| C8+レデューサー画像 |
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C8用レデューサー0.63x中古品をヤフオクで入手したので、テスト撮影をして見ました。 公称値では、f1280mmに成るハズですが、SharpCapでプレートソルブを掛けてみると f1318mmでした。よって、F6.5に成ります。 シュミカセって、フランジバックによって合成焦点距離が変化するようなのですが、 ほぼ設計値通りのフランジバックに成っていたようです。 イメージサークルはφ24mmなので、ASI585MC(対角=12.85mm)には十分すぎる広さです。 星像及び周辺減光は良好に補正されていて、フラット補正無しでも、GraXpert及び BXT_Correct_Onlyを掛けることにより、十分実用になる画像が得られます。 また、焦点距離が短くなるので、P2赤道儀への負荷が少なく成るのですが、ガイド 成功率は最悪27%位に劣化するようです。 →ディザリング時、赤緯方向へ団子状態?にズレる場合が有るようです。 →後ほど、赤緯ウォーム部のかみ合わせ調整を実施予定です。
テスト撮影は、N.I.N.A.の「高度なシーケンス」で自動撮影をテストして見ました。 「自動導入→プレートソルブ→赤道儀のパーク」の一連作業が出来ることが確認 出来ました。 一方で撮影終了後、パーク処理だけでは不十分であることが判りました。 パーク処理が出来ても、追尾は動き続けていました。 →N.I.N.A.の「追尾に設定」命令で、トラッキングレートを「停止しました」に設定 する必要が有るようです。
また、オートフォーカスも正常に動作するようです。 →今回の撮影は、「N.I.N.A.+Hocus_Focus」にてフォーカス調整を行っています。 →バーティノフマスクは未使用。 但し、オートフォーカスで得られるカーブ底値での位置へ移動するのは手動で行って います。自動で全てを実行する方法は、模索中です。
撮影データ(共通): 撮影日:2025.07.20 20:32~ 2025.07.21 03:45 鏡筒:セレストロンC8 + レデューサー0.63x D203mm,合成f1318mm,合成F6.5 赤道儀:タカハシ P2赤道儀(+スペースボーイ赤緯体+OnStep-X) カメラ:ASI585MC フィルター:UV/IR 撮影方法:直焦点、N.I.N.A.経由 ゲイン:252 オフセット:15 ガイド:Nikon55-200mmズーム(90mm)+Ceres-C+UV/IR+PHD2でディザリングガイド 画像処理:Pixinsight,GraXpert,BXT,NXT,x1_Drizzle Bias_x100枚、Dark_x50枚、FLAT無し
1,M13 露出時間:各90s x 31枚(総露出時間=46min30sec) ガイド成功率=77%
2,M92 露出時間:各120s x 19枚(総露出時間=38min) ガイド成功率=63%
3,NGC6888(クレセント星雲) 露出時間:各90s x 36枚(総露出時間=54min) ガイド成功率=90% 「StarNet2+Image_Blend」併用
4,NGC7320(ステファンの五つ子) 露出時間:各90s x 12枚(総露出時間=18min) ガイド成功率=27%
5,NGC7331 露出時間:各90s x 34枚(総露出時間=51min) ガイド成功率=57%
※、NGC7331はなかなか見ごたえのある系外星雲です。是非露出時間をタップリ 掛けて撮影したい対象でした。
やまぎし [346] 07/23/(水) 18:41:31
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