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[511] 35 冬の日のころがつていく町外れ  朱胤 投稿者:_ (2024年12月01日 (日) 03時30分)
【芽笹のコメント】

特選 35 冬の日のころがつていく町外れ

デ・キリコの描く街並のような不思議な光景が浮かんできます。
人のいない街路。遠くに低く冬の日。

2 蜘蛛の囲をずたずたにして秋行けり
16 冬の日へ改札口は人を吐く
37 猫の耳立ちたる午後や漱石忌
52 枯芝に立ち一遍のゆかり読む
56 地下街もずんずん分けて大熊手
60 星の夜へ虚子を帰して柿二つ
[523] 朱胤35の特選、想のひろがる評、ありがとうございます。 (2024年12月01日 (日) 17時39分)
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[510] 40 途中下車して枯蓮の中にゐる  犬客 投稿者:_ (2024年12月01日 (日) 03時29分)
【朱胤さんのコメント】

【特選】
40 途中下車して枯蓮の中にゐる
秋に秋思があるように冬には冬の愁いがあるのでしょう。寂寥感が極まっていて惹かれました。
「途中下車」も利いています。

【選】
1 冬の日の懐にまで波の音
しみじみとして奥行きのある句と思います。

10 冬の日や誰がこの更地棲みゐしか
ある日急に更地になっていてどのような家が建っていたか思い出せない。実感が伝わります。

12 冬の日や鈍色の川海へ出づ
色彩に乏しい冬の色彩感が巧みに表現されている一枚の絵のよう。

15 気温五度今日から冬の日となりぬ
「今日から」が魅力的です。

16 冬の日へ改札口は人を吐く
この擬人法が俳句的な味わいでしょうか。

23 川底の石に冬の日あたりけり
透き通った川の水の冷たさ、石、冬の太陽、決まっています。

【惹かれた句】
6 冬の日が斜めに照らす野原かな
11 冬の日の富士くつきりと空にあり
20 冬の日や妻に遅れて歩きゐる
21 冬の日の足早にゆく犬と人
22 冬の日が一輪挿しに差し込みぬ
27 冬の日や飛行機雲の伸びゆけり
59 東雲の空に冬の日始まりぬ
63 冬の日の明るく入る奥座敷

今月もありがとうございました。
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[509] 55 戸を出れば冬の日差しのなかにゐる  朱胤 投稿者:_ (2024年12月01日 (日) 03時29分)
【珍辰さんのコメント】

特選 55 戸を出れば冬の日差しのなかにゐる

何気ない句ですが、戸を開けて表に出れば冬の日がさんさんとしている。
その温かさ。うすら寒い部屋にこもっていて失敗したな、というような思いもあり
ちよっとした俳味があるように感じ入りました。

普通選
17 羽繕ふ雀に冬日ふくらみ来
35 冬の日のころがつていく町外れ
37 猫の耳立ちたる午後や漱石忌
46 小春日の鷗飛び入るロケ現場
56 地下街もずんずん分けて大熊手
61 冬に入る椅子浅く掛け受診待つ
[524] 朱胤55の特選、35の選、丁寧な評、ありがとうございます。 (2024年12月01日 (日) 17時41分)
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[508] 60 星の夜へ虚子を帰して柿二つ  屁散人 投稿者:_ (2024年12月01日 (日) 03時28分)
【松子さんのコメント】

特選 60 星の夜へ虚子を帰して柿二つ

なんかうまいなあと。
虚子でなくてはいけないのか、何故夜に返さなければならないのか。ちょっと聞いてみたいです。
でも、柿二つというのだけは、深く腑に落ちました。


17 羽繕ふ雀に冬日ふくらみ来
なんかうまいなあと。ふくらみ来が、何とも言えないいい感じでした。膨らんでいくのは雀?

18 木漏れ日を踏みつつ行けば神の留守
神無月と神在月というのは、いつも不思議な日本の風景だと思っています。11月に出逢える句ですね。

22 冬の日が一輪挿しに差し込みぬ
差し込むという表現はちょっときつくて。ただ、一輪挿しと冬の日はとても相性がいいと思いました。

26 冬の日や校了の字の掠れたる
目がしわしわになっている感じに涙。ようやく終わってほっとした感じとの対比が、わかるなあと。

35 冬の日のころがつていく町外れ
転がっていくというと石ですが、冬の日もありだなあと感銘しました。

54 冬の日のころころなめる喉の飴
飴をかまない思想の持ち主なのでしょうか。
歯がないくせに飴はかみ砕きたい私としては、少し悔しい。ころころとなめるの関係は?
[521] 屁散人特選ありがとうございます!
子規の「仰臥漫録」に句のような記事があったので、それをそのまま句にしました。ただ、それが一日の出来事だったのか、いろんな印象が重なったのか、ちと不明。
虚子夜帰る、柿二つは事実であります♪

17 羽繕ふ雀に冬日ふくらみ来
これは冬日がふくらんでくるんだけど、冬日が膨らむと雀もふくらむような感じになりますねぇ。
冬日がふくらむと、雀はあったかくて膨らむ必要はないんだけど♪ どうしましょ。
(2024年12月01日 (日) 17時26分)
[525] 朱胤35の選、ありがとうございます。秋の夕日は置かれ、冬の日はころがる、というのが自分の中の固定観念です。 (2024年12月01日 (日) 18時03分)
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[505] ここから下は10月の句会の結果です 投稿者:芽笹 (2024年11月01日 (金) 17時05分)
皆さま、熱闘句会にご参加いただき、ありがとうございます。
11月もどうぞよろしくお願いします。
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[504] 12 身に入むや外燈の灯に雨しきり  酔牛 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時04分)
【屁散人さんのコメント】

特選 12 身に入むや外燈の灯に雨しきり

外燈の明りに針のように光り落ちる雨。
次々に明りに現れては消えてゆく雨。
私たちがよく見る風景ですが、身に入むと言われてみると、そのしきりに降る雨の冷たさが、心に沁みます。

普通選
20 裏木戸につづく山路や栗拾い
26 送らるる車の席にある木の実
44 牛膝避けたつもりで転びたる
48 灯台に登れば天のなほ高く
53 身に入むや墓石の水に映る空
63 栗飯を炊いて子を待つ日曜日
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[503] 19 身にしむや隠退人に長き午後  珍辰 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時04分)
【山本洋さんのコメント】

特選 19 身にしむや隠退人に長き午後

長く勤めた仕事を退職して、午後の長さが身にしみるようになるまで、
三年かかりました。はじめは楽しくて仕方がなく、これぞ自由と浮かれていた日々が懐かしい。
  
普通選
5 水澄みて人の言葉のありがたき
8 父の忌を過ぎたる鵙の日和かな
15 無人駅途中下車して秋高し
47 身に入むや夢のほとりの水明かり
57 流さるることも安堵か下り鮎
62 佇めば影は一つに萩と我
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[502] 35 身にしむやすでに越したる師の齢  珍辰 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時03分)
【凡々さんのコメント】

特選 35 身にしむやすでに越したる師の齢

師の年を越したという感慨と秋の冷んやりした感じがこの季語で伝わると思いました。
身にしむという季語はなかなか実感が伴わず、難しいです。


8 父の忌を過ぎたる鵙の日和かな
28 べからずもべしも要らぬぞ今年酒
29 穭田に影を伸ばして老農夫
30 十月の沖の光を分けて船
40 古井戸の固く閉ざされ十三夜
65 身にしみて転ばぬ先の杖太く
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[501] 37 ハナミズキひとつつけたる実の赤さ  洋 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時02分)
【松子さんのコメント】

特選 37 ハナミズキひとつつけたる実の赤さ

実の赤さ、が胸に迫りました。


23 放ちても戻る笹舟秋の風
  水辺にしゃがみ込んで笹舟を見つめる作者が、目に浮かびます。離れられない水辺も。

26 送らるる車の席にある木の実
  かわいい。かわいいは強いです。

27 身にしむや三線の音の風にあり
  三線の音、風に乗って、耳からだけでなく、全身に沁み込んでいく感じがしました。

36 身に入むや野辺の地蔵の鼻欠けて
  鼻欠け地蔵というのが特別にあるのでしょうか。経年劣化ということなのでしょうか。

41 身に入むや煌めくものに朝の匙
  一瞬、銀の匙かと思いました。とても目が悪くなってきているので、身にしみましたこの句。

58 同じ月同じ空より鶴・・・ごめんなさい途中が消えてしまいました
  自然の摂理に、感動することもあります。私も、その中の一つだしなあと思いました。
[506] 屁散人23 放ちても戻る笹舟秋の風
選、ありがとうございます! 素直に流れて行けない。「流灯や一つにはかにさかのぼる」蛇笏 が念頭にあったと思います。
(2024年11月06日 (水) 08時36分)
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[500] 43 老蝶の水面すれすれ過ぎゆけり  洋 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時01分)
【芽笹のコメント】

特選 43 老蝶の水面すれすれ過ぎゆけり

蝶が少しゆっくりと低く飛んでいく様子がうかがわれます。
いかにも秋の蝶らしい雰囲気です。

入選
12 身に入むや外燈の灯に雨しきり
29 穭田に影を伸ばして老農夫
36 身に入むや野辺の地蔵の鼻欠けて
40 古井戸の固く閉ざされ十三夜
48 灯台に登れば天のなほ高く
62 佇めば影は一つに萩と我
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[499] 43 老蝶の水面すれすれ過ぎゆけり  洋 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 17時01分)
【酔牛さんのコメント】

特選 43 老蝶の水面すれすれ過ぎゆけり

老蝶の姿がありありと浮かんでくる。季節の移り変わる中で艶やかに飛び回っていた蝶も少しずつ力を弱めていく。
水面すれすれであっても蝶の優雅さを残しつつ姿の消えるその時まで蝶の姿を全うする意志まで感じられる句となった。
ちなみに「海を渡る蝶」がいる。
「アサギマダラ」は秋には北海道から本州を南下し九州や沖縄へ向かう場合や日本を離れ遠く南西諸島や東南アジアへ飛ぶこともあるといわれている。

普通選
2 よく飛んでから蛤となる雀
4 身にしむや小銭も鳴らぬ夜を帰る
8 父の忌を過ぎたる鵙の日和かな
11 身にしむや旅先に鍵忘れたり
58 同じ月同じ空より鶴来る
59 遠州の大波に濃き秋日かな
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[498] 48 灯台に登れば天のなほ高く  凡々 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 16時59分)
【朱胤さんのコメント】

【特選】 48 灯台に登れば天のなほ高く

登って近づいた、ではなく、「なほ高く」という展開にこのうえない解放感があります。

【選】
11 身にしむや旅先に鍵忘れたり
ひとごとではありませんね。

12 身に入むや外燈の灯に雨しきり
ほんとうに身に沁みる光景ですね。

16 身に入むや一刻を待つ駅にゐる
しみじみと余韻のある一景。

29 穭田に影を伸ばして老農夫
名画のおもむきを感じます。

30 十月の沖の光を分けて船
きれいです。特選に迷いました。

64 身にしむや指先にある小さき傷
身に沁みます。

【惹かれた句】
2 よく飛んでから蛤となる雀      俳諧味というのでしょうか。
10 身にしむや雨のあとから氷るとき  冷たさが伝わってきます。
14 大事なく近火修まりそぞろ寒    緊張の後の安堵感と季節感がよく合っていると思います。
23 放ちても戻る笹舟秋の風      もどかしさの中に秋の衰退感。
24 身にしむや無人のレジに惑ひゐる  新時代の疎外感。
45 身にしむや遠き昔の船旅も     過去はロマンですね。

今月もありがとうございました。
[507] 屁散人23 放ちても戻る笹舟秋の風
ありがとうございます! 蛇笏の句が何となく頭にあったけど、親元へ戻りたい子どものイメージみたいな。
(2024年11月06日 (水) 08時38分)
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[497] 53 身に入むや墓石の水に映る空  朱胤 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 16時58分)
【まゆ子さんのコメント】

特選 53 身に入むや墓石の水に映る空

同じことを経験して、空が透き通るように感じたことを思い出しました。

入選
7 封切らぬ俳誌が洩らす秋のこゑ
12 身に入むや外燈の灯に雨しきり
31 身に入むや小さき雨のやみし後
32 櫟の実回す子どもの得意顔
43 老蝶の水面すれすれ過ぎゆけり
64 身にしむや指先にある小さき傷
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[496] 62 佇めば影は一つに萩と我  朱胤 投稿者:_ (2024年11月01日 (金) 16時57分)
【珍辰さんのコメント】

特選 62 佇めば影は一つに萩と我

強く訴えかけるものはないのだけれど、心象が読者をひきつける感じがします。
「一つ家に遊女も寝たり萩と月」が頭にあるからかもしれないのですが、不思議な魅力を感じました。

普通選
16 身に入むや一刻を待つ駅にゐる
23 放ちても戻る笹舟秋の風
29 穭田に影を伸ばして老農夫
40 古井戸の固く閉ざされ十三夜
53 身に入むや墓石の水に映る空
57 流さるることも安堵か下り鮎
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[486] ここから下は9月の句会です 投稿者:芽笹 (2024年09月28日 (土) 17時35分)
皆さま、熱闘句会にご参加いただき、ありがとうございます。
10月もどうぞよろしくお願いします。
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[485] 12 台風が今過ぎてゐる遠い海  朱胤 投稿者:_ (2024年09月28日 (土) 17時34分)
【犬客さんのコメント】

特選
12 台風が今過ぎてゐる遠い海
台風にロマンを感じさせる句。

入選
4 銀河見上ぐ惑星一つ踏みながら
13 台風を告げる朝刊ずぶ濡れに  
22 台風の近づく小さき暮らしかな
30 秋風や溺れるほどに青い空
37 いくたびも一つに戻る水の月 
38 さざなみに波紋を重ね鰡の秋

その他良いと思った句
2 通院や秋灼けしたる百日紅 (実感あり)
5 泥鰌鳴く夜は台風近くなる (本当か)
14 渓流でざぶざぶ洗ふマスカット
15 唐辛子畑の隅で燃えてをり (燃えてが通俗的か)
23 山小屋の雑魚寝廊下よ台風圏 (良いがテレビ俳句か)
50 台風圏婚古りし妻熟睡す (自分は不安で眠れない夜)
52 はじめから土砂降りとなる颱風来
[489] 朱胤12の特と評、4、37、たくさんとっていただきありがとうございました。 (2024年09月30日 (月) 17時40分)
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[484] 13 台風を告げる朝刊ずぶ濡れに  珍辰 投稿者:_ (2024年09月28日 (土) 17時33分)
【屁散人さんのコメント】

特選 13 台風を告げる朝刊ずぶ濡れに
朝刊もはや遅しの感。
台風の前哨が朝刊の届くころにはすでに到着。
激しい雨の中、届けられた新聞はもうずぶ濡れ。
昨今はこんな時、新聞はビニールに入れられて配達されるから、新聞本体が濡れることはないだろうけれど、
それでもびしょ濡れの新聞が、雨の激しさを物語っています。

普通選
4 銀河見上ぐ惑星一つ踏みながら
5 泥鰌鳴く夜は台風近くなる
14 渓流でざぶざぶ洗ふマスカット
28 二百十日あとの畑の乱れかな
34 わが影と来し方語る良夜かな
37 いくたびも一つに戻る水の月
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[483] 13 台風を告げる朝刊ずぶ濡れに  珍辰 投稿者:_ (2024年09月28日 (土) 17時33分)
【酔牛さんのコメント】

特選 13 台風を告げる朝刊ずぶ濡れに
日常的に見ているもの聞いているものは当たり前となり意識から消えている場合が多い。
同じ景色であっても四季の移ろいや天候の変化、気温の高低は挨拶やコミュニケーションの一つになる。
雨の日の朝刊、まして台風圏では新聞でさえ被害を受ける。
毎日届く新聞に台風を感じとっているという句作は日常における一つの発見と言える。

普通選
8 台風迷走天気図にゐて沖にゐる
20 敷き詰めた大地燃やして曼珠沙華
23 山小屋の雑魚寝廊下よ台風圏
30 秋風や溺るるほどに青い空
35 残るるは米一合や台風来
37 いくたびも一つに戻る水の月
[490] 朱胤8、37、選ありがとうございます。 (2024年09月30日 (月) 19時22分)
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[482] 16 登山家の伝記を読んで夜長かな  凡々 投稿者:_ (2024年09月28日 (土) 17時32分)
【芽笹のコメント】

特選 16 登山家の伝記を読んで夜長かな
伝記は意外と面白いものだという話を過日聞きました。
優等生が偉人になることもあるのでしょうが、そうでないことも多いし、
さらに偉人がみな品行方正であるとは限らないとのこと。
誰もが知っているあの人がこんなことを!みたいなエピソードが伝記の醍醐味なんだとか。
登山家の伝記も人によるのでしょうが、わくわくどきどきの夜長であったことでしょう。

入選
4 銀河見上ぐ惑星一つ踏みながら
22 台風の近づく小さき暮らしかな
37 いくたびも一つに戻る水の月
43 灯明の一度揺らぎ台風来
51 天水桶に飼はれて目高水澄みぬ
54 水音す銀河に近き深夜かな
[491] 朱胤4、37、54、たくさんとっていただきありがとうございます。 (2024年09月30日 (月) 19時24分)
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[481] 22 台風の近づく小さき暮らしかな  まゆ子 投稿者:_ (2024年09月28日 (土) 17時31分)
【凡々さんのコメント】

特選 22 台風の近づく小さき暮らしかな
台風が近づいても非常食や電池、懐中電灯などを点検する以外、日常とあまり違わない生活が続きます。
小さき暮らしがそれを上手く表していて、いいと思います。

普通選
12 台風が今過ぎてゐる遠い海
23 山小屋の雑魚寝廊下よ台風圏
27 台風の過ぎるを待って月のい出
32 台風去りまた台風の来て去れり
35 残るるは米一合や台風来
41 秋風や浮世絵の人笠を追ふ
[492] 朱胤12、41の選、ありがとうございます。41は広重、東海道五十三次に基づいていますが、わかっていただけて安堵しました。 (2024年09月30日 (月) 19時28分)
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