風を病み人遠くなるばかり
27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
28 居眠りに気づきし午後や獺祭忌
[73] 松子ありがとうございます。5月に召された猫ですが、まだ気配が残っていて、夜や朝には、うれしいことです。昼間は寝ているらしく気配がありません。 (2022年09月29日 (木) 20時56分)
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[64] 34 月見酒黄泉より猫も訪れて  松子 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時32分)
【芽笹のコメント】

特選 34 月見酒黄泉より猫も訪れて

一献かたむけながらしみじみと月を見る。
思い出すのは3年前に他界した三毛猫のことばかり。
という解釈なんですが、ここはもう少し突っ込んでみたいところ。
・・・月見酒と言いつつかなり飲み過ぎてしまったなぁ。
おや? 何やら庭の暗がりに現れたのは猫。それも闇夜のような黒猫だね。
いやいや、あれは庭石だろ。元からあそこにあったよ。
しかし、二つ光ってるのは猫の目だ。
呼んでみようか。呼んでも来ないな。本当に猫なのか?
よもや化け猫の類ではあるまいな。
怖いからもうちょっと飲も。


入選
5 台風圏善根宿は大揺れに
23 予報図の台風の眼に触れてみる
26 秋出水流るる草と残る草
27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
33 曼珠沙華過ぎ去るものを想いつつ
42 薄野やまん丸月がぬつと出る
[74] 松子ありがとうございます。猫ともども感謝です。ちなみに鈴という名です。半透明ですが、生前より体がデカくなっているような気がします。ふふふ (2022年09月29日 (木) 20時59分)
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[63] 37 台風の眼は何見ると訊かれたる  珍辰 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時31分)
【朱胤さんのコメント】

【特選】
37 台風の眼は何見ると訊かれたる
お孫さんとの会話でしょうか。簡潔ですが豊かな世界があります。切り取り方が秀逸。


【選】
10 月今宵遊星一つ遅れ出づ
「遊星」が利いています。

11 颱風もそれて明けき星の群
安らぎをともなった大きな景が呈されています。

16 カシオペアより降り注ぐ虫時雨
虫の世界と宇宙はよく合うような気がします。

27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
寂しいけれど、おとぎ話のような雰囲気があります。

32 夫留守の玄関灯や夜の蝉
情感の豊かな一景が切り取られています。

40 鈴懸の葉の翻る野分前
「不安感」がリアルに表現されています。

【惹かれた句】

23 予報図の台風の眼に触れてみる
「台風の眼」という言葉じたいが詩的ですね。

26 秋出水流るる草と残る草
リフレインが魅力的。

34 月見酒黄泉より猫も訪れて
どういう物語でしょうか。興味がわきます。

36 花木槿落ちつくしての月あかり
大事なことが終った後のけだるさでしょうか。

43 閉店の貼紙破れ野分かな
貼紙が震えているのが目に浮かびます。

52 山並の青く輝く台風過
さわやかです。

今月もありがとうございました。
[79] 屁散人選、ありがとうございます!

27 秋深し窓に守宮の来ぬ夜は
まさに今年の我が家で、毎晩、台所の窓は守宮が這いまわって賑やか。面白いことに、窓に現れると、大体同じ場所に陣取ります。窓の外に現れるから、こちらが見るのはお腹ばかりで、喉がふくふく動いているのが見えます。パクッと銜えた口から蛾の羽が飛び出してるのも面白い。蛾にとっては迷惑な話だけど♪ たまに出てこない夜があり、もう、今年は終わりかな、なんて思ったりすることがあります。

10 月今宵遊星一つ遅れ出づ
今年は一人飲みながら、向かいの山から昇ってきた月を眺めました。名月に少し離れて木星が出てきました。あの明るい星だから名月の明るさに負けなかったんですね。

23 予報図の台風の眼に触れてみる
何号台風だったか忘れちゃったけど、大きな渦巻の中心に見事な眼がありました。吸い込まれそうな感じだったですね。眼に置いた人差し指がじゅるじゅるする感じ。
(2022年10月02日 (日) 08時59分)
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[62] 43 閉店の貼紙破れ野分かな  芽笹 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時30分)
【屁散人さんのコメント】

特選 43 閉店の貼紙破れ野分かな

いつも利用していたお店がなくなるのは寂しいもんです。
利用してなくても町から姿を消すのも同様。
わが町でも、老齢化、道路拡張その他のため、次々とお店がなくなりました。
荒寥とした風景にまた「閉店の貼紙」。
そんな「貼紙」にも自然は容赦しません。
激しい風に千切れた「貼紙」がバタついている。
経営者の来し方行く末を暗示しているようです。


普通選
1 断りの返事をせねば虫時雨
32 夫留守の玄関灯や夜の蝉
34 月見酒黄泉より猫も訪れて
36 花木槿落ちつくしての月あかり
38 右左そろわぬ靴で秋祭り
39 秋高し旅の荷物は小さくし
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[61] 49 塗りたてと記す門扉や小望月  まゆ子 投稿者:_ (2022年09月28日 (水) 16時29分)
【犬客さんのコメント】

特選 49 塗りたてと記す門扉や小望月

塗りたての門扉が、小望月の光に照らされて、てらてらと鈍く反射する様が目に見えてきます。


入選
10 月今宵遊星一つ遅れ出づ
23 予報図の台風の眼に触れてみる
36 花木槿落ちつくしての月あかり
40 鈴懸の葉の翻る野分前
43 閉店の貼紙破れ野分かな
56 ひたひたと集団下校かぜ台風
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[52] ここから下は8月の句会です 投稿者:芽笹 (2022年08月31日 (水) 17時20分)
お待たせしました。
8月の句会の選評を書き込みました。
皆さまのご意見・ご感想も、どうぞ書き込んでください。

削除キーにパスワードを入れると投稿できるように設定しています。
(メンバーだけが書き込めるようにするためです。)
よろしくお願いします。
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[51] 8 桃啜る古稀のあぎとを濡らしつつ  屁散人 投稿者:_ (2022年08月31日 (水) 17時18分)
【犬客さんのコメント】

特選 8 桃啜る古稀のあぎとを濡らしつつ

古稀になっても熟れた白桃の味は格別です。


入選
9 このあたり路があるはず真葛原
36 遠くより来て東京の熱帯魚
40 ゆつくりと三年ぶりに墓洗ふ
46 熱帯魚の水槽ばかり明るくて
51 月に掛かる雲の動かぬ熱帯夜
54 前髪を切り揃へても秋暑し
[59] 屁散人特選、ありがとさんです!
今年、木で完熟した桃が送られてきました。
ちょっと冷やして皮ごと食べる。
いや〜、んまかった、んまかった!
本当に久しぶりの桃で体中で堪能しましたよん♪
(2022年09月02日 (金) 11時22分)
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お返事

[50] 17 花木槿いつか見知らぬ家並び  まゆ子 投稿者:_ (2022年08月31日 (水) 17時17分)
【凡々さんのコメント】

特撰 17 花木槿いつか見知らぬ家並び

新しい家が増えたり、畑がなくなってしまったり、住み慣れた町の景色が変わってしまっているのでしょうが、
木槿は季節が来れば咲いてホッとさせてくれます。
季語の斡旋が良いあと思います。


普通選
5 三伏や歯医者通ひはいつ終る
30 何事もうまくいかぬ日髪熱し
32 明け方の銀河熟れゆく微熱かな
43 母の歳越えて今年の瓜の馬
47 老い熱し愚痴も不満も押し込めば
54 前髪を切り揃へても秋暑し
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[49] 31 冷麦の赤い一筋子に取りて  松子 投稿者:_ (2022年08月31日 (水) 17時17分)
【屁散人さんのコメント】

特選 31 冷麦の赤い一筋子に取りて

子供が「赤いの食べたい、取ってぇ!」と言ったわけではないでしょう。
その気持ちを察したというより、母親(たぶん)のごくごく自然な行為だったと思います。
さりげない行為の中に、子を思いやる気持ちがにじんでいるようです。


普通選
4 見覚えのあり下闇に消えし影
25 咲き残る百日紅に子を発たせ
41 クマゼミや幼の熱のまた上がり
44 カレー屋の戸口を押せり解夏の僧
46 熱帯魚の水槽ばかり明るくて
51 月に掛かる雲の動かぬ熱帯夜
[75] 松子へへへへへ、ありがとうございます。母の愛ではありますが、兄弟げんかをせぬように事前の手配でありました。 (2022年09月29日 (木) 21時05分)
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[48] 33 寸語得るたびに掌に割る落花生  犬客 投稿者:_ (2022年08月31日 (水) 17時16分)
【珍辰さんのコメント】

特選 33 寸語得るたびに掌に割る落花生

「寸語」という語の用例を探しあぐねましたが、用例は見つからなくても十分に語意は伝わります。
俳人は常に言葉を探している、といってよいでしょう。
何をどのように、かつ的確に描けるか、格闘の毎日だと思います。
そんな時、ふと言葉が降ってくるように湧くことがあります。
北澤先生も「よし、できた!」と手を打つことがありました。
落花生の新豆を茹で、自分へのご褒美に一粒ひりだす。秋の豊かな光景に共感が芽生えます。


普通選

5 三伏や歯医者通ひはいつ終る
三伏とは何だ?と思った方が多いと思います。
その時、分からないからスルーするのではなく、歳時記をひき、
国語辞書をひき、言葉の意味や背景を探ると、句の解釈が膨らみます。
するとこの句の良いところが分かると思います。

17 花木槿いつか見知らぬ家並び
いろいろとコースを変えて散歩をしていますが、しばらく通らなかった道を行くと、思わぬ変化にぶつかります。
町の変貌にしばしば驚きますが、槿花一日の栄の言葉のとおり、長く毎日花を咲き継ぐ槿は、
その営みを忠実に繰り返し、季節を進めていく。季語との取り合わせが巧みですね。

23 夕焼やゴジラの背びれ見えそうな
我々世代はコジラにある種の憧れも抱いているところがあります。
東京を破壊する大暴れをするのだけれど、どこか爽快な気持ちも。
夕焼けを見ていると確かに、ヤツが現れるような思いになりますね。

41 クマゼミや幼の熱のまた上がり
子にしても孫にしても、熱が下がった上がったで、周囲の大人はあたふたするもの。
そこにクマゼミのあの「ワシワシワシワシ」は癇に障るものです。
その不快感や不安を語らずとも伝えている作品です。秘すれば花のとおり、俳句はこうありたい。
昨今の俳句のトレンドを眺めていますと「自分・自分」と訴えるような作品が多いような気がするのです。

51 月に掛かる雲の動かぬ熱帯夜
涼しい夜のはずですが、熱帯夜の夜空は動くものが何もなく、空気がどんと固まっているように感じます。
その情景がありありと浮かびます。

54 前髪を切り揃へても秋暑し
前髪の無い坊主ですから、暑い日は洗面所で頭から水をかけて涼みます。実に気分がよい。
秋を感じ、夏よりきちっとしたファッションを楽しみ、髪型もそれに合わせて、
と思っても暑い日は暑い。その悔しさも伝わってきます。
[55] 犬客この句は、実は北澤先生の
寸語得るたびに落として木の葉髪
の、本歌取りです。
俳句は、苦しんで作るものではなく、楽しんで作るものという犬客の哲学?と食いしん坊精神が発揮されました(笑)
(2022年09月01日 (木) 01時14分)
[60] 屁散人5 三伏や歯医者通ひはいつ終る
去年の11月から通い始めた歯医者、三伏をすぎた今でもまだ通ってます。
でも、ようやく終りが見えてきた感じ。
心を入れ替えて、今度こそ歯をちゃんと磨こうと思っております♪
(2022年09月02日 (金) 11時27分)
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