| WBPP_Keyword_grouping |
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PixinsightのWBPP_Keyword_groupingを試してみました。 詳しい解説は、下記動画を参照していただくとして、概要と肝の部分を備忘録を兼ねて まとめました。 [APTips 017] WBPP2.3 知っておくと便利な keyword grouping 機能 [PixInsight編] https://www.youtube.com/watch?v=EfVS3F6O5MM
肝の部分: WBPP画面右下の「Registration Reference Image」を使用するKey_Valueに合わせて 設定する必要が有ります。 ※Post処理にKey_Value設定を行わない場合、この設定は不要です。
理由: Registrationは、Measurements/Reference frame selectionで選択された最良フレーム を基準にして行われます。 この時、autoでは、全オブジェクトの最良フレーム(1フレーム)が基準と成るため、最良 フレームで選択されたオブジェクト以外は、 ・基準フレームが見つからない というエラーに成ります。 つまり、最良フレームを含むオブジェクトはRegistration以降の処理が行えますが、 その他のオブジェクトは、Registration以降の処理が失敗します。 一方で、「auto by key」を設定すると、各key毎に最良フレームが選択され、この最良 フレームを基準として、各オブジェクトのRegistration以降処理が実行されます。
結果: 1夜に撮影した3対象を1回のWBPPで処理することが出来ました。 これまで、各対象毎にWBPP処理を行ってきました。 1回のWBPP処理が数時間掛かる場合は特に違和感は無かったです。 しかし、数十分で終わる場合は、待ち時間としてはチョット中途半端です。 1回のWBPP処理時間が伸びても、1回で終われば、まとまった待ち時間に他の事が 出来ます。 →夜間の就寝中や外出中にWBPP処理する等々の方法も考えられます。
難点: 対象毎にフォルダーを分けている場合は、一考が必要と成りそうです。 例えば、WBPP出力フォルダー名に処理対象名を全て入れて置くのも良いかも しれません。 →この場合、フォルダー名が長く成るので、Windwosの場合は、256文字制限に引っ掛 かる可能性が有ります。 その際は、Windowsのレジストリを変更して置けば大丈夫です。
各種設定や出力ファイルの様子は、添付備忘録資料(JPG)を参照願います。
やまぎし [523] 10/19/(日) 14:49:50
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