やまぎしさん
1.PixInsightのImageSolverはオンラインスターカタログにつなげる方法が標準で、Windows11のアップデートで通信ポートを勝手に止められると困ります。 星図データサーバーが止まることもあるそうなのでWindows10PCからImageSolverをしたらこちらは正常にサーバーにつながっており、フランスのサーバーは問題ないです。 仕方ないので、GaiaDR3の星位置データをダウンロードしオフラインでImageSolverできるように設定変更しました。
ちなみにGaiaDR3/SPはSPCCの色測定だけに使う別物で、GaiaDR3が入っていないとオフラインImageSolverできないそうです。
3.NBRGBCombinationとPixelMathの使う段階 同じような機能ですが、使う段階がかなり違います。
◆NBRGBCombination→リニア段階で使います。 背景色合わせやストレッチする前にかけます。 背景ムラを少し整えるGradientcorrection、ノイズ除去DeePSNRなどの色合いが大きく変わらない軽い処理はNBRGBCombinationをかける前にできます。StarAliment SPCCやArcsingStretch、GHSのような背景色合わせ、線形性を損なう処理をしてからNBRGBCombinationをRGB-R合成すると色が大きく崩れます。 StarAlignment→NBRGBCombination合成した後は位置情報が消えてしまうので、ImageSolverしてからSPCCをかけます。
◆PixelMath→ノンリニア段階で使います。 それぞれの画像をSPCCやストレッチしHistogramTransformation(HT)で明るくしてから、StarAlignment→PixelMathします。 HTしたあとは、ImageSolverやSPCCで参照できる星の数が足りなくなるため使えなくなります。
①M51のQBPフィルタ画像にDB画像をNBRGBCombinationで赤ポチ入れました。 ② ①の画像にQBPフィルタ画像をPixelMath5:5で薄めました。①だと赤ポチが強すぎるため少しマイルドになりました。露出合計7時間です。
撮影データ 望遠鏡:BKP200+コマコレ(f=800mm,F4) カメラ:SV605CC-5℃、ゲイン130 QBPフィルター180秒×120枚(6時間)、DBフィルター180秒×20枚(1時間)
ほしの [250] 02/24/(月) 16:12:09
|