| M77&NGC1055再処理 |
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昨日(9/24)投稿済みのM77&NGC1055画像を再処理してみました。 再処理に当たっては、下記4画像を撮り直しています。 ①、BIAS ②、DARK ③、FLAT ④、FLAT_DARK 温度以外は、前回と同じ条件です。 →FLAT&FLAT_DARKは、N.I.N.A.のフラットウィザードを使用しています。 また、WBPP処理時には、「Optimize Master Dark」を有効にしています。
【結果】 1,周辺減光 各画像の温度を合わせた場合は、周辺減光が殆ど目立ちません。
2,粒状性 各画像の温度を合わせた場合、一見粒状性が悪いように見えますが、細部の 再現性は良いようです。
3,星雲の写り具合 各画像の温度が異なる場合は、星雲の淡い部分が埋もれて、ボケた画像に 成っています。
4,画像処理耐性 各画像の温度が異なる場合は、バックグランドムラが大きく、画像処理が難し かったです。
非冷却カメラの場合、カメラ温度は外気温に左右されるます。 このため、画像処理に使用する各画像間の温度を完全に合わせることは困難です。 PixinsightのWBPPには、温度差を補正する「Optimize Master Dark」という機能が 有りますが、10℃異なってくると、補正困難な様です。 手間が掛かりますが、教科書通り、こまめに温度管理するのが良いです。 検証データは有りませんが、概略5℃差が限界でしょうか?
やまぎし [474] 09/25/(木) 23:43:55
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