| BKP300斜鏡拡大 |
|
|
BKP300の斜鏡を拡大改造しました。 事の発端は、昨年末に撮影したIC434(馬頭星雲)。 アルニタクからM42方向に向かって原因不明の光状が発生していました。 →2025.01.04投稿済み。 BKP300の光学部品をクリーニングを兼ねて全解体して調べたのですが、 スパイダーや主鏡回りには異常は見られませんでした。 気に成ったのは、斜鏡のメッキが一部欠けていること。 メッキ加工時のマスキングに依るものと思われます。 検証&対策案として考えられるのは、下記2通り。 1,斜鏡表面にマスクを掛ける。 2,再メッキを行う。 どちらも、少々ハードルが高いのですが、時を同じくして、短径88mm の斜鏡(笠井トレーディング製)をヤフオクで落札出来たので、斜鏡部一式 を新調しました。 なを、斜鏡の厚みもオリジナルより厚く成っているので、斜鏡がスパイダー と干渉しました。考えあぐんだ末、スパイダー部も同時に作り直しています。 新旧の斜鏡比較は以下の通りです。 ①旧品:オリジナル 短径70mm、板厚12.0mm ②新品:笠井製 短径88mm、板厚18.7mm また、オリジナルの斜鏡では、小さすぎてケラレが発生していると思われるので、 一石二鳥でした。
2月26日にようやくテスト撮影が出来、無事原因不明の光状は無く成りました。 斜鏡のこんなところで光状が発生するとは思いもよらなかったのですが、 よくよく考えればごもっともです。 →最近の斜鏡部は、セルを簡略化して、斜鏡裏面にセルを接着しているので、 爪による悪影響は無く成っているハズですが、肝心のメッキ面が欠けていたら 身も蓋も無いです。 なを、斜鏡部を新調するにあたっては、コバにも念入りに艶消し塗料を塗って 置きました。
斜鏡拡大版撮影データ 撮影対象:IC434(馬頭星雲) 撮影日:2025.02.26 鏡筒:スカイウォッチャー_ BKP-300+ビクセン_コレクターPH直焦点 D302mm,合成f1425mm,合成F4.72 赤道儀:三鷹GN-26s カメラ:EOS6D(IR&ミラーレス改造) フィルター:QBP 撮影方法:直焦点、BACKYARD_EOS経由 ISO:800 露出:各180sx23枚(総露出時間:69min) ガイド:オートガイド 画像処理:Pixinsight,Graxpert,BXT,NXT,GHS ※、NXT,BXTを新規導入して、PI処理プロセスを見なしていますが、1/4投稿済み 写真の方がカラフルでした。 この辺は、これからの課題です。
やまぎし [258] 03/19/(水) 20:35:54
|
|