| 胎内その他雑感 |
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長老 [335] 07/19/(土) 10:26:48
久々にいしかわ氏の書き込みがあったので反応します。 胎内には、長老としては「最後の出撃」として行きたいのだが、残念ながら前の書き込みで禿げ頭を見せたように、全身の体毛が抜けるという自己免疫疾患の一種の治療中である。6月にステロイドパルスというステロイド剤を点滴にて体内に大量投与する入院治療を受け、いまは経過観察中。(すぐに生命にかかわるような悪病ではないが、体重減少激やせした)。 それと、高齢の母親の介護もあるので、家をまるまる半日以上空けることはできない。主にこの二つの理由から、生活圏と行動が極度に制限され、行きたくとも行けない。 胎内に行く場合の宿の心配をしているようだが、さすがに一か月前だとビジホは難しいかもしれない。 しかし、胎内荒川周辺は温泉宿も多く、条件によっては安く泊まれるところもある。いまや鷹巣館は高級になりすぎて論外だが、高瀬温泉や雲母温泉の旅館ならそこまで高価格化してないし、まだ空き部屋もあるかもしれない。 なかには、チェックイン20時または22時OK、朝食のみのリーズナブルな価格で泊まれるところもある。「関川村 温泉」で検索。またはじゃらんサイトで検索してもいいだろう。まだまだ希望はある。楽しんでいってらっしゃい。 はたして来年、ホントのホントで最後の出撃ができればいいな、と思っているが・・・。
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| 太陽黒点2025年7月18日 |
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やまぎし [334] 07/18/(金) 20:08:02
本日(7/18)の太陽黒点画像です。 関東地方も梅雨が明けたようです。 雲の切れ間からのぞく青空が夏らしく成ってきました。。
撮影日時:2025年7月18日 10:23:20~ 10:38:46 鏡筒:ビクセン A80M(D80/f910) 撮影方法:ペンタックスXP-18で拡大 赤道儀:三鷹GN-26s カメラ:SV905C フィルター:ND8+ND400+PO1+UV/IR ND8&ND400は対物レンズ前に配置→D72mmに絞る 撮像ソフト:SharpCap4.1.13417.0 ゲイン:60 露出時間:0.513mS 各コマ総露出時間:120sec フレームレート:16.5fps 画像処理: ・AstroSurface_V5にて上位5%をスタック ・AstroSurface_V5にてWavelets処理
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| 鏡筒のチェックだけでもしてみます |
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石川 [333] 07/17/(木) 05:44:48
やまぎし様へ 早々にレスをいただき、ありがとうございます。 鏡筒のチェックだけでも実行しようかと思います。
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| 太陽黒点2025年7月16日 |
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やまぎし [332] 07/16/(水) 23:05:06
本日(7/16)の太陽黒点画像です。 中央部に大きな黒点群が見られました。 雲の切れ目からの撮影でしたが、思いのほかシーングは良かったようです。 しかしながら強風で煽られ、スタック後の画像は結構クロップしてあります。
撮影日時:2025年7月16日 12:38:57~ 12:51:08 鏡筒:ビクセン A80M(D80/f910) 撮影方法:ペンタックスXP-18で拡大 赤道儀:三鷹GN-26s カメラ:SV905C フィルター:ND8+ND400+PO1+UV/IR ND8&ND400は対物レンズ前に配置→D72mmに絞る 撮像ソフト:SharpCap4.1.13417.0 ゲイン:70 露出時間:0.513mS 各コマ総露出時間:120sec フレームレート:16.5fps 画像処理: ・AstroSurface_V5にて上位5%をスタック ・AstroSurface_V5にてWavelets処理
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| Re:お久しぶりです |
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やまぎし [331] 07/16/(水) 22:10:27
石川さんへ
こちらこそお久しぶりです。 いろいろと御多忙かと思いますが、「いつかは天文復帰!」というモチベーションを 維持されることを期待しております。 私は、1昨年の11月にて雇用延長を満了して引退したので、天文という趣味がライフ ワークの一部と化しています。 良かったら息抜きがてら遊びに来てください。
ところで、石川さんもいろいろな機材をお持ちですね。 機械系機材はともかくとして、光学系機材の保管は要注意ですね。 私のC8は単身赴任先から帰ってくる際、十分なカビ対策を施していたつもりでしたが 補正板にカビが生えてしまいました。 →詳細は、近々にC8改造編として投稿予定です。
昨年、胎内へほしのさんと日帰りをしましたが、イベントの雰囲気を味わうのであれば 日帰りでも十分だと思いました。 →メーカー&ショップの展示が主体で、「一般客の機材自慢」というのは少なかった 様です。 宿泊前提であれば、キャンプ用品のレンタルとか、T社Oさんのコネを相談してみるとか は如何ですか? また、胎内近辺に拘らず、もっと離れた新潟市内とか米沢市内まで範囲を広げてみるの も良いかもしれません。 新潟駅までは車で1時間位の様です。
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| お久しぶりです |
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石川 [330] 07/16/(水) 17:50:48
なかなか書き込みができず、申し訳ありませんでした。 自分は雑事に流され、機材をさわることもしていない状況です。 (ベランダのEM200はシートをかぶせたまま。EM11、GPD、GP、C11、C8、SKY90などその他機材は収納箱やバッグに入れたまま) なので、やまぎし氏とほしの氏の本気度に感動しています。 このままの熱量を放射していただきたいと思っています。 事務連絡的になってしまいますが、ほしの氏におかれましたは、当掲示板の年間使用料をメールでご連絡いただければと思います。 また、先日、すぎやま氏と会合した際に、「久しぶりに胎内に行ければ」との話をしました。 とりあえず、新発田や中条のビジホなどを調べましたが、宿泊はすでに難しく、「胎内出撃」なら「車中泊」になる状況でした。
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| 第3機材(P2赤道儀2軸化・電気編) |
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やまぎし [329] 07/15/(火) 11:48:50
今回は、電気編をご紹介いたします。
1,OnStep-X(赤道儀コントローラー) 天文ガイド誌連載で紹介されているOnStepの最新版(OnStep-X)を採用しました。 ATLUXでは、ディスクリート(各種電子部品の組合せ)基板とOnStepの組合せでしたが、 下記理由でOnStep-Xにバージョンアップしました。 同時に、ATLUXもOnStep-Xにバージョンアップしています。 ・単純に「新しいモノ」を試してみたい。 ・OnStep-X作者推奨の「FYSETC E4」基板は簡単そう。 ・SWS(Smart_Web_Server)機能を使ってみたい。 →ATLUXで採用した回路の場合、SWSを動作させるためのデバイスが技適(技術基準適合) を通っておらず、日本国内では使用不可でした。 一方でOnStep-Xって、情報不足は否めないのですが、ATLUX用PCをWindows11マシンに バージョンアップした際に、うまく動作しなくなったので、「前に進むしかない」 という思いで取り組みました。 実装: ・タカチ製プラスチックケースに組み込んでいます。 ・RTC(Real_Time_Clock)モジュールが遊休状態だったので組み込みました。 ・モーターとの接続は、中継ケーブルを作成し、ケースを開けずに取付&取外しが可能 です。 ・中継ケーブルとモーターとの接続部は、中継コネクタの形状・ピン数・極性を変えて、 誤接続を防止しています。 ・ケース底面には、オムロン製DINレール取付板をネジ止めし、DINレールへワンタッチ で取付&取外し可能です。
結果: ・「FYSETC E4」は、半田付け無しで、赤経赤緯、フォーカーサ2台の合計4台のモーター を駆動出来ました。 →フォーカーサーは、ASCOM経由でモーター切替が少々煩わしかったので、1台のみ使用 し、もう1台は、従来から採用しているmyFP2ESP32というフォーカーサを使っています。 ・モータードライバーはTMC2209なので、兎に角静かです。 ・SWSは、モーター減速比・モーター回転方向・パーク位置設定・モーター駆動電流等々 がWebブラウザ経由で変更できるため、とても便利です。 ・N.I.N.A.、SharpCap、FireCaputer等の撮像ソフトから、ASCOMドライバー経由で 赤道儀・フォーカーサ共に制御出来ます。 ・PHD2にも対応済み。 ・ST4端子を持てないため、初期のSHC(Smart_Hand_Controller)は使用できない。 ・SHCは、最新ファームウェアにバージョンアップすると、OnStep-XをWiFi経由で コントロール可能。(詳細はSHC項参照) 最初は、WiFi接続回りで躓きましたが、ここをクリアした後は、「バージョンアップ して良かった」と思えるように成りました。 関連URL: https://onstep.groups.io/g/main/wiki/32747
2,SHC(Smart_Hand_Controller) OnStep/OnStep-Xには、SHCというユニットがサポートされています。 「Sky-Watcher ハンドコントローラー」と同様にマイコン(EPS32)を搭載したハンド コントローラーです。 私のSHCは、ATLUX/OnStep用に作成した旧タイプなので、ST4インターフェースで OnStepコントローラーと接続するタイプです。 最近はSHC2という、バッテリー&WiFi対応の最新版が開発されていますが、 SMT(表面実装)部品が採用されているため、ディスクリート製作は困難です。 そこで物は試しと、旧SHCへ最新SHC2ファームウェアを組み込んだところ、WiFi経由 でOnStep-Xとの接続が可能と成りました。 接続先のOnStep-Xユニットは、3個まで設定出来て、SHC起動直後に選択出来るように 成りました。 ATLUX用&P2用OnStep-Xを並べておいても、それぞれに接続&制御出来ます。 SHCの電源は、USB経由で供給出来るように改造して、ON/OFFスイッチも追加しました。 こうすることにより、リビングからリモート接続でOnStep-Xをコントロールしながら、 SHCでコントロールも出来るようになり、より便利に成りました。 関連URL: https://baheyeldin.com/astronomy/onstep-esp32-smart-hand-controller-shc.html https://onstep.groups.io/g/main/wiki/7152
3,myFP2ESP32(フォーカーサ) 従来から使用しているフォーカーサです。 ESP32マイコンを搭載し、WiFi経由で動作します。 合計8台目と成りますが、各フォーカーサには個々のIPアドレスを割り当てていますの で、どのPCからも制御出来ます。 ASCOMドライバーもあるので、N.I.N.A.、SharpCap、FireCaputerからも制御出来ます。 OnStep-Xでは、2つのフォーカーサをASCOM上で切り替える場合、一旦撮像ソフトを終了 しないと切り替え出来ないので、C8用フォーカーサをmyFP2ESP32に変更しました。 こちらも、タカチ製プラスチックケースに実装し、且つオムロン製DINレール取付板経由 でDINレールへ取り付けています。 関連URL: https://sourceforge.net/projects/myfocuserpro2-esp32/
4.PC ウェイトを兼ねて、超小型PCを搭載しました。 採用した超小型PCは、「HP ProDesk 400 G5 DM」。第9世代のIntel/Core5_CPUを搭載 しています。 最近流行しているミニPCでも良かったのですが、信頼性を重視してHP製を採用して います。 Windows11_ProとWiFiを内蔵していますので、リモートデスクトップ経由ですべての操作 が可能です。 この時、PCにはI/Oデバイスを認識させるために、無線マウス用USBアダプター、 無線キーボード用USBアダプター、ディスプレイ用DisplayPortダミープラグを接続して あります。 PCを赤道儀へ搭載すると、CMOSカメラのUSB3ケーブルが純正品の長さで使用できるよう に成るので、安定した高速キャプチャリングが可能に成ります。 ZWO製ASIAIRやアストロアーツ製GearBOXと類似コンセプトですが、Windowsマシンなので 汎用性に優れていると思っています。 異なるカメラ、好みの撮像ソフトや天文シミュレーションソフトを組み合わせることが 出来ます。 弱点といえば、ZWO製初期EAFがASCOM非対応なので使えないという事かもしれません。 →最近「ZWO New EAFスタンダード」がASCOM対応に成ったようですね。 なを、データ領域用として500GB_HDDを搭載したので、容量を気にせず動画撮影が出来 ます。
5.ケーブル配線 最近の撮影システムは電子デバイスを多用するため、ケーブル配線のお化けと成りま す。 このため子午線反転を自動で行おうとすると、「ケーブルが赤道儀に絡んで最悪断線」 となる危険性があります。 この対策として、私は次の対策を施しています。 ・各種ケーブルを鏡筒先端側に集約させる。 ・ケーブルは結束バンドで整形して、ウェイト側へ渡らせる。 ・ウェイト側からケーブルを地上(床上)へ降ろす。 可動部のケーブル長を適切に調整すると、ケーブルが赤道儀に絡む危険性が激減しま す。 トータルケーブル長は長くなるデメリットが有りますが、ケーブル断線の危険性よりは 優位性があると思っています。 GN26sやATLUXも同様の対策を施しています。 今回のP2赤道儀改造では、まだ赤緯クランプ部へ絡む危険性が残っているので、今一歩 改善したいと思っています。
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| 第3機材(P2赤道儀2軸化・機械編) |
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やまぎし [328] 07/13/(日) 22:52:43
現在天文ガイド誌にて「旧式機材改造計画」という特集が連載されています。 私の動機もぼほ同じです。
赤道儀は、タカハシP2赤道儀とビクセンSP赤道儀が遊休状態だったのですが、 ・C8を同架するので、赤経だけでもベアリングが入っているP2の方が良さそう。 ・そもそも、P2赤道儀をこのままお蔵入りさせるのは忍びない。 という理由で、P2赤道儀に手を加えて、2軸化して自動導入改造することにしました。 ここでは、改造内容詳細(機械編)をご紹介いたします。
1,赤緯軸全周化 周知のごとく、P2赤道儀の赤緯微動は、押しネジによるダンジェント部分微動 なので、微動可動範囲は限られています。 2軸オートガイド化だけであれば、「この押しネジにモータを直結させる」という 手段も有るのですが、全自動導入化をするには、全周駆動化する必要が有ります。 最近は、ハーモニックドライブが流行りつつありますが、 ・まだまだ高価。 ・個人では入手性に難がある。 という理由から、昔ガイドマウント用に使用していたスペースボーイ赤緯体の 流用を思いつきました。 この赤緯体は、 ・ウォーム歯数=100枚 ・スリーブベアリング方式(転がりベアリングでは無い) というデメリットは有りますが、赤緯なので、あまり精度を要求しなくて良いので 十分と考えました。 P2赤道儀への取付は、 ・10mm厚アルミ板をコの字形に組合せる ・コの字の両端面をP2の鏡筒バンド取付部&ウェイト軸穴を利用して取り付ける。 ・コの字の一番広い面にスペースボーイ赤緯体を取り付ける。 ・コの字中央部で、P2赤道儀赤緯体の側面にネジ止めを行い、ネジレ剛性を向上させる。 という方法で行っています。 なをP2赤道儀の赤緯部は、部分微動ネジを一杯に締め付けて完全固定しています。 さらにクランプ部は、M6ボルトに置換ています。
2,モーター いわゆるNAME17規格(42mm角)の0.9度ステップ(400step/周)のステッピングモータ を赤経&赤緯共に採用しました。 一般的には、NEMA17というと1.8度ステップ(200step/周)なのでより滑らかに動き ます。 ATLUXでは、「200step/周+減速ギヤ付きモータ」を採用したので、「減速ギヤ無で トルクは足りるか?」という不安が有りましたが、取り越し苦労に終わりました。 →ウォームギヤのかみ合せ調整を行うことにより、1200倍速相当で自動導入動作して います。
3,モーター駆動力伝達 モーター駆動力伝達方法は、タイミングベルトを採用しました。 理由は、 ・コンパクトになる。 ・廉価。 ・ATLUXは直結方式を採用したので、流行のタイミングベルトを試してみたかった。 タイミングプーリーは、赤経・赤緯共にモーター側=20枚、ウォーム側60枚として、 ここで減速比1:3にしています。 プーリー選択で困ったのは、赤経側のウォーム軸径。P2はφ9mm。オリジナルは クラッチでφ9からφ6に変換していますが、φ6部を曲げてしまったので使用できず。 更に、φ9mm軸径用プーリーって、ミスミ以外では入手できません。 オマケにミスミって、企業営業だけで、個人向けには販売していません。 しかたないので、φ8軸用とφ9リーマーの中古品を入手して穴径拡大を行いました。 重要な赤経用なので追尾精度が気に成りましたが、実際に撮影してみると、C8直焦点 がどうにかガイド出来たので一安心です。
4,モーター取付 アルミ板をL型に組み合わせて、フレームを形成しています。 赤道儀への取り付け部には、押しネジと引きネジ穴を追加して、ウォームのかみ合わせ 微調整が可能な構造としています。 また、モーター取付は、モーター取付板(移動用)を追加して、ベルト張力の微調整が 出来るようにしてあります。
5,追加ウェイト 6kg近くのC8+αを搭載するとなると、オリジナルウェイトだけでは不足なので、 φ20mm穴径5kgウェイトを追加しています。 たしか、ケンコー製EQ6R用だったと思います。 GN26s用として使用していたのですが、GN26sにはバーベルウェイトを追加したので、 玉突きで遊休と成っていました。 φ18のタカハシシャフトへφ20穴ウェイトを追加するに当たっては、オリジナルシャフト 先端にM10x40高ナットを取付て、ここにΦ20穴ウェイトを取り付けています。 M10ナットの最大寸法は19.6mm程なので、そのまま使えます。 更に、ウェイトシャフトの延長効果も得られますので、一石二鳥でした。
6,PC&電気制御ユニット類同架 PCを初めとして、OnStep-X&フォーカーサーの電子制御ユニットを同架しています。 これらのユニットは、ウェイト軸と平行に配置したDINレールに取り付けています。 各ユニットには、オムロン製DINレール取付板を取り付けてあるので、ワンタッチで 取付取り外しが可能です。 バランスウェイトの補助にも成りますし、ASIAIRやGearBox相当の機能が実装されて います。 詳細は、電気編でご説明致します。
7,アルミ三脚対応 私のP2赤道儀は、木製三脚です。 ルーフバルコニーへの設置方法は検討中ですが、最悪三脚部が雨ざらしに成る可能性 が有るため、ビクセン製アルミ三脚への対応も可能としました。 30mm角アルミフレームを3本使用したハーフピラーを介して、P2の三脚座毎ビクセン 製アルミ三脚に乗る様にしました。 アルミフレームとP2三脚座の接合部は、インロー勘合とM8ボルトで行います。 恒久的にどちらの三脚をしようするか?、実践の中で検討予定です。
8,オーバーホール 30年物の機材ですので、この際思い切ってオーバーホールしました。 8-1,P2赤道儀 赤経ウォームの動きが渋いので、ウォーム軸部を分解・清掃・グリス入替を行いました。 古いグリスは、軽油で洗い落としました。 新しいグリスは、モリブデングリスを使用しました。ウォームホイルとの合わせ部にも モリブデングリスをグリスアップしています。 本来であれば、赤経軸回りを全分解したいところですが、何せ内部構造が判らないのと、 思い当たる部分のネジが硬くて緩まないので、全分解はお預けです。 オーバーホール後のウォーム軸トルク測定結果をアップロードします。 300gf・cm~1200gf・cmの間を連続的に変化し、且つ1か所でトルクが高く成っています。 →ウォームホイルが偏芯しているようです。 研磨砂等を使用してすり合わせをすればこの偏芯は軽減できると思いますが、その際 際には、全分解してベアリング内部も清掃またはベアリング交換が必要となる可能が 高いため、見送りました。 また分解次いでに、ウォーム軸受け部にかみ合わせ調整用ネジ(引きネジ用)の 追加工を施しました。 なを、赤経軸の動きは、C8を載せた状態でも滑らかに動きます。 基本剛性が高く、ベアリングが入っている恩恵だと思います。
8-2,スペースボーイ赤緯体 こちらは、粗動&ウォーム軸動作共に重かったので、全解体してフルオーバーホール しました。 予備がもう1個あるのと、赤緯なので少々精度的にも甘く出来るという理由で思い切り ました。 グリスは、モリブデングリスとリチュームグリスを併用しています。 2種類を併用した深い理由は無く、粗動部に粘度が高め目リチュームグリスを入れて 見たというところです。 当初、「転がりベアリングを使用していない構造で、C8重量(約6kg超)」に耐えら れるか?という懸念が有りましたが、思いのほかスムーズに動いています。 またP2同様、ウォーム軸受け部にかみ合わせ調整用ネジを追加すると共に、モーター 取付用ネジも追加工しています。
9,操作性 赤緯部にスペースボーイ赤緯体を流用したため、 ・鏡筒部が北側にオフセットした ・且つ、極軸から遠ざかった という2点が功を奏して、子午線付近で鏡筒が赤道儀本体及び三脚に当たりにくくなり 非常に操作性が良くなったと思います。 →天頂付近通過約2時間半後にC8に接続したCMOSカメラが三脚に接触します。
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| 太陽黒点2025年7月13日 |
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やまぎし [327] 07/13/(日) 17:01:33
本日(7/13)の太陽黒点画像です。 4日ぶりですが、、黒点数及び大きさ共に急増したようです。 天候&シーングもまずますでした。
撮影日時:2025年7月13日 12:34:35~ 12:46:28 鏡筒:ビクセン A80M(D80/f910) 撮影方法:ペンタックスXP-18で拡大 赤道儀:三鷹GN-26s カメラ:SV905C フィルター:ND8+ND400+PO1+UV/IR ND8&ND400は対物レンズ前に配置→D72mmに絞る 撮像ソフト:SharpCap4.1.13417.0 ゲイン:70 露出時間:0.513mS 各コマ総露出時間:120sec フレームレート:16.5fps 画像処理: ・AstroSurface_V5にて上位5%をスタック ・AstroSurface_V5にてWavelets処理
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| 2025年7月13日(日)太陽 |
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ほしの [326] 07/13/(日) 12:51:45
1週間ぶりの太陽です。
いつの間にか、黒点が増えにぎやかになっています。 大きなプロミネンスが左側に出ています。
2025年7月13日 11時31分 Ha像 :太陽望遠鏡フェニックス 可視光:PowerShotSX50HS デジタルズーム100倍
雲の通過が多く、可視光用に望遠鏡を準備する余裕がなく高倍率デジカメで手持ち撮影しました。
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| 太陽黒点2025年7月09日 |
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やまぎし [325] 07/09/(水) 22:53:49
本日(7/9)の太陽黒点画像です。 本日も、黒点数及び大きさ共に控えめでした。 また、すかっと晴れず、時たま薄雲が通過するため、ゲインを少々 上げています。
撮影日時:2025年7月日 09:45:36~ 09:58:28 鏡筒:ビクセン A80M(D80/f910) 撮影方法:ペンタックスXP-18で拡大 赤道儀:三鷹GN-26s カメラ:SV905C フィルター:ND8+ND400+PO1+UV/IR ND8&ND400は対物レンズ前に配置→D72mmに絞る 撮像ソフト:SharpCap4.1.13417.0 ゲイン:108-120 露出時間:0.513mS 各コマ総露出時間:120sec フレームレート:18fps 画像処理: ・AstroSurface_V5にて上位5%をスタック ・AstroSurface_V5にてWavelets処理
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| Re:M27_M57(C8_2ndライト) |
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やまぎし [324] 07/06/(日) 22:47:50
ほしのさんへ
F10という暗さが幸いしたのか、UV/IRフィルターでも思いのほかカブリが 出てこなかったです。 当日はやっと晴れた状態で、透明度も悪かったです。
焦点距離2000mmというと、往年のM高15cm/F15屈折直焦点に匹敵する長さです。 これだけの長焦点をP2のような小型機でお手軽に撮影できるのは、昨今の デジタル技術の賜物と思います。 特に、BXT様様ですね。
ほしのさんもC8をお持ちだったと思いますので、試してみてください。
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| Re:M27_M57(C8_2ndライト) |
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ほしの [323] 07/06/(日) 20:01:16
やまぎしさん
M57をUV/IRカットフィルターだけで撮影すると、系外銀河がたくさん写るんですね。光害地の撮影は、光害カットフィルター常用の固定観念があったため気が付きませんでした。
タカハシP2のような小型赤道儀で長焦点のC8をガイドできるとはすごいです。月も惑星状星雲もどちらもいけそうですね。
光害が少ない場所の方が楽に写りますが、埼玉のような光害地でも工夫して露出時間・枚数&画像処理を頑張れば結構見ごたえがある天体画像になります。
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| NGC7000(Nikon55-200ズームレンズ) |
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やまぎし [322] 07/06/(日) 17:32:47
Nikon入門一眼レフ用のレンズキットに採用されていたズームレンズで NGC7000を撮影してみました。
撮影時にディザリングを掛けて、画像処理時に「Drizzle_x2」とBXTを併用すると 結構まともな画像が得られます。 今回は、枚数が少なかったため?「Drizzle_x2」時に画面右上部にムラが発生 した様です。 →今後は、撮影枚数をもっと増やそうと思っています。 LPS-D1を使用したため、輝星周りに青ハロが見られます。 QBP3+を使えば、この青ハロが除去出来るのですが、フォーカス合わせが難しく なるので、LPS-D1止まりとしています。
なをf85mmを狙ったのですが、SarpCapでプレートソルブを掛けたところ、 f90mmでした。 f85mmを狙った理由は、 ・GN26sの電子ファインダーが「f85mm+QHY5L-IIM」なので、同一視野となる。 ・「ε-130+EOS60D」とほぼ同一視野となる。 ・C8で月惑星拡大撮影時、電子ファインダーとしてある程度の視野が欲しい。 の3点でした。 →初期の目標は達成できたと思います。 一方で、C8のガイド鏡としては焦点距離が短すぎるようなので、C8側に レデューサー追加を検討したいと思っています。
対象:NGC7000 撮影日:2025.07.01 2:34 - 3:12 レンズ:(f90mm/F4.2) 撮影方法:直焦点 赤道儀:タカハシP2(2軸改造) カメラ:Ceres-C フィルター:LPS-D1 ゲイン:135 オフセット:20 露出時間:120s x16枚(総露出時間=32min) ガイド:C8+ASI585MC+PHD2でディザリングガイド 画像処理:Pixinsight,Graxpert,GHS,BXT,NXT,x2_Drizzle BIASx100枚、DARKx50枚、FLAT無し
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| M27_M57(C8_2ndライト) |
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やまぎし [321] 07/06/(日) 17:29:58
C8の星像を確認するために、M27&M57も撮影してみました。 DSOのファーストライト時には、非冷却が故のホットピクセル&コールドピクセル に悩まされたので、PHD2によるディザリングガイドとBIAS,DARK処理を追加して 2ndライトに望みました。
結果: ①、周辺像にはコマ収差が見られます。 ②、ガイドが流れています。 →どちらも、「BXT_Correct Only」にて補正可能な範囲でした。 ③、周辺減光はほぼ見られず、FLATは不要と思われます。 ④、「N.I.N.A.+ASTAP」のプレートソルブで、自動導入可能。 →プレートソルブ時には、x2ビンニングを併用しています。 ⑤、「f90mm + Ceres-C」にてC8直焦点をディザリングガイド出来ました。
今後: 赤道儀とガイド鏡への負担を軽減するために、レデューサーの併用を検討したい と考えています。 →ヤフオクで「レデューサー/コレクター F6.3」を落札しました。
総じていえば、「以外に良く写る」でした。
対象:M27,57 撮影日(M57):2025.06.30 22:57 - 24:01 撮影日(M27):2025.07:01 00:45 - 01:27 鏡筒:セレストロン C8_シュミカセ(D203mm/f2110mm) 撮影方法:直焦点 赤道儀:タカハシP2(2軸改造) カメラ:ASI585MC フィルター:UV/IR ゲイン:252 オフセット:15 露出時間:各120s M57_x24枚 総露出時間=48min M27_x17枚 総露出時間=34min ガイド:Nikon55-200(f90)+Ceres-C+PHD2でディザリングガイド 画像処理:Pixinsight,Graxpert,GHS,BXT,NXT BIASx100枚、DARKx50枚、FLAT無し
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