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Re:冬の星空が終盤

やまぎし [253] 03/08/(土) 14:31:08

ほしのさんへ

「トールの兜星雲」とは面白い対象を撮影されましたね。
私は、小さい、淡い、低高度というイメージが強く、撮影対象の選択肢から
外れていました。
NGC2361が炙り出されている効果でしょうか?
ほぼ画角的にちょうどよい構図に成っていますね。
また、冬の銀河のど真ん中なので、星々の色彩が綺麗です。

一方で仰せの通り、春はデュアルバンドフィルターの出番が少ないですが、
すぐに夏の天体が明け方に上って来るので、楽しみですね。

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冬の星空が終盤
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ほしの [252] 03/06/(木) 22:19:19

最近、春めいており空が霞はじめ、冬の星座の沈むのが早くなってきました。
冬の天体はデュアルバンドフィルターの対象がたくさんありましたが春はほとんどありません。
デュアルバンドフィルターの撮りおさめに、おおいぬ座のトールの兜星雲を撮影しました。
南の低空で光害が強く、電柱や屋根にすぐに遮られてしまうため庭撮りには厳しい対象でした。

撮影データ
NGC2359(トールの兜星雲)
2025年2月19日 19:51-22:30
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
SV220(DB)フィルター180秒×46枚(2時間18分)
PixInsight(WBPP_BXT_ArcsinhStretch_GHS_GC_DeepSNR_SPCC)

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Re:DB画像とブレンド

やまぎし [251] 02/24/(月) 23:46:18

ほしのさんへ

1,通信ポートの件
通信ポート障害は、星図データサーバーアクセス時に発生しているのですね。
今のご時世では、OS側のセキュリティ対策上致し方ない対処かもしれないです。
自己防衛対策のGaiaDR3データダウンロードは、パフォーマンス的にも良い方向
なので、むしろこちらの方が正解かもしれません。
→私は、GaiaDR3,GaiaDR3/SP共にダウンロードしてローカル対応済みでした。


3.NBRGBCombinationとPixelMathの使う段階
それぞれの使い方、了解しました。
もう少しでBKP300の斜鏡改造が終わりそうなので、PI画像処理に復帰したら
試してみます。


Ha成分の露出時間について
先日のM101同様、以外に短時間でも、効果が有りそうですね。
→短時間過ぎて、フィルター交換が頻繁に成りそうですね。
 →電動フィルターホイールが欲しく成るのでは?

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Re:DB画像とブレンド
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ほしの [250] 02/24/(月) 16:12:09

やまぎしさん

1.PixInsightのImageSolverはオンラインスターカタログにつなげる方法が標準で、Windows11のアップデートで通信ポートを勝手に止められると困ります。
星図データサーバーが止まることもあるそうなのでWindows10PCからImageSolverをしたらこちらは正常にサーバーにつながっており、フランスのサーバーは問題ないです。
仕方ないので、GaiaDR3の星位置データをダウンロードしオフラインでImageSolverできるように設定変更しました。

ちなみにGaiaDR3/SPはSPCCの色測定だけに使う別物で、GaiaDR3が入っていないとオフラインImageSolverできないそうです。


3.NBRGBCombinationとPixelMathの使う段階
同じような機能ですが、使う段階がかなり違います。

◆NBRGBCombination→リニア段階で使います。
背景色合わせやストレッチする前にかけます。
背景ムラを少し整えるGradientcorrection、ノイズ除去DeePSNRなどの色合いが大きく変わらない軽い処理はNBRGBCombinationをかける前にできます。StarAliment
SPCCやArcsingStretch、GHSのような背景色合わせ、線形性を損なう処理をしてからNBRGBCombinationをRGB-R合成すると色が大きく崩れます。
StarAlignment→NBRGBCombination合成した後は位置情報が消えてしまうので、ImageSolverしてからSPCCをかけます。

◆PixelMath→ノンリニア段階で使います。
それぞれの画像をSPCCやストレッチしHistogramTransformation(HT)で明るくしてから、StarAlignment→PixelMathします。
HTしたあとは、ImageSolverやSPCCで参照できる星の数が足りなくなるため使えなくなります。


①M51のQBPフィルタ画像にDB画像をNBRGBCombinationで赤ポチ入れました。
② ①の画像にQBPフィルタ画像をPixelMath5:5で薄めました。①だと赤ポチが強すぎるため少しマイルドになりました。露出合計7時間です。

撮影データ
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
QBPフィルター180秒×120枚(6時間)、DBフィルター180秒×20枚(1時間)




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Re:DB画像とブレンド

やまぎし [249] 02/23/(日) 14:37:24

ほしのさんへ

各種情報提供、ありがとうございます。

1,Windows11について
やはり、OSをアップグレードすると色々と問題が出てきますね。
私はまだ、Windows10を継続しています。
そろそろ、Windows11へのアップグレードを検討中です。
通信ポート443の件、忘れないようにしておきます。


2,Star Aligmentについて
Star Aligmentの使い方をご教授頂き、感謝いたします。
普段、Star AligmentはWBPPの中で自動的に動作しているので、単独では未使用でした。
Star Aligmentは、単独で使用すると、より高度な歪補正が出来る様なので、Pixinsight
の強力なツールの一つですね。


3,SV240への色情報付与
色々な手法が考えられますね。
赤ポチを重点に考えれば、NBRGBCombinationで赤チャンネルをHaのナローバンドに
置き換えるのが最良と思います。
一方で、この場合もっと広い赤チャンネル情報が失われるので全体的なナチュラル感が
減って来ます。
よって、バランスを考えれば、PixelMathやインテグレーションでHaチャンネルを加算
した方が良かろうと思います。
ところで、ほしのさんへNBRGBCombinationやPixelMathはどの段階で実行されています
か?
①、ノンリニアステージ:各フィルター画像をストレッチしたモノ同士を合成
②、リニアステージ1:各フィルター画像にSPCCを掛けたモノ同士を合成
③、リニアステージ2:各フィルター画像同士を合成し、その後SPCCを掛ける
④、リニアステージ3:「②→③」の合わせ技
よりナチュラルなカラーバランスを求めるの出れば④手法も良さそうな感じがします。
また、CurvesTransformationでR,G,Bチャンネルを単独で操作しても、カラーバランス
(色調整)が出来ますね。


それにしても、8時間強の露出時間を掛けると、中々見ごたえのある画像が得られます
ね。

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DB画像とブレンド
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ほしの [248] 02/22/(土) 16:28:44

やまぎさん

パソコンのWindows11をアップデートしたらPixInsightのImageSolverが動かなくなりました。通信ポート443がアップデートで閉じられていました。
Windows11のファイヤーウィール設定でポート443を開けたらImageSolverが動くようになりました。

NBRGBCombinationにかける前にStar Aligmentをかけておきます。
例えばQBP画像を基準refに、DB画像をずらした画像(registered)として用意します。


SV240フィルターで撮影した系外銀河は近赤外が主でほぼモノクロです。
色情報を付与できないかとHaフィルターやDBフィルターの画像と混ぜる検討をしています。
色情報の付与方法としてNBRGBCombinationとPixelMathを比較してみました。
①-NBRGBCombination 赤ポチがはっきりする、背景色ずれが激しい
①-PixelMath 赤ポチは若干出る 銀河が少し赤くなるが背景色ずれは弱い
NBRGBCombinationとPixelMathどちらでもSV240に色情報付与に使えそうです。

②③PixelMathで、SV240:QBP:DB=4:3:3比率で混ぜました。
合計8時間弱になりました。

撮影データ
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
SV240フィルター180秒×74枚、QBPフィルター180秒×73枚、DBフィルター180秒×20枚
*M101の中心部と周辺部で輝度差が激しいためHDRMultiscaleTransformで中心部を少し暗くしています。

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Re:DB画像からRチャンネル

やまぎし [247] 02/17/(月) 20:35:56

ほしのさんへ

早々の検証ご報告、ありがとうございます。
DB画像も、Ha単独画像と同様に扱えるとは朗報です。
私は、DBフィルター&Haフィルターを各1枚所有していますので、
屈折鏡筒にこれらのフィルターをつけて撮影しようと考えています。
Haナローバンドなので、古い屈折望遠鏡でも、色収差をキャンセル出来るので、
有効活用できると思います。
残る課題は、Ha画像と他の画像間の焦点距離差をどのように補正するか?
ですね。
簡単なのは、PixinsightのStar Aligmentを使ってインテグレーションを掛けるの
ですが、NBRGBCombinationでもStar Aligmentが使えるのでしょうか?

また、DB画像のBチャンネルも捨てがたいですね。
Bチャンネルって中々コントラストを確保しがたいみたいなので、DB画像のBチャンネル
もブレンドすると、より効果的かもしれません。

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DB画像からRチャンネル
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ほしの [246] 02/16/(日) 23:48:23

やまぎしさん

DBフィルターの画像をRGB分解しモノクロRチャンネルを抜き出しNBRGBCombinationのRにブレンドしました。

やまぎしさんのご指摘のとおりDBフィルターでもHaと同じ効果が得られ、冴えた赤が出ました。

なおDBフィルター画像をRGB分解せずに、カラーのままNBRGBCombinationのRに割り当てても全く同じ効果が得られました。
NBRGBCombinationは、Rにカラー画像を割り当てると自動的にR成分を分解モノクロ抜き出ししているようです。私はてっきりカラーRGB全体をモノクロ変換しているのかと思っていましたが違うようです。

これならDBフィルター画像を色のアクセントに使えるので楽です。

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Re:散光星雲にHaブレンド

やまぎし [245] 02/16/(日) 22:40:09

ほしのさんへ

Haの総露出時間が短くても、Haブレンドの効果は絶大の様ですね。
トータル露出時間145分ですか。
大分露出時間が延びてきましたね。
一方で、Haフィルター画像の代わりに、DB画像または、DB画像からRチャンネル
(=Ha成分)を分離して使っても、同様の効果が得られるのでは?と思って
います。

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散光星雲にHaブレンド
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ほしの [244] 02/15/(土) 21:09:05

散光星雲にNBRGBCombinationのHaブレンドを試してみました。
テスト対象は反射星雲とHa輝線星雲が入り混じっているコーン星雲NGC2264です。
RGB:QBPフィルター +R-ch:Haフィルター

Haフィルターをブレンドすると冴えた赤色がでるようになりました。
モノクロカメラでRGB合成したような感じです。
赤が強くなり過ぎ青白い反射星雲が薄くなったため、再びQBPフィルターをブレンドしたら、反射星雲と輝線星雲のバランスが調整できました。

撮影データ
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
 RGBソース:QBPフィルター 180秒×40枚
 Rチャンネル:Hαフィルター 300秒×5枚

*RGBとRのデータの露出差があると合成の係数を変える必要があります。
M81のテストのときは露出と画像処理をRGBとRで同一にしていたため素直にブレンドできたようです。
今回QBP180秒:Ha300秒で赤が強めに出ました。前回はQBP180秒:Ha180秒で同じでした。

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