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散光星雲にHaブレンド
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ほしの [244] 02/15/(土) 21:09:05

散光星雲にNBRGBCombinationのHaブレンドを試してみました。
テスト対象は反射星雲とHa輝線星雲が入り混じっているコーン星雲NGC2264です。
RGB:QBPフィルター +R-ch:Haフィルター

Haフィルターをブレンドすると冴えた赤色がでるようになりました。
モノクロカメラでRGB合成したような感じです。
赤が強くなり過ぎ青白い反射星雲が薄くなったため、再びQBPフィルターをブレンドしたら、反射星雲と輝線星雲のバランスが調整できました。

撮影データ
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
 RGBソース:QBPフィルター 180秒×40枚
 Rチャンネル:Hαフィルター 300秒×5枚

*RGBとRのデータの露出差があると合成の係数を変える必要があります。
M81のテストのときは露出と画像処理をRGBとRで同一にしていたため素直にブレンドできたようです。
今回QBP180秒:Ha300秒で赤が強めに出ました。前回はQBP180秒:Ha180秒で同じでした。

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Re:Haブレンド比率

やまぎし [243] 02/11/(火) 23:11:23

ほしのさんへ

露出比率は1:1なのですね。
また、NBRGBCombinationでブレンド比率が変えられるとなれば、露出時の比率に
あまりこだわる必要は無さそうです。
→現在、BKP300の斜鏡拡大作業中なので、作業が終了したら私も試してみます。

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Haブレンド比率
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ほしの [242] 02/11/(火) 15:13:49

やまぎしさん

M81の場合は、SV240、QBPが60分(180秒x20枚)、Hαも60分(180秒x20枚)で同じです。

NBRGBCombinationは、Hα(Rチャンネル)の色倍率は標準で1.2です
1.2/3/5/10と変更してみました。
どぎつく強調するならMAX10でも良いかもしれません。

やまぎしさんのご指摘のとおりHαは月光の影響を受けにくいので、撮りためできます。またSV240(近赤外+DB)も月光に強く満月期に撮りだめできます。
しかしここ数日埼玉は強風が吹いているので晴れていますが20cm反射で撮影できてません。5m/s以上の風はガイドが暴れ星が肥大します。

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Re:Hαブレンド

やまぎし [241] 02/10/(月) 13:28:01

ほしのさんへ

Hαブレンドテスト結果、非常に参考に成りました。
Hαチャンネルが入ることにより、大分印象が変わりますね。
Hαの露出比率はどの程度ですか?
Hαは月光の影響を殆ど受けないと思うので、満月期に撮り溜めすれば、
撮影効率が上がりますね。
また、「SV240+QBP+Hα」という組み合わせも面白いかもしれないですね。

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Hαブレンド
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ほしの [240] 02/08/(土) 23:42:13

近赤外を通すSV240フィルターでM81銀河を撮影するとモノクロ画像のようになって色合いがさみしいです。
Hαフィルターの画像をPixInsightのNBRGBCombinationでブレンドしました。

QBPとSV240フィルター(近赤外+DB)で比較しましたが、色の豊富さではQBPが有利です。

SV240+Hαはモノクロ画像に赤だけ足した2色カラーでさみしいですが、近赤外のおかげで露出たっぷりで画像編集耐性が強いです。

光害地で色合い稼ぐ方法としてHα画像のブレンドは面白いと思いました。

・M81 Hαブレンド 有無比較
・M51、M101 Hαブレンド 有
・M81 QBP、SV240、CBP、DB 各フィルター単体


撮影データ
BKP200+コマコレ(f=800mm,F4)
SV605CC ゲイン130,-5℃、各フィルター180秒×20枚(60分)
 RGBソース:QBPフィルター +Rチャンネル:Hα
 RGBソース:SV240フィルター(近赤外+DB) +Rチャンネル:Hα

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馬頭星雲800mm、280mm、135mm
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ほしの [239] 02/02/(日) 23:17:57

NoiseXTerminator(NXT)はNGC4038アンテナ銀河のようにノイズが多い画像に効果が実感できますね。
NXTは約60ドルですか。機材で9,000円~10,000円投資より効果的がありそうです。
私はBXTを100ドルで購入しました。効果がありすぎて躊躇し使うとしても恒星の調整だけ弱めにしてます。恒星以外の調整(≒星雲部分の補正)は細かい部分まで見え過ぎて嘘くさくなるため使っていません。


さて、カメラレンズSAMYANG135mmを導入し、撮影用の焦点距離が800mm,240mm,135mmと3つになりました。QBPフィルターやデュアルバンドフィルターで撮影しておもしろい対象を網羅できるようになりました。
Hαで光っている発光星雲は、デュアルバンドフィルターで非常によく写るのですが、青みが足りなく恒星のキラキラ感がでません。
QBPフィルターの方が青みが出るため良い感じです。
CBPフィルターの方が青みがもっと出るのですが、光害で背景がかぶるため私の庭撮り環境ではQBPが一番使い勝手が良いです。

800mm:BKP200+コマコレ QBPフィルター 180sX40枚
280mm:FRA400+レデューサ QBPフィルター 180sX10枚
135mm:SAMYANG135mmED(F2.0→2.8) QBPフィルター 180sX5枚


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NoiseXTerminator
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やまぎし [238] 02/02/(日) 13:46:30

ようやく、NoiseXTerminator(NXT)のPermanentライセンスを取得しました。
Trialバージョンから丸1年経過していました。
また、ライセンス取得直後にNXTがバージョンアップしました。
まだ殆ど触っていませんが、テストを兼ねて、ほしのさんのNGC4038アンテナ銀河
及びM42のJPG画像にNXTを掛けてみました。

●NXT条件(デフォルト設定)
1,NoiseXTerminator Version 1.2.2. AI version 2.
Denoise:0.9
Detail:0.15

2,NoiseXTerminator Version 2.2.3. AI version 3.
Denoise HF Intensity:0.90
Denoise HF Color:0.90
Denoise LF Intensity:0.90
Denoise LF Color:0.90
HF/LF Scale(pixels):5.0
Iteration:2


●結果
NXTバージョンアップにて、いろいろな機能が強化されたようです。
詳しくは、下記URLを参照願います。
https://www.rc-astro.com/noisexterminator-2-ai3-released-for-pixinsight/

NGC4038アンテナ銀河には効果満点の様です。
バックグランドノイズのザラザラ感が見事に消えています。
更にAI3.では、明るいところの星雲の淡い部分が残っています。
→AI2.では、細部が消されてのっぺりとしてしまいました。
因みに、AI2.とAI3.は[Select AI]ボタンで切り替えられます。

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Re:135mmレンズで淡い反射星雲

やまぎし [237] 02/02/(日) 13:42:34

ほしんさんへ

135mmレンズはやはり取扱が難しいようですね。

ピント合わせには、ステッピングモータを取り付けると良いかもです。
タイミングベルトをフォーカスリングに掛けると、電動フォーカーサ化
出来ます。

一方で、ヒーターはサーモスタットを追加すれば、温度管理が可能と
成ります。
私も冷却回路用のペルチェ素子をサーモスタットでON/OFFしていますが、
±1度で温度コントロール出来ています。
→FL80sをガイド鏡に使っていますが、ガイド中にピントがズレて来るので
ヒーター&サーモスタットを追加して見ようと思います。

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近赤外光でNGC4038アンテナ銀河
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ほしの [236] 02/01/(土) 15:26:36

SvbonySV240フィルターは、近赤外線+QBPフィルターのような特性でカラーバランスが大きく崩れるうえ、輝星にハロがでるためいまいち使い道に困るフィルターでした。

カラス座のNGC4038アンテナ銀河は低空で光害カット目的でSV240フィルターを使ってみました。
ノイズまみれですが、2本のアンテナが写すことができました。カラーバランスは崩れモノクロ画像のようですが自宅から写せることに驚きました。

2025年1月31日 1時40分~2時51分 
BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) Svbony SV240フィルター
SV605CC ゲイン130,-5℃、
①NGC4038アンテナ銀河180秒×24枚(66分)
②M42 180秒×10枚(30分)
JP赤道儀(Althiba3改造)N.I.N.Aスケジュール撮影 
画像処理PixInsight:WBPP/BXT,DSNR,SPCC/ARC,GC,GraXpert
撮影地:北本市自宅庭

なおSV240フィルターはM42のような明るい天体なら色が出ます。
暗い天体はモノクロ状態です。以前にも書きましたが、L-RGB合成のL情報用ならSV240は使えると思います.

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135mmレンズで淡い反射星雲
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ほしの [235] 02/01/(土) 09:41:25

やまぎしさん

135mmカメラレンズ+GP2赤道儀は風の影響を受けなくて稼働日数が増えます。
ピント合わせは難しいです。自作のバーティノフマスクでシリウスや木星で合わせています。
SharpCapで強拡大しならがらピント合わせするのですが、ピントリングを触ると揺れてので合わせにくいです。
温度変化でピントがずれるため、USBレンズヒーターで保温が欠かせません。

このレンズはフラット補正が決まりやすく明るいので淡い天体を撮ってみました。

Hα、O3で発光している輝線星雲はデュアルバンド(DB)フィルターでけっこう写ります。
反射星雲はDBフィルターで写りが悪くQBPの方がよく写りました。近くの恒星の光を反射している連続光型?でしょうか
PixInsightのフラット補正、光害カブリ補正・ムラ除去ツールの寄与によるところも大きいです。
特にGraXpertの最後のひと押しが効きます。

スバルの周辺のモヤモヤはカブリが残っているのかと思っていましたが、星間物質とか分子雲と呼ばれているもので他の方の作例と同じようになっていました。
光害地の自宅の庭で魔女の横顔星雲が写せるとは驚きました。
遠征して暗い場所だったらもっときれいに写ると思います。
近頃の機材とソフトの発展は目覚ましいです。

①M45 180秒×5枚
②魔女の横顔星雲NGC1909 QBPフィルタ 300秒×12枚(60分)
2025年1月30日 GP2赤道儀
SAMYANG135mmF2.0ED(f=135mm,F2.8)
カメラASI533MCPRO ゲイン100,-5℃ QBPフィルタ
画像処理PixInsight:WBPP/MGC,SPCC,DSNR,/ARC,GHS,GraXpert

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