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【凡々さんのコメント】
特選 46 十薬の雨の澄みゆく朝かな ドクダミの白が明るい静かで落ちついた梅雨の朝です。 梅雨は鬱陶しいですが、こういう見方ができる作者の心持ちがいいです。 普通選 10 日蓮の法難の海あぶら凪 11 ともしびや街に夕凪果てるころ 20 良寛の読経に凪ぎて梅雨の佐渡 22 夕凪や島の棚田の水鏡 48 朝凪に耳石のこそつと動きたる 51 雀来て夏の祭の終りけり
[250] 松子 > 48 朝凪に耳石のこそつと動きたる
ありがとうございます。耳って厄介で、もてあましています。 (2023年07月02日 (日) 11時11分)
[254] 屁散人 > 46 十薬の雨の澄みゆく朝かな
特選、ありがとうございます! 雨の十薬は清浄感があっていいですね。 5月の終りから6月のはじめのころが一番の見頃でしょうね。 (2023年07月03日 (月) 10時38分) |
【屁散人さんのコメント】
特選 47 片蔭を子供の列の通りけり 朝から強い日差しの集団登校なのでしょう。 子供たちも自然に塀や家の陰を選び、通り過ぎてゆく。 みんな黙ったまま静かに片蔭を歩く。 どこか不気味な子供たち。 もしかしたら、子どもたちは健康的でわいわい賑やかだったのかもしれない。 だけれど、作者にはそれが聞こえてない。 ただ列が過ぎたとしか感じてない。 どこか虚ろな作者のまなざし。 普通選 2 夕凪や流刑の島が遠くなる 11 ともしびや街に夕凪果てるころ 16 夕凪や行く人もなき浜の道 18 青梅の日ごとに太る朝の凪 48 朝凪に耳石のこそつと動きたる 50 豊漁を期す夕凪の魚市場
[251] 松子 > 48 朝凪に耳石のこそつと動きたる
ありがとうございました。 (2023年07月02日 (日) 11時13分) |
5月の句会のコメントを書き込みました。
どうぞご覧になってください。 また、自由にご意見を書き込んでくださいね。 |
【芽笹のコメント】
特選 3 水鏡明日の田植えを待ちてをり 田植え前の静かな一瞬。風景が目に浮かびます。 入選 5 人去りて椅子残さるる夜の秋 10 新緑や子どもの声のよく通る 16 甲斐路ゆく列車に緑差しにけり 22 あるもので食をつなぎて夏の月 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく 31 稜線に祭囃子の風とどく |
【屁散人さんのコメント】
特選 7 四人目も男の子の生まれ紙幟 次々に男の子が生まれ、今度は女の子かなぁ、なんて期待してたかもしれない。 でもやっぱ男の子。 長男の時は大きな鯉のぼりを立てた(?)のに、四人目は紙幟。 でも、祝う気持ちは変わりない。 小さな紙幟に、慎ましやかで、しかも満ち足りた生活が見えてきますね。 普通選 5 人去りて椅子残さるる夜の秋 10 新緑や子どもの声のよく通る 16 甲斐路ゆく列車に緑差しにけり 24 黄砂降る五十八歩の万歩計 32 恋とげてゆるりとがまは山に入る 67 我もまた引きこもりなり蟇蛙
[227] 芽笹 > 67番、ありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時01分)
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【まゆ子さんのコメント】
特選 10 新緑や子どもの声のよく通る 新緑の中、気持ちのよい風に乗って子供たちの声が公園から聞こえてきます。 入選 19 幼子の片蔭たどる帰り道 21 薔薇の香や我が来し方の悔ひ忘れ 27 嫌はれてゐても平然ひきがへる 31 稜線に祭囃子の風とどく 40 自転車をのそりと避けるひきがへる 45 裏口に棲みて幾年蟾蜍
[228] 芽笹 > 45番、ありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時02分)
[229] 芽笹 > 31番もありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時02分)
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【松子さんのコメント】
特選 17 蟇の眼に月の光のあるばかり 心がうつくしそうなヒキガエル。悲しそうだし。きゅんとしました。 入選 10 新緑や子どもの声のよく通る 11 柿の花どつさり降つて咳止まず 16 甲斐路ゆく列車に緑差しにけり 19 幼子の片蔭たどる帰り道 30 世の蟻のどの一匹も名を持たず 62 髭剃つて立夏の風に出でにけり
[233] 屁散人 > 特選、ありがとうございます!
ただただ月光を浴びているだけの蟇であります。 月と自分がいるだけ、みたいな。 入選も2句、ありがとざんした♪ (2023年06月02日 (金) 10時19分) |
【山本洋さんのコメント】
特選 22 あるもので食をつなぎて夏の月 美しい句です。夏の月をこれほど美しくシンプルに詠める俳句の素晴らしさを感じます。 普通選 1 桐の花谷戸の八百屋は一軒に 3 水鏡明日の田植えを待ちてをり 10 新緑や子どもの声のよく通る 16 甲斐路ゆく列車に緑差しにけり 32 恋とげてゆるりとがまは山に入る 50 狂はざる電子時計や余花の冷え |
【珍辰さんのコメント】
特選 29 月命日真白き薔薇を買ひにけり 良い句ですね。白薔薇を買ったことで亡き人の人柄、印象が見えてきます。 また作者との関係性も温かく深いものを感じます。季語の働きですね。 普通選 3 水鏡明日の田植えを待ちてをり 田植え前の静かな風景が的確に描かれています。もう一歩書き込むところあるかな 11 柿の花どつさり降つて咳止まず 目立たず、特に美しくもないカキの花。「咳止まず」と何だかマッチしているような 22 あるもので食をつなぎて夏の月 あるあるという印象。夏場になると食事の準備は面倒に。平板な表現で広く共感を得る作ですね 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく 「サングラスして」と書くことにより「眩しい太陽」「照り盛る道」が想起され巡礼の苦労も見えます 61 蟇この家の昔知つてをり 良い句ですが、どこかで見たような。類句多いかな? 67 我もまた引きこもりなり蟇蛙 蟾蜍は難しいお題でしたね。でも「ひきこもり」でどこか親近感が生まれました。
[230] 芽笹 > 67番、ありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時03分)
[234] 屁散人 > 11 柿の花どつさり降つて咳止まず
入選、ありがとざんす! 柿はいったいどれだけ花を落とすかというくらい滅茶苦茶に散らしますね。そんば晩春、半年ぶりに風邪ひいて咳がよく出てました。 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく 今年は三浦半島で卯年地蔵巡礼があり、1番〜4番まで卯年の人にお付き合いして回りました。晴れた日でサングラスをかけてもぐったりするほど疲れましたね。 (2023年06月02日 (金) 10時24分) |
【凡々さんのコメント】
特撰 43 AIは我がことならず蟾蜍 チャットgptとAIとかどんどんついて行けなくなっていますが、 そんなことには全く関せず暮らしていける蟾蜍がうらやましい。 普通選 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく 24 黄砂降る五十八歩の万歩計 29 月命日真白き薔薇を買ひにけり 36 新樹光宿の夫婦の島話 49 青嵐診療所まで急ぎ足 62 髭剃つて立夏の風に出でにけり
[231] 芽笹 > 49番、ありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時04分)
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【犬客さんのコメント】
特選 54 古稀というだけの意味あり蟾蜍 含蓄のある句。蟾蜍が効いています。 入選 2 蟇歩む夕空茜く染め上げて 3 水鏡明日の田植えを待ちてをり 17 蟇の眼に月の光のあるばかり 29 月命日真白き薔薇を買ひにけり 45 裏口に棲みて幾年蟾蜍 55 艶めきて薔薇の崩れる兆しあり
[232] 芽笹 > 45番、ありがとうございます。 (2023年05月30日 (火) 17時04分)
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【朱胤さんのコメント】
【特選】 65 ひきがへる文を編み出す機器生るる SF的な現実と蝦蟇の取り合わせが妙に合っている。 【選】 2 蟇歩む夕空茜く染め上げて 蝦蟇が夕焼に似合うのは発見 3 水鏡明日の田植えを待ちてをり 美しい日本の風景。 10 新緑や子どもの声のよく通る 歳時記に載っていてもおかしくない。 17 蟇の眼に月の光のあるばかり 怪奇小説の結末? 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく おもしろい、絵になっている。 31 稜線に祭囃子の風とどく 大きな景となつかしさ。 今月もありがとうございました。
[235] 屁散人 > 17 蟇の眼に月の光のあるばかり
入選、ありがとうございます!怪奇小説の結末とは面白いなぁ。そう言われればそんな気がしてくるから不思議。 23 サングラスして巡礼に蹤いてゆく 卯年の地蔵巡りは1〜4番まで卯年の人にくっついて回りました。暑い日差しの中をただくっついて行くだけ。それでも横須賀は奥深いなぁ、と実感しました♪ (2023年06月02日 (金) 10時33分) |
【風子さんのコメント】
特選 67 我もまた引きこもりなり蟇蛙 コロナのいろいろな縛りが解けて、町にも観光地にも人があふれるようになりました。 でも、なぜか心の中にわだかまりがあるような自分がいます。 制限はいろいろあったけど、隣に他人がいない映画館や特急の指定席や 混みあわない電車が、懐かしく良かったなと思ってしまう。 人ごみにもまれてまで外へ出たくないと、思うのもまた事実なのですね。 入選 4 今の世は憂しと地中へ蟇蛙 22 あるもので食をつなぎて夏の月 27 嫌はれてゐても平然ひきがへる 31 稜線に祭囃子の風とどく 50 狂はざる電子時計や余花の冷え 62 髭剃つて立夏の風に出でにけり
[226] 芽笹 > 風子さま、特選にとっていただき、ありがとうございます。
コロナ禍を経て、人混み嫌いがますます進みました(笑) 引きこもりも意外と楽しかったりして。 (2023年05月30日 (火) 17時00分) |
4月の句会のコメントを書き込みました。
どうぞご覧になってください。 また、自由にご意見を書き込んでくださいね。 |
【まゆ子さんのコメント】
特選 1 のどけしや水ゆつたりと海へゆく 川べりを歩いていると時々豊かな流れがゆったりとしていて海へむかうおおらかさに長閑さを感じます。 入選 10 山鳩と歩幅の合ひぬ芽吹径 16 長閑さに草に寝る背の温みかな 23 長閑さや紅茶の色に見とれをり 28 長閑さや一人あやとり赤い糸 30 長閑さや行きつ戻りつページ繰る 39 長閑さや毘沙門天の丸ろき膝
[189] 松子 > 28と30とっていただきありがとうございます。
ほんとうに久しぶりの快挙です、私にとってですが。あつ、39もでした。 (2023年04月28日 (金) 17時56分)
[197] 芽笹 > 特選にとっていただき、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 00時42分)
[208] 朱胤 > 23の選、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 13時51分)
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【犬客さんのコメント】
特選 12 帰り来て灯せば春の宵となる 春の宵の雰囲気がよくでています。 入選 6 一脚の椅子をよすがに春の宵 10 山鳩と歩幅の合ひぬ芽吹径 27 長閑さや進級危ぶむ子も無事に 37 釣り竿の並ぶ桟橋桜まじ 44 艶やかな羽膨らませ鳥の恋 50 ハンガーの色とりどりに烏の巣 その他良いと思った句 30 長閑さや行きつ戻りつページ繰る 41 長々と猫伸びきつて長閑なり 52 引鶴を送りし人らゐなくなる
[190] 松子 > 30ありがとうございます。 (2023年04月28日 (金) 17時58分)
[198] 芽笹 > 44、50、とっていただきありがとうございます。
41もありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 00時43分)
[209] 朱胤 > 特選、6の選、52への言及、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 13時56分)
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【松子さんのコメント】
特選 15 いづこかに我を待つ椅子暮れなづむ 暮れなづむが春の季語だとは知りませんでした。 私の座る椅子が見つからないのはつらいことですね。 でも、ふとこんな気持ちになるのも春の宵にぴったりかも。 季語が生きていると思いました。 入選 29 長閑さや窓開け放つラブホテル 身も蓋もない・・・笑だけが。。。こんな句好きです。 35 のどかさにうたつくる気も薄まりぬ 誰かが詠んでくれると思っていました。ありがとう。 41 長々と猫伸びきつて長閑なり まんまですが、猫好きにはたまりません。 43 足音に耳欹てる春の宵 私の場合は、春の宵ではなく、春の闇です。家鳴りが激しいので。 この頃、ふと家の中に気配がします。誰かとか言うのではなく、何かなのです。 もう少し齢を重ねると見えるようになるかもしれません、何かを闇の中に。 44 艶やかな羽膨らませ鳥の恋 鳥の羽は美しいですね。鳥の恋もロマンチックです。あー、カラスも鳩も恋をするわ。 春は恋の季節ですね。 45 のどけしや振つたをとこも年を取り はい、そういうあなたも年を取っています。
[199] 芽笹 > 41、ありがとうございます。本当にまんまです。44もありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 00時45分)
[210] 朱胤 > 15の特選、句想によりそった評、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 13時58分)
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【凡々さんのコメント】
特撰 30 長閑さや行きつ戻りつページ繰る 話の筋や登場人物の関係などが、わからなくなって前に戻ったりしているのでしょうが、 それも読書の一部としているようで、春のゆったりした雰囲気に合っていると思います。 普通選 1 のどけしや水ゆつたりと海へゆく 12 帰り来て灯せば春の宵となる 36 キジバトの眠り見ている春の月 39 長閑さや毘沙門天の丸ろき膝 46 行く春や言へないことと言へること 52 引鶴を送りし人らゐなくなる
[191] 松子 > わあーい、特選じゃ。久しいです。36と39もありがとうございます。家にいて、楽しかったことや、すてきだった場所を思い出しながら作りました。 (2023年04月28日 (金) 18時01分)
[200] 芽笹 > 1番、とっていただきありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 00時45分)
[211] 朱胤 > 52引鶴〜の選、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 14時00分)
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【朱胤さんのコメント】
【特選】 34 桜まじ読まずに閉じる黙示録 桜まじと黙示録の取り合わせが新鮮です。「読まずに閉じる」も利いています。 【選】 1 のどけしや水ゆつたりと海へゆく そのままですが、それがいいですね。 2 そよ風の薄紫に藤咲いて 繊細な水彩画のようです。 5 東京都に村幾つある葱坊主 「村幾つある」が利いています。 7 花冷や窓に筋なす雨の粒 想といい描写といい間然するところがない。 36 キジバトの眠り見ている春の月 メルヘンですね。惹かれます。 42 柚子剪定棘の痛みも清しくて 「痛み」を「清し」とする感じ方に惹かれました。 今月もありがとうございました。
[192] 松子 > 毎日キジバトが庭に来ます。三羽でとてもよく似ていて区別がつかないので、るる一族としています。この句は月を見ながらるるちゃんたちはどこで寝ているのだろうかと思いました。出来るならば月になってるる一族の眠りを見てみたいと思ったのでした。 (2023年04月28日 (金) 18時07分)
[201] 芽笹 > 1番、とっていただきありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 00時47分)
[205] 屁散人 > 7 花冷や窓に筋なす雨の粒
選、ありがとうございます! わが家の庭の海猫桜を2階の出窓から花見をした時の句。 植えた時はほんの数十センチだったものが、今は屋根を超す勢いです。 雨の花見でありました。 (2023年04月29日 (土) 08時48分) |
【芽笹のコメント】
特選 46 行く春や言へないことと言へること 春は終わってしまうけれど、言えないことは言わないまま。 そうして月日が積み重なっていくのです。 入選 6 一脚の椅子をよすがに春の宵 15 いづこかに我を待つ椅子暮れなづむ 18 長閑さやカレーの匂ひ教室へ 30 長閑さや行きつ戻りつページ繰る 40 楠若葉太古のかたち整へて 52 引鶴を送りし人らゐなくなる
[193] 松子 > 30選んでいただいてありがとうございます。本当は春だからというのではなく、なかなか本が読み進まなくなって、もうどこから読んでもいいやと、開けたところを読んでいる感じです。それでも、違和感がないのです
💦 (2023年04月28日 (金) 18時10分)
[212] 朱胤 > 6、15、52の選、ありがとうございます。 (2023年04月29日 (土) 14時08分)
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