| 星像の大きさ |
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やまぎしさん
教えていただいた蒼月城さんの動画と丹羽さんのページを拝見しました。 検証方法を参考に私の望遠鏡の星像の大きさとセンサーの分解能を比べました。
①[鏡筒]BKP200+コマコレ 焦点距離800mm F4.0 [センサー]ASI533MCPRO ピクセルサイズ3.74μm 理論分解能の半分→1.34μm 3.74μm>1.34μm 2.8倍オーバーサンプリングとなります。 ところがBKP200の12/21 M33QBPの元画像のMedian FWHMを測定すると4.5ピクセルありました。(10コマ測定 最大4.68 最小4.05)
Drizzleの開発者によると「FWHMが3ピクセルより大きい場合は、drizzleのアップサンプリングでは解像度を回復することはできません」とのことです。
なおこの組み合わせで角分解能計算値 0.97秒/ピクセルです。 BKP200は星像が太いのか、大気の揺らぎで解像度が出ない日だったのか解像度があがらない状態でした。 関東の星像の揺れは2~3秒角で、BKP200は0.97秒/ピクセルなので4.5ピクセルに太ってしまったのは仕方ないかなと思います。 ということでBKP200+ASI533はdrizzlex1です。 BKP200の光軸をもっと追い込んで星像がシャープになるか、シーイングが良ければdrizzlex2が使えるようになるかもしれません。
②[鏡筒]FRA400(RDx0.7) 焦点距離280mm F3.9 [センサー]ASI533MCPRO ピクセルサイズ3.74μm この組み合わせで角分解能計算値 2.81秒/ピクセル 理論分解能の半分→1.31μm 3.74μm>1.31μm 2.9倍オーバーサンプリング Median FWHM2.19ピクセル (10コマ測定 最大2.26 最小2.11) ↑3ピクセルより小さいためdrizzleのアップサンプリングで解像度を回復できる FRA400+ASI533はdrizzlex2が効きそうです。
近年続々と発売されている高性能屈折とピクセルサイズの小さなセンサーの組み合わせでdrizzleのアップサンプリングを使うと解像度が高い画像が生成できそうです。 絶対的な情報量は口径が効くので面積をもつ対象は反射望遠鏡が有利です。分解能に関しては日本のシーイングで口径20cmでも影響を受けることが分かりました。 センサー感度が高いカメラと大口径でラッキーイメージングをする意味が分かってきました。GOTOドブソニアンは視野回転するし追尾が跳ね回るため、意図せずディザリングになるそうです。
ほしの [217] 12/22/(日) 18:33:43
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