松天OB会掲示板

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ベルト張力調整
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やまぎし [273] 04/28/(月) 11:40:23

ほしのさんへ

4月ともなれば、夜半過ぎには夏空が撮影視野に入ってきますね。
また、この時期はまだ透明度が良いので、昇って来る天体を狙うにはベスト時期
かもしれません。

一方で、季節の変わり目には、ベルトの張力調整が必要に成りそうですね。
でも、赤道儀のベルト部分に張力を微調整する機構って、殆ど見かけない様に思えます。
「タイミングベルト=バックラッシュゼロ」という概念が一般化して、ベルトの緩み対策
は等閑に成っているのかもしれないです。

現在、タカハシ製P2赤道儀の2軸化改造を実施中ですが、ベルト張力の微調整機構を
組み込んでみました。
モーター部をネジで引張る構造にしてあるので、容易に張力調整が出来ます。

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明け方は夏空
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ほしの [272] 04/27/(日) 09:35:27

4月になり反射望遠鏡の光軸ズレ、赤道儀のゴムベルトゆるみなどが発生しています。気温が上がって膨張したりゴムが柔らかくなったのが原因のようです。しかし今朝の最低温度のログは5.5℃で寒暖差が激しいです

夜半過ぎは夏の星座になっています。
NINA自動運転でいて座のM20三裂星雲とM8干潟星雲を撮影しました。
QBPフィルターを使っても春霞&南の低空は東京方面で光害が激しく厳しいです。

M20(三裂星雲)
2025年4月22日 1:18-2:18 +4月27日 1:12-2:12
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC+5℃、ゲイン130
QBPフィルター180秒×40枚(2時間)
PixInsight(WBPP_BXT_MGC_GC_Arc_GHS_DSNR_SPCC)

M8(干潟星雲)
2025年4月27日 2:13-3:43
望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC+5℃、ゲイン130
QBPフィルター180秒×29枚(1時間27分)
PixInsight(WBPP_BXT_MGC_GC_Arc_GHS_DSNR_SPCC)
*左上と左下のフラットが合ってません

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LEDライトに対する光害カットフィルターの効果
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ほしの [271] 04/06/(日) 18:39:11

LEDライトに対する昔使っていた光害カットフィルターの効果を試してみました。
フラット撮影に使っているLEDトレース台の光を自作分光器で分光し、24mmレンズ+ASI294MCで撮影、すばる画像処理ソフト マカリでグラフ化しました。
白色LEDは青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせた2色型のLEDが多いそうで、青色LEDの450nmから480nmあたりの発光が強いです。

・サイトロンLPR-N
蛍光灯対策型光害カットフィルターのLPR-Nは青色のピークトップがほぼ100%通過します。ピークの短波長側が少し減らすことができます。LED照明が主流になった今では、効果は弱いです。

・Skyglow
ネオジウム添加ガラス光吸収型で広角レンズで使えるため、星景写真向けに使われています。青色ピークはほぼ100%通過しています。緑~赤を吸収するため、青みが強くなりそうです。光害対策としては使わないより若干良いかな程度です。

・SV231
青にじみを抑える色補正フィルターとして売られているSV231は
470nm~670nmを100%透過し、430~460nmあたりを50%前後透過します。青色LEDのピークを少し減らせそうです。肉眼で見ると少し黄色がかったフィルターで、色バランスは大きく崩れなさそうです。光害カットフィルターとして売られてませんが、改造カメラのUV/IRカットフィルター代わりに使うと副次的な効果がありそうです。

蛍光灯時代の光害カットフィルターが販売停止となり、QBPやDBのような波長をばっさりカットするタイプが主流になった理由が分かりました。
私の庭撮りはQBPとDBがメインになりそうです。

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Antlia Triband RGB Ultraフィルター
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ほしの [270] 04/05/(土) 22:22:08

CBPフィルターは色バランスはQBPより良いのですが、光害耐性は少し悪いです。
白色LEDの一番強力な450nmから480nmあたりに近いところまでCBPフィルターは透過します。
白色LEDのピーク波長を避け、青を少し透過するフィルターを探していたらAntlia社のTriband RGB Ultraフィルターが見つかりました。
Tribandフィルターを自作分光器で測定&M81で試し撮りしました。

Tribandフィルターは白色LEDのピークの短波長側が透過し、狙っていた効果が得られませんでした。
おもしろいことにCBPはLEDピーク波長の長波長側、Tribandフィルターは短波長側でした。
光害対策には、LEDピーク波長をばっさり切るQBPフィルターがバランスが良いです。
まぁ、光害が無いところで撮影が一番良いのは分かっていますが。

なお自作分光器で自宅周辺の街頭や看板照明を確認したらほぼ全部LEDに切り替わっていました。

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Re_OnStepX化
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やまぎし [269] 03/31/(月) 10:51:19

ほしのさんへ

Althiba3という動作品が有るのであれば、気軽にOnStepXにトライ出来ると思います。
上手く行ったら、コントローラを交換すれば良いことですから。
JP赤道儀はグリス粘度が高いので、Nema23モータがついていると、安心して使えますね。

ところで、TMC2209をお持ちなのですね。TMC2209でも十分ドライブ出来ると思います。
→なを、OnStepX化するにあたっては、構成選択肢がいろいろと増えますが、「FYSETC E4」
をお勧めします。
国内では入手困難ですが、Aliexpressで入手出来ます。
この基板1枚で、TMC2209が4個実装されていて、ヒーターコントロールも出来るようです。
追加するとすれば、RTC(リアルタイムクロック)位でしょうか。
温度関連が必要であれば、BME280という温湿度センサーを追加すれば、N.I.N.A.と組み
合わせて温度補正オートフォーカスも出来てしまいます。
さらに、技術敵合マーク(技適マーク)も入っているので、安心してWiFiモードが使えます。
一方で、お手持ちのTMC2209を有効活用するので有れば、他の基板構成にチャレンジされる
のも面白いです。

因みに私のATLUXは、「MaxEPS3+TMC5160」とオリエンタルモータのPKP244シリーズ
(42mm角)を組合せてOnStep(旧タイプ)で運用しています。
この構成で冬場でも、600~700倍速の自動導入が可能です。
GP2(EQ5改造)の800倍速には及びませんが、自作品で高速自動導入が動くのは壮観ですよ。
ぜひチャレンジしてみてください。

追記:
MaxESP3って、OnStepXへのアップグレードが可能なのですが、意外とOnStepXインストール
について情報が稀有です。
Onstep(旧タイプ)を扱っていて、一度インストールして見ればその後は簡単なのですが、
最初の取っ掛かりハードルが高いと思います。
そんな理由も有って、「FYSETC E4」で試してみました。
以外にも簡単でしたね。

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OnStepX化
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ほしの [268] 03/30/(日) 21:11:19

やまぎしさん
OnStepX面白そうですね。
ステッピングモーターの取り付け方法が大変そうなのですが、そこはAlthiba3を流用できます。
ステッピングモーターはNema23(23HS8430)3A仕様の強力なのがついてます。
また予備で買ったステッピングモータードライバーTMC2209V3.0が4個余ってます。

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PI_ImageSolver
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やまぎし [267] 03/29/(土) 20:57:47

ほしのさんへ

3/25というと、全国的に黄砂が来襲していましたね。
私も撮影していましたが、確かにSNが悪かったです。

一方で、PI_ImageSolverは何かと不安定な様です。
私も、ε130とBKP300/MT200で同時に撮影していて、ε130だけ何故かImageSolverで
失敗する事が多々有りました。
そこで、現在は、ImageSolverの下記2か所設定値を変更して事なきを得ています。
Advanced Parameters
Detection scale:を8に設定(デフォルト=5)
Noise reduction:を4に設定(デフォルト=0)

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OnStepX

やまぎし [266] 03/29/(土) 20:56:34

ほしのさんへ

子午線反転が上手く行かないのは、Apthiba3が原因でしたか。
Apthibaのオリジナルソフト(OnStep)では、モーター電圧・電流と
最大GOTO速度等を調整して、脱調しない設定に調整します。
Apthiba4にも同様の調整機能が有るはずですが、隠しコマンドに
している可能性が有りますね。

そこで、いっそのこと、コントローラ部を本家のOnStepXに変えてみては
如何でしょうか?
「FYSETC E4」という3Dプリンター用基板を使うと簡単にOnStepXが作れて
しまいます。
しかも、赤道儀のGOTO化だけでなく、フォーカーサ用ステッピングモータも
2個動かせるように成ります。
https://onstep.groups.io/g/main/wiki/32747
現在これを使って、P2赤道儀をGOTO化することを画策中です。
→FYSETC E4が手元に有るので、試してみますか?
P2への実装はまだもう少し先に成りそうです。

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Re_シムリング

やまぎし [265] 03/29/(土) 20:55:05

ほしのさんへ

一般的にフィルター厚は1.5~2.0mmなので、フィルター2枚をレンズバック
フォーカス(レンズ~CMOS間)に入れると、光路長延長量が無視できなく
成ります。
広角~標準レンズに限らず、コマ補正レンズ等でも、フィルターは1枚に
押さえておいた方が無難です。
QBPフィルターやCBPフィルターはこの辺の事情を考慮してか、1.5mm厚と薄目
に設計されていますね。
また、KANI R640フィルター(φ52)に至っては、1.1mmと大変薄く成っています。

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花粉?黄砂?春霞み?
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ほしの [264] 03/29/(土) 10:07:18

3月中旬から反射望遠鏡BKP200と屈折望遠鏡FRA400ともに撮影画像の背景が明るくなり写りが悪いです。

2月と3月の背景明るさを比較しました。
2025.2.22 R:270 G:700 B:500
2025.3.25 R:690 G:1100 B:780
差     R:420 G:400 B:280
倍率    R:2.5倍 G:1.4倍 B:1.6倍

原因がスギ花粉、黄砂、春霞みか分かりませんが、埼玉の天体撮影シーズンが終了した感があり寂しいです。

自動導入時のプレートソルビングは成功しますが、PixInsightのImageSolverのしし座~おとめ座方面の対象で失敗が多いです。
背景が明るくなり、暗い星が埋もれている感じです。
画像処理でノイズ除去した画像ならImageSolverが成功率が上がってきます。
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M51 BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130
QBPフィルター180秒×20枚(1時間) 
PixInsight(WBPP)ダーク、フラット処理のみ AsiFitViewでシグナル値確認

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