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[723] ここから下は11月の句会です 投稿者:芽笹 (2025年12月03日 (水) 00時58分)
皆さま、11月も投句・選句とありがとうございました。
お預かりしたコメントを書き込みましたのでご覧ください。

とうとう師走です。せわしなく今年も過ぎてしまいました。
12月もどうぞよろしくお願いいたします。
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[722] 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ  珍辰 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時55分)
【風子さんのコメント】

特選 3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ

臨場感たっぷりで、食べてみたくなりました。

入選
8 新米に出羽の水音聴いてをり
9 大磯の小春の石は文鎮に
14 立冬の走り書きせし手紙かな
19 機影去り冬めく空の残りけり
52 冬浜の小石異なる影を持つ
56 冬に入る芥の海の底が澄み
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[721] 8 新米に出羽の水音聴いてをり  屁散人 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時54分)
【犬客さんのコメント】

特選 8 新米に出羽の水音聴いてをり

視覚から、嗅覚、聴覚を動員した秀句。

入選
20 竹垣の結び目揃ひ小春かな
37 小春日の嬉しきものに雪の富士
40 終着の駅の向かひの島小春
46 読書する椅子を小春に授かりぬ
47 鳶浮かぶ嬰の寝息の小春空
58 浮雲の繭とみまがふ小春かな

その他良いと思った句
3 小春日や大釜に蕎麦なだれ入れ 
10 冬の蝶こころに形あるとせば 
18 吾も行くや浮雲も行く小春かな
19 機影去り冬めく空の残りけり
25 抜け道は山茶花の散る石畳 
26 息災にして小春日の尾根下る
31 尼寺のさくら紅葉に写経する 
35 小鳥きてさざめく庭となりにけり 
48 通院も少し楽しき小春かな
[724] 屁散人特選、ありがとざんす!
山形の新米「つや姫」であります。手で掬うとずっしりと重みがあり、水音の感覚が掌に残りました。
(2025年12月03日 (水) 09時25分)
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[720] 20 竹垣の結び目揃ひ小春かな  まゆ子 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時54分)
【凡々さんのコメント】

特選 20 竹垣の結び目揃ひ小春かな

小春日の見本のような風景。この句だけで小春の気分が味わえます。

並選
19 機影去り冬めく空の残りけり
25 抜け道は山茶花の散る石畳
29 小春日や行くべき下山路見えてきて
38 ポストまで突つ掛けで行く小春かな
44 肩凝りが消えたかのやう小春かな
46 読書する椅子を小春に授かりぬ
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[719] 24 僧仰ぐ御空の色にある小春  酔牛 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時53分)
【松子さんのコメント】

特選 24 僧仰ぐ御空の色にある小春

なるほどなあ、と膝打つ景色です。しかし、ある小春のところで、ちょっと躓きました。
でも、選んでしまいました💦

入選
16 耕運機嫁が習熟して小春
可愛いです。かわいい嫁、可愛くないかもしれませんが、習熟が生きていて、小春が生きていると思いました。

17 冬温き日のベンチ満席漱石忌
ベンチが少なくなり、困っています。

25 抜け道は山茶花の散る石畳
さざんかは散るのが一番きれいと思っています。

41 駅の灯の鉄路に凍る遅延かな
心細さが伝わり泣けます。

45 冬薔薇ドラキュラ住むといふ城に
上手いと思いました。

49 木枯や仁王に睨み返されて
仁王の負けと思いました。
[725] 屁散人41 駅の灯の鉄路に凍る遅延かな
選、ありがとうございます!
先日、異音の関係で電車が大幅に遅れ、寒い寒い大船駅のホームで長らく待たされました。駅の照明が線路に光ってた光景。
(2025年12月03日 (水) 09時27分)
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[718] 31 尼寺のさくら紅葉に写経する  松子 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時52分)
【まゆ子さんのコメント】

特選 31 尼寺のさくら紅葉に写経する

尼寺さんのこぎれいな佇まいに鮮やかな桜紅葉の中で写経をするのが
窓から見えるような気がして色彩に惹かれました。

入選
5 釣人の距離を小春の鴉埋め
6 冬の墓地慟哭やまぬ老者あり
32 石蕗の黄を灯して沢のなほ暗き
39 文学館玻璃ゆがみたる小春かな
52 冬浜の小石異なる影を持つ
54 踏むほどに寂しさつのる落葉かな
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[717] 37 小春日の嬉しきものに雪の富士  珍辰 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時51分)
【朱胤さんのコメント】

【特選】
37 小春日の嬉しきものに雪の富士
気持ちのよくなる句ですね。天気がよく、富士も見えて、贅沢な気持ちになりました。

【選】
1 小春日の猫の隣に座してをり
さりげなくて、落ち着きます。

25 抜け道は山茶花の散る石畳
ロマンチックな小景ですね。

27 高跳びの胸は小春に舞ひ上がり
おもしろい着眼と思います。

32 石蕗の黄を灯して沢のなほ暗き
叙景ですが物語を感じます。

38 ポストまで突つ掛けで行く小春かな
行き先がポストというのがいい。

40 終着の駅の向かひの島小春
視線の運動がおもしろい。

【惹かれた句】
9 大磯の小春の石は文鎮に
「小春の石」という言い方がおもしろいと思いました。

15 曇天や十一月の水の音
十一月の雰囲気が伝わってきます。

35 小鳥きてさざめく庭となりにけり
さわやかですね。

48 通院も少し楽しき小春かな
「少し」が利いている。

今月もありがとうございました。
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[716] 40 終着の駅の向かひの島小春  酔牛 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時50分)
【芽笹のコメント】

特選 40 終着の駅の向かひの島小春

旅行のポスターのような情景が浮かびました。
一人旅の女性。見たところ40代半ばくらいか。
単線のホームに降り立ち、しばし遠くを見つめる。
家庭も仕事も忘れて、海が見たかった。
ああ、いいお天気だ。やっぱり出かけてきてよかったな。

入選
19 機影去り冬めく空の残りけり
20 竹垣の結び目揃ひ小春かな
33 心して下山の一歩小春かな
46 読書する椅子を小春に授かりぬ
50 小春日の猫来て締め切り捗らず
56 冬に入る芥の海の底が澄み
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[715] 48 通院も少し楽しき小春かな  芽笹 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時49分)
【屁散人さんのコメント】

特選 48 通院も少し楽しき小春かな

病院に行くのは、病をかかえているからで、誰だって憂鬱になります。
大病ならなおさらで、毎日の病状に神経を働かせ、今日はいつもと痛みが違う、とか、変なところに変なもんが出来たとか、まぁ、心配の種が次々と生まれます。
頼りは病院だけど、医師も案外当てにならないもんで、「歳だからなぁ」とか言ってごまかす。
そんな病院通いも、小春の暖かな日差しに包まれると、なんとなく病状も回復したような気がする。
一時の気休めだろうけれど、小春のもたらしてくれた平安。
もしかしたら、本当に回復するかも♪

普通選
14 立冬の走り書きせし手紙かな
19 機影去り冬めく空の残りけり
31 尼寺のさくら紅葉に写経する
32 石蕗の黄を灯して沢のなほ暗き
38 ポストまで突つ掛けで行く小春かな
52 冬浜の小石異なる影を持つ
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[714] 49 木枯や仁王に睨み返されて  凡々 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時48分)
【山本洋さんのコメント】

特選  49 木枯や仁王に睨み返されて

仁王の厳しい眼力に気押される。
木枯らしも吹いて冬への気持ちを一段ひきしめなければな、と思う。

普通選
11 鬼を呼ぶ子供らの声小春かな
20 竹垣の結び目揃ひ小春かな
32 石蕗の黄を灯して沢のなほ暗き
36 高らかに競りの声する小春かな
55 少年に秘密の藪道小六月
58 浮雲の繭とみまがふ小春かな
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[713] 54 踏むほどに寂しさつのる落葉かな  凡々 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時47分)
【酔牛さんのコメント】

特選 54 踏むほどに寂しさつのる落葉かな

木の葉が降り続く景色は足元の落葉となり、うち重なる落葉は踏むたびにカサカサと音を奏でるようになる。その音には温かみもあれば懐かしさも感じられる。そして、歩めば歩むほど季節の移り変わりを感じさせる。時間のながれは止まることなく、寂しさも募ってゆき、無常観も漂いはじめる。
落葉の景観と人の営みが重なり合うことで詩情豊かな句になったと思う。

普通選
8 新米に出羽の水音聴いてをり
19 機影去り冬めく空の残りけり
20 竹垣の結び目揃ひ小春かな
38 ポストまで突つ掛けで行く小春かな
50 小春日の猫来て締め切り捗らず
56 冬に入る芥の海の底が澄み
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[712] 56 冬に入る芥の海の底が澄み  屁散人 投稿者:_ (2025年12月03日 (水) 00時46分)
【珍辰さんのコメント】

特選は 56 冬に入る芥の海の底が澄み

夏から秋、そして冬はじめ。海の変化は表面だけでなく海底にも始まっている。
その発見。しかもゴミの浮いているような海でも自然はきちんと進んでいる、その感動。
作者の観察眼、想いの深さを感じます。

普通選
1 小春日の猫の隣に座してをり
まさに温かな風景ですね。ただ発想としてはたくさんある作品です。

25 抜け道は山茶花の散る石畳
石畳の道が抜け道になっている。どういう人が通るか見えるといいね。

27 高跳びの胸は小春に舞ひ上がり
「胸は小春に」高跳びの瞬間を巧みに切り取っていて上手い!

38 ポストまで突つ掛けで行く小春かな
「突っ掛け」生活感溢れる言葉です。登場人物が目に浮かびます。

40 終着の駅の向かひの島小春
海に面した終着駅。温かな日差しや穏やかな風を感じます。

48 通院も少し楽しき小春かな
不調なところも少し緩和したような明るい気分が良いですね。
[726] 屁散人特選、ありがとざんす!
横須賀港の実景です。軍港でも冬になるとやはり澄んできますね。
(2025年12月03日 (水) 09時31分)
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[709] ここから下は10月の句会です。 投稿者:芽笹 (2025年11月03日 (月) 01時04分)
皆さま、投句・選句とありがとうございました。

今年は残暑がとてつもなく長く、秋は一瞬のうちに過ぎてしまったような気がします。
季節の変わり目、体調に注意してお過ごしください。
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[708] 1 亡き母の時折通る花野かな  まゆ子 投稿者:_ (2025年11月03日 (月) 01時03分)
【朱胤さんのコメント】

【特選】
1 亡き母の時折通る花野かな
この花野は天国でしょうか。シュールだが美しく静かな悲しみの句。

【選】
4 榲桲に夕日ごつごつ当たりたる
「夕日ごつごつ」というユニークな捉え方。

11 金風ややすらぎ荘にギターの音
「やすらぎ荘」という、いかにもな命名。ジオラマ世界の昭和で四畳半フォークでしょうか。

17 秋の雨眺める午後の喫茶店
喫茶店らしい喫茶店も少なくなりましたが、しみじみする句。

26 父の忌の無月の空を仰ぎをり
これ以上はない不在感を見事に表現していると思います。

34 秋冷や空より鳶の黒きこゑ
「黒きこゑ」が秀逸です。

35 マルメロを享けば夕日の香もありぬ
「夕日の香」という捉え方がおもしろいと思いました。

今月もありがとうございました。
[710] 屁散人選、ありがとうございます!
26 父の忌の無月の空を仰ぎをり
10月6日が父親の命日で、今年はちょうど名月の日でした。

34 秋冷や空より鳶の黒きこゑ
横須賀は周りが海なので鳶が多いです。羽色は濃い茶だけど、ちょっと離れると黒く見えますね。鳴けば黒い声が降ってくるような……。
(2025年11月03日 (月) 09時42分)
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[701] 5 マルメロの香に包まれて眠りたき  芽笹 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時53分)
【屁散人さんのコメント】

特選 5 マルメロの香に包まれて眠りたき

マルメロ自体見たことなく、香りも知らないのでなんとも言えないけど、
この句を見ていると、落ち着いた柔らかな香りなんだろな〜、と思います。
屁散人もそうして眠ってみたいな。

入選
3 榲桲や土耳古ランプに灯の点り
10 ふと見れば窓いつぱいに秋入日
14 人恋しマルメロの実の香るころ
17 秋の雨眺める午後の喫茶店
31 尖塔は稲妻のたび空を刺し
48 マルメロを摘みアルプスの空広げ
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[700] 7 マルメロや都会捨てたる同窓生  珍辰 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時52分)
【山本洋さんのコメント】

特選 7 マルメロや都会捨てたる同窓生

都会の便利な暮らしを捨てて、あえて田舎に暮らし始めた友の決意。
何かが見つかるような気がしたはずの都会のウソ寒さと
言葉少なな田舎の柔らかさが対比されているように思いました。
 
入選
9 鶏頭に喧嘩別れの友思ふ
15 マルメロや濡れ縁に干す山道具
18 径の端に突き刺したごと曼殊沙華
26 父の忌の無月の空を仰ぎをり
30 マルメロの黄の深まりに時雨雲
46 マルメロの香や地球儀へ指を置く
[703] 珍辰長野県塩尻に中学高校の同窓生が横浜での職を辞して、奥さんの実家の農業を継いでいます。実際は都会を捨てたどころか月に一度は都会に出てきていますよ。
特選、ありがとうございます。
(2025年11月02日 (日) 10時21分)
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[699] 24 月と呼ばれ地球と呼ばれ石二つ  朱胤 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時52分)
【芽笹のコメント】

特選 24 月と呼ばれ地球と呼ばれ石二つ

子どもの遊びなのでしょう。
ひとつを月に見立て、もうひとつを地球に見立て、ぐるぐると回してみたりして。
と、最初は考えたのですが、実はそうではないのかも。
月という大きな岩石のかたまり。地球という超巨大な岩石のかたまり。
宇宙というレベルで見たら、月も地球も石なのかもしれません。
壮大な見立てですね。
で、ここで問題。こういう場合、月は季語なのか?
季語としての「月」の持つ風情はどこにもありません。
季語として考えるのは難しいですね。となると、無季の句。
とはいえ、私好みの句ですので、特選とさせていただきました。

入選
1 亡き母の時折通る花野かな
4 榲桲に夕日ごつごつ当たりたる
17 秋の雨眺める午後の喫茶店
26 父の忌の無月の空を仰ぎをり
43 どの影も廊下の奥に消える秋
48 マルメロを摘みアルプスの空広げ
[705] 朱胤24月と呼ばれ〜の特選、43どの影も〜の選、句想に即した鑑賞ありがとうございます。月も石ころ、地球も石ころという想です。この月は季語か?季語だとしたら星々の点滅する暗黒に過ぎない無機質な大宇宙を強引に「秋」にしてしまうことになります。しかし大宇宙そのものも一種の季節かもしれないとも思えます。たとえ鉄でできていようと。
(2025年11月02日 (日) 21時52分)
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[698] 26 父の忌の無月の空を仰ぎをり  屁散人 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時51分)
【珍辰さんのコメント】

特選 26 父の忌の無月の空を仰ぎをり

父母俳句はあまり好きではないのですが、
無月を仰ぐ姿は、後悔やら無念や複雑な思いが次々に浮かんできます。
取らざるを得ないなぁ

普通選
4 榲桲に夕日ごつごつ当たりたる
22 この微熱いつまで秋の灯が潤み
34 秋冷や空より鳶の黒きこゑ
42 マルメロのいびつ撫づれば香の甘き
47 さくさくと新米磨げば田の香り
[711] 屁散人特選、ありがとさんです!
今年の名月、最初は雲隠れにときどき見えていたけれど、しまいに見えなくなったので無月にしてしまいました(笑)
22,34,42の選もありがとさんです♪
(2025年11月03日 (月) 09時45分)
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[697] 43 どの影も廊下の奥に消える秋  朱胤 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時50分)
【松子さんのコメント】

特選 43 どの影も廊下の奥に消える秋

特選にいただきました。どの影というからには、誰かのというよりも。。。
怖いような、廊下の奥が何か気になります。

入選
1 亡き母の時折通る花野かな
  怖いけど、もはや怖くないお年頃になりました。
3 榲桲や土耳古ランプに灯の点り
16 石塔に色なき風のとほりけり
18 径の端に突き刺したごと曼殊沙華
22 この微熱いつまで秋の灯が潤み
50 流れ星一瞬時が止まりをり
[706] 朱胤43どの影も〜の特選、句に沿った鑑賞ありがとうございます。廊下も秋も、わたしにとり「遠さ」の感覚をかき立てるものです。 (2025年11月02日 (日) 22時00分)
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[696] 43 どの影も廊下の奥に消える秋  朱胤 投稿者:_ (2025年11月02日 (日) 01時50分)
【まゆ子さんのコメント】

特選 43 どの影も廊下の奥に消える秋

シュールな感覚に惹かれました。廊下の奥が興味深いです。

入選
5 マルメロの香に包まれて眠りたき
10 ふと見れば窓いつぱいに秋入日
16 石塔に色なき風のとほりけり
26 父の忌の無月の空を仰ぎをり
30 マルメロの黄の深まりに時雨雲
40 アリア聞こゆ台風過ぎし夕闇に
[707] 朱胤43どの影も〜の特選、40アリア〜の選、ありがとうございます。廊下の奥も通りの曲がり角も、人が曲がって姿が消えるスポットです。そして曲がった後その人は存在しているのか。 (2025年11月02日 (日) 22時05分)
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