松天OB会掲示板

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IMX585

やまぎし [503] 10/08/(水) 13:36:13

ほしのさんによれば来年発売になるであろうSeeStarS30PROがIMX585を採用される様
ですね。
天文用CMOSカメラメーカー各社は、IMX585センサー品をラインナップしています。
また、QHY_miniCAM8にもIMX585が採用されています。
「画角縦横比が16:9」で天文用途としては独特なのになぜ?と思い、調べてみました。
→IMX585って、ドライブレコーダーとして開発されたセンサーでした。
https://www.sony-semicon.com/ja/application/its/drive-recorder.html
ドライブレコーダー用途と成れば、各種スペックの意味が理解出来ます。
自動車用部品って、人命に直接係って来るので、一般民生用と比較して
より高い性能&品質が要求されます。
そのレベルは、監視カメラ用途より高いと思います。
そして、大量な需要が有るので、価格もこなれてきます。

肝心の性能は如何なものか?。
手持ちのCMOSカメラのBIAS,DARKを撮影して見ました。
各カメラとセンサーの関係は、以下の通りです。
①ASI585MC →IMX585
②SV605CC →IMX533
③ASI224MC →IMX224
④Ceres-C →IMX224
確かに、IMX585はアンプグローが殆どなく、滑らかです。
しかし、これでドライブレコーダーのクリアな画像が得られるのか?という疑問も
残ります。
実際のドライブレコーダーでは、さらに画像処理を駆使して、よりクリアな画像を
引き出しているモノと思われます。

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Re:Ulanzi_CU01で非冷却COSカメラ冷却

ほしの [502] 10/06/(月) 22:47:34

やまぎしさん

Ulanzi_CU01の温度設定は8℃のため、外気温30℃ではフルパワーでも下がりきっていないのかもしれません。

外気温が下がってくれば8℃いけそうですが、おっしゃるとおり結露が心配です。

ASI585MCはゼロアンプグローでホットピクセルも少なく、400nm以下に感度が無いのが幸いして青ハロが出にくくて良いC-MOSです。

SeeStarS30PROが来年出るとのうわさで、メインのC-MOSが非冷却のIMX585になるそうです。
また天の川が撮影できる広角レンズ+IMX586も載せるそうです。

既存のSeeStarS30/S50は数日前のアップデートでASん

Ulanzi_CU01の温度設定は8℃で、外気温30℃はフルパワーでも下がりきっていないのかもしれません。

外気温が下がってくれば8℃いけそうですが、おっしゃるとおり結露が心配です。


ASI585MCはゼロアンプグローでホットピクセルも少なく、400nm以下に感度が無いのが幸いもて青ハロが出にくくて良いC-MOSです。

SeeStarS30PROが来年出るとのうわさで、メインのC-MOSが非冷却のIMX585になるそうです。
天の川を撮影できる広角レンズ+IMX586も載せるそうです。

既存のSeeStarS30/S50も数日前のアップデートでAlpaca経由でASCOM接続できるようになりN.I.N.Aから使えるようになりました。

SeeStarS30PROを山奥の親戚の庭においてもらえたら、なんちゃってリモート観測所になりそうです。

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Re:SV605CC_vs_EOS6D

ほしの [501] 10/06/(月) 21:59:22

やまぎしさん

民生デジカメは工場出荷時に欠陥画素を検査しマッピング補正していると思います。

オリンパスの特許に、工場出荷時に確認できたものを先発画素欠陥、
出荷後に新たに発生した欠陥を後発画素欠陥と記載がありました。

宇宙線の影響で後発画素欠陥ができてしまうそうです。1990年代のコダック特許にも南極や北極で画素欠陥が増えると記載がありました。

後発画素欠陥を補正するために、オリンパスのカメラはユーザーがピクセルマッピングをアップデートできる機能があります。

キヤノンは公式にアナウンスしていません。画素欠陥補正アップデートを有償修理するとか、隠しコマンドでユーザーが直せる機種があるなど都市伝説があるようです。EOSR6はセンサークリーニング機能でユーザーがホットピクセルを直せるそうです。

私のSV605CCは半年前の同じ温度のダークフレームと比較し、輝点が数カ所増えたのは経年劣化か宇宙線よる劣化だったようです。
ダークフレームを取り直せば補正できるので実用上問題ないですが。


----------------------
特開2012-182704 オリンパスイメージング㈱
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2012-182704/11/ja

[0109]なお、ホットピクセルは、電子カメラ100がユーザの手に渡った後、宇宙線の影響によって新たに生じうる画素欠陥である。したがって、画素欠陥検出処理を定期的に行うことにより、より好ましい撮影結果を得ることが可能となる。

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Ulanzi_CU01で非冷却COSカメラ冷却

やまぎし [500] 10/06/(月) 15:26:52

最近、DSLR冷却用として話題に成っている「Ulanzi_CU01」を使って、ASI585MC
(非冷却CMOSカメラ)を簡易冷却化して見ました。

1,取付方法
・ASI585MC裏面のカメラネジを利用して、T5アルミ板で作成したブラケットをネジ止め
・取付ネジは、アルカスイス規格互換アダプタに付属していた皿ネジを流用
・T5アルミ製ブラケットには、4本のストッパポストを立てる。(M3ボルト利用)
→Ulanzi_CU01はバネで左右方向に伸縮します。
折り畳みLCD付SDLRの場合、このバネ力でLCDが収まる凹部の立壁へ突っ張り力を掛けて
固定しています。
そのような加工は大変なので、4か所にM3ボルトを立てて、ボルトを立壁替わりとして
います。
・Ulanzi_CU01の浮き上がり防止用として、左右2か所にM3ボルトを追加しています。
※CMOSカメラの裏面にカメラネジがあるタイプであれば、ZWO社以外のCMOSカメラにも
同一構造にて取付可能と思います。

2,消費電力
12V→5V定電圧電源を介して、Ulanzi_CU01を動作させて消費電力を測定しました。
定電圧電源の入力部(12V)にて、消費電流=0.65~0.67A。(7.8~8.04W)

3,冷却能力
・単体時:室温基準=-12~-14℃程度。
・ASI585MCへUlanzi_CU01を載せた状態:室温基準=-11~-13.3℃程度。
→最終実装状態では、未確認。

課題:
ほぼカタログ通りの冷却効果が確認できましたが、冷却後温度を一定に保つ事が出来
ません。
スイッチボタンを押すと「モード1(ON)→モード2→Auto→OFF」と切り替わります。
このスイッチ回路を無効にして、USB入力電源をサーモスタットで制御する様に改造
すれば、冷却温度を一定に保てると予想しますが、未実施です。
一方で、非冷却CMOSカメラの密閉度って未知数です。
依って、結露耐性はやってみないと判らないです。

入手性:
アマゾンを初めとして日本国内各種流通ルートでバッテリー付き品が出回っていて
容易に入手出来ます。
しかしながら、バッテリー無しの本体だけというと、一気にハードルが高くなり
日本国内では入手困難な様です
私は、アリババから本体だけを2個入手しました。
1個はASI585MCに取付済み。残り1個は未開封で残っています。

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Re:ホットピクセル・コールドピクセル

やまぎし [499] 10/06/(月) 15:14:44

ほしのさんへ

1,Pixinsightバージョンについて
CosmeticCorrectionの挙動検証ご報告有難うございます。
Pixinsightのバージョンによって異なること承知いたしました。
昨今、CMOSカメラが主流になり、カメラ自体でホットピクセル・コールドピクセル
除去機能を持つように成ってきましたが、まだまだ不十分と言わざるを得ないです。
それなので、画像処理ソフト側も進化せざるを得ないのだと思います。


2,非冷却CMOSカメラの冷却化について
最近のミラーレスカメラは、動画機能が強化されていますが、反面発熱が問題に
成っているようです。
場合によっては、熱暴走してしまって、まともに動画撮影が出来ないという機種も
有るようです。
そんな中で、救世主的に「DSLR用冷却ユニット」なる商品が出回っています。
中でも最強と思われるのが「Ulanzi_CU01」。
ペルチェ素子を内蔵していて、外気温基準で-10℃近く冷却出来ます。
天体用CMOSカメラに流用したという事例はまだ稀有ですが、面白いと思います。
→私も入手してテストを開始しましたので、別途投稿致します。


3,PC交換について
Corei7-3770というと、Windows11にも非対応なので、そろそろ買い替え時かも
しれませんね。
私は、ATLUX制御用に使っていたThinkPad-T510(Corei5初期モデル)が低温起動しなく
成って来たので、昨年Windows11に対応するミニワークステーションに入れ替えました。
PixinsightのWBPPって、CPUパワーを100%使い切ります。
これだけ、全コアを全スレッドで100%使い切るソフトって中々見受けません。
更に望遠鏡の制御を兼ねるとしたら、冬場の低温環境に耐える必要が有ります。
0℃近くで動作保証するPCって殆ど無いですが、しっかりした試験を実施されている
メーカー品を選択されることをお勧めします。
→最新モデルの必要性は無いと思います。
Pixinsight/WBPP処理が多少遅くなっても、メインで画像処理を行っているPCから「WBPP
による待ち時間」が解放されるので、大変救われます。
WBPPが動いている間は、CPUパワーの大半がWBPPに取られるので、他のアプリケーション
動作が著しく低下します。
WBPP処理用PC台数については、現在のWBPP処理量(時間)に応じて考慮されると良いです。
秋葉原の中古&ジャンク店を探すと掘り出し物が見つかるかもしれないです。


4,ネットワーク接続
赤道儀用PCはネットワーク接続をされていますか?
接続されているとすれば、有線ですか?それとも無線ですか?
私は、有線接続をお勧めします。
LANケーブル配線の煩わしさは有りますが、下記優位性が有ります。
①、高速通信が可能。
RAWデータって結構大容量です。さらに、WBPP後の全ファイル容量って数十GBから数百GB
まで膨れ上がります。
それなので、1ギガクラスのネットワーク環境が必要に成って来ます。
②、「Wake_ON_LAN」が利用可能。
リモートデスクトップ接続を行えば、接続先のPCをシャットダウンする事は容易
ですが、立ち上げと成ると、「Wake_ON_LAN」を利用するか、都度手動で立ち上げるか
のどちらかに成ります。
一方でWBPPを分散処理し始めると、頻繁に接続先PCをON/OFFする機会が増えてきます。
なを、無線環境での「Wake_ON_LAN」って物凄くハードルが高く、現在で回っている
機器類では構築困難な様です。
→P2改用PCにて、「無線環境でWake_ON_LAN」にチャレンジしましたが、断念しました。

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SV605CC_vs_EOS6D

やまぎし [498] 10/05/(日) 23:37:23

CMOSカメラのRAW画像を見る様になって、「随分ホットピクセルが目立つな~」と
常々思っていました。
そこで時代錯誤かもしれませんが、SV605CCとEOS6DのRAW画像を比較してみました。

比較対象画像:先般投稿済みのNGC6946にて、同一時刻に撮影したRAWファイル
比較方法:Pixinsight/STFにて表示。
STF条件は同一条件。
なを、SV605CC画像ははdebayer処理済み。(読み込み時にdebayer処理されないため)

結果は歴然としていました。
●SV605CC:多数のホットピクセルが点在。ザラザラ感強い。ピクセルピッチ=3.76um。
●EOS6D:ホットピクセルは少ない。ザラザラ感少ない。ピクセルピッチ=6.54um。
ピクセルピッチが小さいSV605CCの方が断然有利なハズですが、ちょっと意外でした。
EOS6Dは、そろそろ限界寿命を迎えつつありますが、動く限りは使い続けようと
思います。

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Re:ホットピクセル・コールドピクセル

ほしの [497] 10/05/(日) 20:47:39

やまぎしさん

PixinsightのWBPPのCosmeticCorrectの挙動を比較してみました。
バージョンによって異なるようです。

最新の1.9.3と旧版の1.8.9-3で、ダークフレームの温度が一致している場合は
どちらもきれいにホットピクセル・コールドピクセルが除去されます。

今回のようにダークフレームの温度が7℃違う場合、最新の1.9.3はCosmeticCorrect(Auto)でもホットピクセルをそこそこ除去します。
一方、旧版の1.8.9-3は結構残ります。
先日のホットピクセルが残ったのは旧版の1.8.9-3で処理した方でした。

最新の1.9.3のWBPPは性能が上がっておりダークフレームの温度が数℃違っても、わりと処理してくれるようです。

Hot Sigma:Cold Sigma:を調整する方法もありますが、今回はダークフレームの温度を合わせた方が近道でした。やはり冷却C-MOSカメラは便利です。

非冷却ASI294MCは通常外気温+13℃くらいなります。USBファンを強制的に当てて冷やしたら外気温+9℃で安定しました。

赤道儀の足元に置きっぱなしのデスクトップPCのCPUが13年前のCorei7-3770で最新のPixinsight1.9.3に対応しておらず、アップデートできませんでした。
カメラが3台あるので、WBPP処理用にPCが複数台あると便利なのですが。

1.Pixinsight CosmeticCorrect比較
非冷却ASI294MC 10℃冷却 ゲイン200
QBPフィルタ 鏡筒:FMA180(180mmF4.5)
ソフト:WBPP処理のみ

2.ぎょしゃ座IC405フラミンゴ星雲 アノテート
非冷却ASI294MC 10℃冷却 ゲイン200 120秒×50枚
QBPフィルタ 鏡筒:FMA180(180mmF4.5)
ソフト:Pixinsight1.9.3 WBPP(ダーク28℃,フラット)CosmeticCorrect(Auto)
BXT,GC,GraXpert,DSNR.SPCC

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Re:ホットピクセル・コールドピクセル

やまぎし [496] 10/04/(土) 22:12:39

ほしのさんへ

CosmeticCorrectionの効果確認が出来て良かったです。
しかしながら「暗い斑点や筋」等の副作用が出ているようですね。
もしかしたら、「Cold Sigma:」オプションが悪さをしているかもしれません。
これを使用せず、「Hot Sigma:」だけを使用したらどうでしょうか?

またデフォルト値[3.0]を変化させると、利き具合を調整出来るようです。

一方で、なぜこのCosmeticCorrectionがデフォルトで無効に成っているのか?は
不明です。
→私は、毎回テンプレートアイコンを作製するのは煩わしいので、プロセス
アイコンの中に組み込んでいます。

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ホットピクセル・コールドピクセル

ほしの [495] 10/04/(土) 20:36:52

やまぎしさんへ

教えていただいたCosmeticCorrectionをテストしました。

冷却カメラであっても、ダーク減算でホットピクセルの除去残しがあります。
マイナス5℃冷却時はそれほど気になりませんでしたが、夏場の10℃運用は、テザリングをかけても少しホットピクセルが残ります。

ダークファイルとライトファイルの温度が合っているがWBPP後にホットピクセルが残るケースににCosmeticCorrectionを入れたら、きれいに除去できました。

①アンドロメダ銀河200%拡大
ASI533MCPRO 10℃冷却 ゲイン100
180秒20枚 LPRフィルタ 鏡筒:FRA400→280mm
ソフト:WBPP処理のみ


非冷却カメラのASI294MCで撮影ファイル28℃、ダーク35℃と7℃違う場合でもCosmeticCorrectionが効きました。
ホットピクセルの減算が合っていない部分が暗い斑点や筋で残るようです。
ダークの温度を一致させたうえで、ホットピクセル除去の最後のひと押しにCosmeticCorrectionは役立ちそうです。

ダーク減算なしや温度大幅不一致のような、楽はさすがにできませんでした。

②レモン彗星200%拡大(120秒×6枚)
 IC405 200%拡大(120秒×51枚テザリングあり)
非冷却ASI294MC 10℃冷却 ゲイン200
QBPフィルタ 鏡筒:FMA180(180mmF4.5)
ソフト:WBPP処理のみ








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Re:10/2 C/2025A6 Lemmon彗星

やまぎし [494] 10/03/(金) 23:25:07

ほしのさんへ

1,10/2未明
10/2未明は、SWC天気予報で埼玉の南北方向で雲の出方に差が見られました。
北部の我が家では夜半過ぎから晴れ。
ほしのさん宅の埼玉中部以南では曇りと明暗が分かれたようです。
自動運転撮影を行うにあたっては、天気予報って難しいですね。
→そんな中で、SWC天気予報は結構精度が高く、助かっています。
太陽黒点を撮影するに当たっても、毎朝SWCで雲が切れる時間帯を見計らって
1日の行動計画を立てています。

2,市街地&住宅地での彗星観測
彗星って、めったに見られないので、今時市街地や住宅地での写真も趣が有って
良いと思います。
撮影機材の進化も有るので、光害の無い場所へ行かないと撮影できない、見られ
ないという時代では無くなったと思います。

3,ホットピクセル対応
SV605CC画像のWBPP処理した画像を、処理順に調べてみました。
→追加オプションの有効性が確認出来ました。
・デフォルト設定:
caribrated画像では、DARK&FLAT処理にてホットピクセル&コールドピクセル
(不良ピクセル)の大多数が除去されるが、除去しきれない不良ピクセルが
残る。
これらの不良ピクセルはその後のdebayerd,registerdまで残り、最終的に
Integrated時に除去された。
・Cosmeticcorrection手動追加オプション設定:
caribrated画像に残った不良ピクセルは、次のcosmemized画像で除去されて
いた。
一度試してみてください。
検証結果を投稿致します。

4,結露
「気温14.9℃、相対湿度94%」と言うと、露点温度13.9DP℃と成るので、結露
しても不思議では無いですね。
生活や実務に役立つ計算サイト/気象~露点温度
https://keisan.site/exec/user/1326944648
対策としては、手っ取り早いのはヒーターでしょうか?
→C8用に計画しているヒーターは、部品が揃ったものの進展無しです。
いつ完成するやら?

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Re:10/2 C/2025A6 Lemmon彗星

ほしの [493] 10/02/(木) 23:37:55

やまぎしさん

ε130とSV605CCによるLemmon彗星のメトカーフは尾の細かい構造まで見えて見事です。
昨晩は、埼玉の東側に雲があり我が家はいまいちでした。
20kmくらいの差で雲の状況が違うようです。

JP赤道儀にファインダー代わりにつけていたFMA180mm+ZWO ASI294MC+
QBPでも Lemmon彗星を撮影していました。
写野6.1x4.1°です。120秒×5枚のスタックです。

添付しませんが、広い写野で各画像を見ると雲や電柱、電線、アンテナなどが彗星の手前を横切る様子がよく分かります。
住宅地で彗星撮影は障害物が多いです。


ダークファイルが準備できず、7℃違うダークを使ったらホットピクセルたくさん残りました。縮小画像にしてごまかしました。
望遠鏡横の温度計で今朝の最低気温は14.9℃、相対湿度94%でした。
結露するわけです。

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M45

やまぎし [492] 10/02/(木) 22:38:38

C/2025A6_Lemmon彗星撮影開始までの時間で、M45を撮影しました。
普段は、「QBP+180sec露出」で撮影していますが下記理由により、1コマ60secで撮影
しています。
・彗星撮影用にフィルターをLPD-D1に変えたため、露出倍数が減っている。
・カメラ温度を5℃に下げて彗星を撮影したため、60sec_DARKしか用意出来なかった。
→180sec_DARKを取得する時間が無かった。
画像処理に有っては、彩度をいつもより強く処理し、青色を際立たせて見ました。
この領域って、思ったよりオレンジ色の恒星が多く、青い星雲部とのコントラストが
綺麗です。
一足早く、冬を感じました。

撮影日:2025.10.02
鏡筒:タカハシ ε130直焦点
D130mm,f430mm,F3.3
赤道儀:ビクセン ATLUX
撮影方法:直焦点、N.I.N.A.経由
カメラ:SVBONY_SV605CC(冷却5℃)
フィルター:LPS-D1
Gain:101
Offset:5
露出:各60sx102枚(総露出時間:102min=1h42min)
ガイド:D60mm/f240+QHY5L-IIM+PHD2でディザリングガイド
画像処理:Pixinsigh,BXT,NXT,MGC,x2_Drizzle,LHE,iHDR,GHS
Bias,Dark,FLAT,FLAT_DARK有り

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土星2025年10月01日

やまぎし [491] 10/02/(木) 22:36:42

昨日(10/01)の土星です。
C/2025A6_Lemmon彗星の撮影準備を行いながら土星も撮影して見ました。
今回はゲインを上げて、露出時間を短縮しています。
露出時間を短縮していくと、シーングによる揺れが目立って来ます。
→細部が見えて来ます。
前回(9/30)と比較して、ざらつき感は有りますが、心なしか細部の写りが良くなったようです。
因みに、C8補正板、ガイド鏡レンズ共に、びっしょり濡れていました。


撮影日時:2025年10月01日 24:32:49 ~ 24:33:49
鏡筒:セレストロン C8(シュミカセ)+x2バローレンズ
D203mm,合成f4006mm,合成F20
撮影方法:拡大撮影
赤道儀:タカハシ P2赤道儀(スペースボーイ赤緯体+OnStep-X)
カメラ:ASI585MC
フィルター:UV/IR
撮像ソフト:SharpCap4.1.13502
ROI:640x480
ゲイン:395
露出時間:176mS
各コマ総露出時間:60sec
フレームレート:5.6fps
画像処理:
・AutoStakkert 4にて上位25%をフラット補正&スタック
・AstroSurface_V5にてWavelets & Deconvolution処理

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太陽黒点2025年10月02日

やまぎし [490] 10/02/(木) 18:11:30

本日(10/02)の太陽黒点画像です。
一昨日とは変わって、安定した画像が得られました。
→とはいっても、最初のコマと最後のコマ間の5分差でも、像が劣化してきています。
フローライトって温度変化に敏感な様です。

撮影日時:2025年10月02日 10:51:58 ~ 10:57:45
鏡筒:ビクセン FL80s(D80/f640)
撮影方法:ペンタックスXP-14で拡大
赤道儀:三鷹GN-26s
カメラ:SV905C
フィルター:ND8+ND400+PO1+UV/IR
ND8&ND400は対物レンズ前に配置→D72mmに絞る
撮像ソフト:SharpCap4.1.13502
ゲイン:70
露出時間:0.513mS
各コマ総露出時間:60sec
フレームレート:18.2fps
画像処理:
・AutoStakkert 4にて上位5%をフラット補正&スタック
・AstroSurface_V5にてWavelets & Deconvolution処理

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Re:10/2 C/2025A6 Lemmon彗星

やまぎし [489] 10/02/(木) 18:10:14

ほしのさんへ

ほぼ同じ時刻で撮影していましたね。
私のところも、機材&ルーフ内がびしょ濡れでした。
相違点は、夜半過ぎからずっと晴れていたようで、撮影した全コマをスタック出来ました。
写野は、1.5度x1.5度なので、ほしのさんのほぼ2倍(面積比4倍)です。
→彗星のコマを写野中心に導入して、尾が辛うじて写野に収まってくれました。
遠征で撮影された写真を見ると、この2倍位尾が伸びているようです。
余裕を見れば、オフセットした方が良いですね。

なを、今回も新しいチャレンジして見ました。

1,導入&撮影方法
N.I.N.A.のOrbitalsプラグインを使用して、彗星導入&彗星追尾を自動運転して見ました。
参考になる動画は下記URLです。
これに加えてちょっと一ひねりすると、高度なシーケンスが組めて、完全自動撮影が可能に成ります。
撮影シーケンスのハードコピーも投稿しておきます。
Using NINA and the Orbitals Plugin to Catch a Comet
https://www.youtube.com/watch?v=WYPHs0Ez9Uw
How to track a comet using N.I.N.A. software
https://www.youtube.com/watch?v=dbdLMcJzAzU

2,画像処理
Pixinsightの「CometAligment」を使って、メトカーフ・スタッキングしました。
参考動画:
How to Comet Align in PixInsight
https://www.youtube.com/watch?v=jB71gNZvTGg
Pixinsightでもステライメージみたいなことが出来るので、使い慣れたBXT他を適用出来ます。
しかしながら、恒星の点像が無く成るので、ImageSolver&StaeNet2が使えなく成ります。
ImageSolverが使えないという事は、MGC,SPCCが使えないのでちょっと痛手です。

反省点:
画面左下にフラット補正で除去し切れなかったゴミ跡が残っています。
Light画像が60secと短いので、N.I.N.A.のフラットウィザード設定が下限となり、微調整が
利きませんでした。
→やはり早めに、センサークリーニングをした方が良いかもしれません。


【共通データ】
鏡筒:タカハシ ε130直焦点
D130mm,f430mm,F3.3
赤道儀:ビクセン ATLUX
撮影方法:直焦点、N.I.N.A.経由自動運転
カメラ:SVBONY_SV605CC(冷却5℃)
フィルター:LPS-D1
Gain:101
Offset:5
露出:各60s
画像処理:Pixinsigh,BXT,NXT,GraXpert,LHE,iHDR,GHS
Bias,Dark,FLAT,FLAT_DARK有り

①、2025/10/02 2:32 - 3:29
ガイド:恒星ガイド
インテグレーション(スタック)方法:恒星基準
撮影枚数:57枚

②、2025/10/02 2:32 - 3:29
ガイド:恒星ガイド
インテグレーション(スタック)方法:彗星基準(メトカーフ法)
撮影枚数:54枚

③、①&②画像撮影時のシーケンス

④、2025/10/02 3:31 - 4:29
ガイド:彗星ガイド(メトカーフ法)
インテグレーション(スタック)方法:彗星基準(メトカーフ法)
撮影枚数:58枚

⑤、④画像撮影時のシーケンス

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